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つれもなき 人をこふとて 山びこの
題知らず
よみびとしらず
つれもなき 人をこふとて 山びこの こたへするまで なげきつるかな
(恋歌一 521)
私には何の興味も持たない人を恋してしまいました。
だから、山びこが返事をするかと思うほどに、嘆き続けているのです。
冗談のような誇張のような、歌である。
恋する相手にはシカとされ、嘆く(泣くのか、ため息をつくのか、いずれにせよ、山びこが応えるかどうかは疑問)。
この誇張の大きさのため、古今和歌集に採られたのかもしれない。
題知らず
よみびとしらず
つれもなき 人をこふとて 山びこの こたへするまで なげきつるかな
(恋歌一 521)
私には何の興味も持たない人を恋してしまいました。
だから、山びこが返事をするかと思うほどに、嘆き続けているのです。
冗談のような誇張のような、歌である。
恋する相手にはシカとされ、嘆く(泣くのか、ため息をつくのか、いずれにせよ、山びこが応えるかどうかは疑問)。
この誇張の大きさのため、古今和歌集に採られたのかもしれない。
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