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ぷちしんわ 十の巻

すみません!今日と明日、リアルのスケジュールが忙しくぷちしんわの投稿になるかもしれません。

ご容赦ください。

 初めに。

 これはハクたちの冒険の中で起こった短い閑話をまとめたものになります。時系列は基本的にバラバラで、本編とはまったく関係のないお話です。

 この手のお話があがるということは、作者が何らかの予定で小説をまともに執筆できなかった可能性があります。場合によってはかなり短いお話になっている可能性がありますが温かい目で見守っていただけると幸いです。


 キャラクター名の変更。

 基本的にキャラクター名の頭二文字を使用。わかりにくい場合は別途記載。









 「もしもアリエスがファミレス店員だったら」(登場人物・ハク、アリエス)


ハク「ったく、いきなり何なんだよ、赤紀のやつ………。ファミレスに行けば面白いことが起きるって言われても、そんな話信じられるわけが………」


アリ「いらっしゃいませー!何名様でしょうか?」


ハク「ぶっぅーっ!?な、な、なんで、アリエスがこんなところにっ!?」


アリ「どうかしましたか、お客様?」


ハク「………役に入り込んでるのか、それとも俺をただ単にからかってるだけなのか。ど、どっちにしてもこれは面倒なことになりそうだな………。うん、やっぱり帰ろ………」


アリ「一名様ご来店でーす!」


ハク「勝手に入店させるな!いや、もうしてるけども!」


アリ「もー、ハクにぃったら。いくら私がフリフリのメイド服着て可愛いからって照れちゃダメなんだぞ!」


ハク「え、えぇ………。あ、アリエスってこんなぶりっこキャラだったっけ………?というかそもそもファミレスなのにメイド服をチョイスしてるこの店の経営方針に物申したいんだが………。(いや、まあ可愛いけど)」


アリ「はーい。ではこちらがお席になりまーす」


ハク「聞いてないし………(とりあえず座る)」


アリ「こちらお冷になりまーす。ご注文がお決まりになりましたらそちらのボタンで及びつけください」


ハク「う、うん、わかった………。(お冷に手を伸ばす)って、冷たっ!?」


アリ「はい?どうかいたしましたか?」


ハク「いやいやいや!冷たすぎるだろ、このお冷!?というかよく見たら液面が凍ってるし!?霜おりてるし!?どういう冷やし方したこんなことになるんだよっ!?」


アリ「こちら当店自慢の氷魔術お冷になっております」


ハク「おい、店長!このウエートレス能力を悪用してるぞ!どうにかしてくれっ!」


アリ「マイナス二百七十三度での提供をモットーとしております」


ハク「それって絶対零度だよね!?というかお願いだから人の話を聞いて!」


アリ「はい、わかりました。ご注文は激辛冷凍担々麺ですね。かしこまりました!」


ハク「ごおわああああああっ!?なんでコミュニケーションが通じないんだああああっ!?」


アリ「ちなみにこの商品、あの有名な精霊女王完全監修となっておりますので、当店自慢の一品となっております」


ハク「ここ現実世界だよね、そうだよね!?どうしてあの陰険精霊女王が出てくるのかなっ!?というか勝手に注文決めるのやめてくれ!そんな物騒なもの食べたら本当に死んじゃうから!」


アリ「もう、ハクにぃったら。いくら私が可愛いからってそんなに照れなくてもいいのに」


ハク「そのくだり二回目だから!というか、どういう文脈を辿ったらそんな言葉が出てくるんだよおおおお!?」


アリ「と、いよいよ出来上がるみたいですね」


ハク「な、なに!?」


アリ「厨房をご覧ください。五百種類以上の唐辛子スパイスを調合し、最後は精霊女王自ら作り上げた激辛ソースを大量にふりかけています」


ハク「それはもうただの食材兵器なのでは!?」


アリ「そして極め付けはこの私が氷魔術でフリーズドライさせて完成です!」


ハク「乾燥させちゃってるぅ!?提供品なのに乾燥させちゃってるんですけど、この子!?」


アリ「というわけで、どうぞこちらが激辛冷凍デラックススーパー担々麺になります。お召し上がりください!」


ハク「………もう、名前が変わってることにすら突っ込む元気がないんだが。というか頼んでないから食わないぞ、これ」


アリ「はい?今、なんとおっしゃいました?」


ハク「いや、だからこんなの食べない………って、ひぃっ!」


アリ「ハクにぃ………。食べ物は粗末にしちゃだめなんだよ………。それにまさかこの私が作った料理が食べられないとかいうんじゃないよね?(満面の笑みで威圧をかます)」


ハク「そ、それは、その………」


アリ「食べるか、死ぬか。どっちか選んで」


ハク「どっちも死に直結するんですが!?」


アリ「早く」


ハク「う、うう、うわああああああああああっ!?」




 こうして俺は無事に喉と胃を壊しながら愛する妻の手料理を味わうことになったのだった。


誤字、脱字がありましたらお教えください!

次回の更新は明日の午後九時になります!

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