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泡沫の魔術師  作者: NaMa86
序章 入学編
4/32

4.お出迎え

誰も待ってなかったと思いますが、お待たせしました。あと他2作への評価とブックマークありがとうございます。

 振り向いた先には結瑠と同じくらいの年の少女がいた。明るめの茶髪を上の方で縛って肩までのポニーテールにしている。どこかおっとりとした雰囲気を持つ少女は、学校指定であろう赤いジャージの胸元を押し上げているが一切気にした様子がない。

 結瑠は目線を外しながら少女に返す。


「おはようございます。僕も関係者だから大丈夫ですよ。ところであなたは?」

「おはよう。事故紹介が遅れてごめんね、私は高等部2年の風鈴 静(ふうりん しずか)。君も学生なのかな、見たことないけど。」

「先輩でしたか。高等部1年、淡田 結瑠です。よろしくお願いします、先輩。」


 そういって一礼する結瑠。顔を上げた結瑠は驚いた顔の静を見て首を傾げる。


「君が噂の編入生か~。学園初にしてセブンスのお気に入り。どんな子かと思ったけど、なんか・・・普通の子だね。」

「ああ、なるほど。ただ、その・・・お気に入りはやめてください。なんというかそんな感じではなかったので。」

「ふ~ん。あんだけ面倒見てやったのにそんな事言うんだ~。」


 突如聞こえた第三者の声、それもよく知っている声に心臓が痛いくらいに跳ね上がり背筋から冷や汗が出てくる結瑠。前にいる静は目を大きく開けてさっきよりも驚いた顔を結瑠の後ろに向けていた。


「まったく、最近の子は感謝の気持ちが足んないんじゃない?ねぇ、静?」

「新地先生?どうしたんですか?こんな早い時間に。」


 振り返れば見慣れた顔があった。新地 茉莉奈(しんち まりな)はこの学園の教師の1人だ。

 今年で27になるがぱっちりした目には勝気な光が浮かび、しっかりした目鼻立ちをしている。長い金髪をツインテールにして背中側に流している。堂々と立つ姿はまるでモデルの用であまり高くない身長をすこしだけ大きく見せていた。


「結瑠の案内を私がやってやろうかとね。ここメッッッチャ広いから、私が適任でしょ?」

「広いなら迷わないように歩きながら説明してくれませんかね?」

「まぁまぁ、いいじゃない。遠慮しないで。風鈴さん?この子のことはまだ内緒でね?」


 そういって結瑠の肩に手を置く新地。次の瞬間グラウンドからどこかの会議室のような場所に一瞬で視界が切り替わった。

風鈴先輩の容姿がイメージできなかったので止まってましたが、皆さんのイメージ力にお任せする形で切り抜けます。おっとり美人のお姉さんをイメージしていただければいいと思います。顔の説明難しいです。

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