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幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら  作者: すかいふぁーむ
疎遠だった幼馴染が怖い

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夏休み最終日

新エピソードスタート!

二巻発売記念でしばらく毎日更新!


「今日はオフだったんだな」

「うんー。昨日勝ってたら行く予定だったんだけどねえ」


 まなみの予定を最終日しか確保していなかったハンドボール部は、その前日の試合で惜敗したらしい。

 ちなみにまなみは前日も別の部活の助っ人で活躍していた。


「で、せっかくのオフがこれでいいのか?」

「良いの良いの! 宿題しかしてなかったけど夏休み明けてすぐ実力テストがあるの忘れてたんだもん」


 そう。

 うちの学校は二学期の開始早々に実力テストを実施する。

 成績に大きく影響する中間期末テストほどではないものの、重要なポイントの一つではあった。

 特に俺たちは受験のこともそろそろ頭をよぎるしな……。


「だからよろしくおねがいしますっ! 先生!」

「はいよ。と言っても一日しかないから……教科は絞って……数学の復習と英語の対策くらいかな?」


 実技と理科社会系の科目は実力テストには出ないし、国語は一日で効果を出しにくい。


「はーい」


 久しぶりに宿題の監視じゃない本来の家庭教師だ。

 気合を入れよう。


 ◇


「随分らしくなってきたんじゃない? 先生」


 いつものパターンになりつつある家庭教師後の晩御飯に呼ばれて食卓につくと愛沙がからかってくる。


「えへへー! 康にぃ先生向いてるよねえ。すっごいわかりやすい!」

「あら。一時はどうなるかと思ったけどこれでまなみも卒業できるかしら」

「そんなに心配されてたのっ⁉ 私⁉」

「ふふ」


 おばさんもまなみをからかうようにそんなことを言っていた。


「康貴、お茶いる?」

「ああ、ありがと」


 空いていたグラスに気付いた愛沙がお茶を注いでいる様子を眺めていたおばさんが唐突にこう言った。


「ふうん。ついに貴方達くっついたのね」

「はっ⁉」

「ちょっと愛沙っ⁉ こぼれるから⁉」


 おばさんの言葉に動揺した愛沙が思わずボトルを落としそうになったのを慌てて支えた。

 当然身体が妙に密着することになるんだが……。


「あらあら」

「お母さんが変なこと言うからでしょ!」

「あら、違うの?」

「それは……その……」

「ふふ」


 この辺りは本当にまなみの母親だなあと思わされるところだった。


「どっちと結婚してくれるかなぁと思ってたけどお姉ちゃんが勝ったかぁ。いやまなみが譲ったのかしら?」

「えー? 譲ったつもりはまだないけどね」


 そう言いながらまなみが腕を取ってくる。


「あら?」

「ちょっとまなみっ⁉」

「えへへー。まあお姉ちゃんが油断してたらもらうから、大丈夫! 高西家と藤野家はちゃんとくっつくよ!」

「それを聞いて安心したわぁ。愛沙だと照れて何もせずに自然消滅、みたいなことになっちゃうかと思ってたから」

「もーっ! 二人とも好き勝手……康貴っ! なんか言って!」

「この場にいるだけでもいたたまれないのに言えるか!」


 愛沙に睨まれ、まなみにくっつかれ、おばさんにからかわれる。

 愛沙と付き合っても、この光景はあんまり変わらないんだなと思うと思わず笑みが溢れる。


「それからちょっと康貴! なんでまなみにくっつかれて笑ってるの!」

「これは違うからなっ⁉」

「あ、康にぃその気になった?」

「あらあら」

「康貴っ!」


 いつものように愛沙に睨まれるが涙目なので怖さはない。

 相変わらずにぎやかな高西家。


 いや愛沙がこうやって声をあげるようになったことで更ににぎやかになったんだなと、現実から目を背けていた。


次話、新ヒロイン登場!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 連続投稿開始!って書いてて、更新無いとこんな情勢ですしもしや?と思ってしまいますね。
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