前へ目次 次へ PR 49/311 あきのたの ほのうへをてらす いなづまの 題知らず よみびとしらず あきのたの ほのうへをてらす いなづまの 光のまにも 我やわするる (恋歌一548) 秋の田の上に輝き照らす稲妻の光のような、ほんの一瞬だけであっても、私はあなたのことを忘れることなどできないのです。 ※いなづま:「稲の夫」が語源とされている。雷と稲の交わりが、稲穂を結ばせると信じられていたようだ。 恐ろしい雷が鳴ろうと光ろうと落ちようと、私はあなたのことを忘れない、思い続ける、と言いたいらしい。