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ぷちしんわ 九の巻

すみません。昨日のスケジュールが鬼のように入っていたせいで本編を執筆する余裕がありませんでした。

ふちしんわの投稿になってしまいますがお許しください。

ではどうぞ!

 初めに。

 これはハクたちの冒険の中で起こった短い閑話をまとめたものになります。時系列は基本的にバラバラで、本編とはまったく関係のないお話です。

 この手のお話があがるということは、作者が何らかの予定で小説をまともに執筆できなかった可能性があります。場合によってはかなり短いお話になっている可能性がありますが温かい目で見守っていただけると幸いです。


 キャラクター名の変更。

 基本的にキャラクター名の頭二文字を使用。わかりにくい場合は別途記載。









 「キャラ付け」(登場人物・キラ、アリエス、ユノア)


キラ「キャラクターを変えたい」


アリ「はい?」


ユノ「あの、そ、その、いきなりどうしたの?」


キラ「気づいているだろうか?妾のキャラが薄いことに」


アリ「もう一回言うよ?………はい?キラのキャラが薄いなんてことこの世界の誰に聞いても否定すると思うんだけど」


ユノ「それは私も同感かな。キラは強くて綺麗で仲間思いで、決して薄くなんかないと思うよ」


キラ「違う、違うのだ。強くて綺麗で仲間思いで、なんて属性を持っている女はそこら中にいる。それに最近はまったく出番がない!そのせいで妾のキャラというか必要性が薄れてきているのだ!つまりこれは死活問題!妾というキャラクターが生き残るための真剣な悩みなのだ!」


アリ「ま、まあ、確かに私も最近は出番ないけど………。というかそういう話していいの?このぷちしんわって割と物語の世界観に溶け込んでた気がするけど………」


キラ「細かいことは気にするな、老けるぞ?」


アリ「は?」


ユノ(絶対わざと挑発してるよね、キラ………。ハクさんと結婚して、前よりも綺麗になって、挙げ句の果てに前回の章じゃ、ずっと主人公だったんだからヘイトが溜まってるのも当然なんだけど………)


キラ「というわけで、今日は妾のキャラを変えてみようと思う!ゆえに精霊女王という肩書きはなしだ!よろしく頼む」


ユノ「って言っても私たちはどう接したらいいのかな?いきなりキャラを変えるって言われてもどうすればいいか………」


キラ「む、そうだな。………まあ、とりあえず一人称と口調は変えた方がいいだろうな。まあ、つまり………」


ユノ「つまり?」


キラ「こんな感じかしら?(妙に高い声で)」


ユノ「………」


アリ「………」


キラ「あら、どうして何も反応してくれないのかしら?私の口調どこかへん?」


アリ「おえええええええええ!!!(嘔吐する真似)」


キラ「お、おいぃ!?じゃ、じゃなかった………ど、どうしてそんな眉間にシワを寄せて何かを吐き出す真似をしてるのかしら、アリエス?」


アリ「き、キモい………。気持ち悪すぎるよ、キラ………。筋肉ゴリゴリの運動選手がミニスカート履いて踊ってる並みに気持ち悪い………」


キラ「そ、そこまで!?じ、自分としてはなかなか決まっていたと思うのだが………」


アリ「あれ?キャラが元に戻ってるよ?そんな調子で大丈夫?」


キラ「ぐ、ぐぅ………。か、感情のこもってない目が痛い………。と、というかノリで言ってみただけなのだが………。い、いや、キャラが薄いと悩んでいるのは事実なんだが………」


アリ「え?まさかと思うけどやめるの?自分で言い出しておいてやめるの?精霊女王なんて呼ばれてるキラがまさか、ここでやめるの?あー、そっか。キャラを捨てちゃったから今のキラは精霊女王ですらないものね。そうだよねー」


ユノ(絶対に怒ってる。さっきキラが老けるぞって言ったこと根に持ってるよ、アリエス………。と、というかもうアリエスの背後から黒い煙が出てるんだけど………。こ、怖すぎて近寄れないよ!)


キラ「はあああん!?大口を叩くようになったな、アリエス!よーし、いいだろう、そこまで言うんだったら妾も最後までやってやるぞ。だがその代わり、アリエス。お前もキャラを変えろ。そこまで言うんだったらお前も当然やってくれるよな?」


アリ「はあ!?なんで私が………」


キラ「ほう?キャラのない妾をここまでバカにしておいて自分は逃げるなんて、あのマスターの妻がそんな惨めな姿を晒すと、そう言うのか?なんともまあ、情けない妻だなあ、おい」


アリ「はあああん!?いいよ、だったらその挑戦受けるよ!その代わり一週間はずっとそのキャラだからね!誰に何を言われてもそのキャラだけは崩さないこと。いい?」


キラ「望むところだ、絶対に負けん!」


ユノ「あ、あの二人とも一体何と戦ってるの………?」


 そしてその結果。

 二人は一週間ハクの思考を混乱させ続けた。

 そしてこっぴどく怒られたのは言うまでもない。


 ちなみに。

 ただ一つわかったことは、女性に「老ける」という話題は禁句だと言うことだ。


次回は本編に戻ります!

誤字、脱字がありましたらお教えください!

次回の更新は明日の午後九時になります!

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