表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

太陽

作者: かみさん

昨日はどしゃ降りだった。

朝起きたら快晴。さぁ1日の始まりだ。


しがない歌手の俺は何とか所属事務所があるけど、次はないって言われている崖っぷち。

マネージャーから、就活準備を始めておけ、ときた。なんて物言いだ。

さぁ明るく暗い気分をぶっ飛ばそう。


俺はいつもの日課(正確には週に一回なので週課?)大きな公園の10時からの路上ライブを始める。ラジカセに簡易のアンプとマイクを用意して歌い出す。お客さんは木や虫や風たちばかり。

3曲歌い終えて、最後の曲です、と言いながら、新曲をおろす。

マネージャーから最後と言われている勝負曲を試すのだ。


新曲の音楽が流れ出すと、すぐに足を止めてもらえる人が増えてきた。また1人、2人と増えていく。

次第に何故かミニコンサートの様になる。

歌い終えると皆んなから拍手が。

こんな事今までなかったのに!

ありがとうと言い、ある程度、皆んなが散ってきたので、片付けを始めようとすると、小さい女の子が寄ってきてこう言うんだ

『最後の曲良かったんだけど、途中から来たから最初から聴きたいの』

初めてのアンコール。

応えるしか無いよね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ