表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽の金烏、星辰の覇道 ― アレクサンドロスと神武、女神が繋いだ東西の伝説 ―  作者: 如月妙美


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/15

最終章:終わりなき物語

 風が吹いている。  アレクサンドロスが馬を走らせたマケドニアの乾いた丘を、  神武が霧を切り拓いた熊野の深い谷を、  持統が都を見渡した飛鳥の野を、  そして今、この文章を読んでいる貴方の、その窓辺をなでる風だ。

 その風の囁きの中に、貴方は八咫烏の鳴き声を聞くことができるだろうか。 「恐れるな、進め。其方の物語は、今始まったばかりだ。世界の果ては、君の足下にある。見上げた空の向こう側に、君を待つ夜明けがある」

 物語は、バトンを渡すように、次の世代へと受け継がれていく。  次は、貴方の番だ。  貴方が紡ぐ、今日という一日のささやかな物語が、いつか誰かの八咫烏となり、誰かの絶望を照らす光となる。  東西の王たちが繋いだ黄金の糸を、今、貴方の手が握っている。その糸をどう編むかは、貴方の自由だ。

 太陽は、明日も必ず昇る。  世界は再び、黄金色の希望に染まり始める。  その光の中に、三本の足を持つ霊鳥の影が、悠然と舞っているのが見えるだろう。  それは、貴方を待っている。


(完)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ