ぷちしんわ 三の巻
今回は幸せな夫婦のお話です!
ではどうぞ!
初めに。
これはハクたちの冒険の中で起こった短い閑話をまとめたものになります。時系列は基本的にバラバラで、本編とはまったく関係のないお話です。
この手のお話があがるということは、作者が何らかの予定で小説をまともに執筆できなかった可能性があります。場合によってはかなり短いお話になっている可能性がありますが温かい目で見守っていただけると幸いです。
キャラクター名の変更。
基本的にキャラクター名の頭二文字を使用。わかりにくい場合は別途記載。
「パートナー」(登場人物・ハク、アリエス、リア、ユノア、レント)
ハク「な、なにぃぃぃ!?い、入れ替わったああああああぁぁ!?」
アリ「う、うん、そうみたい………」
ハク「ってことはなんだ!?今はアリエスがユノアで、ユノアがアリエスってことか!?」
レン「そうらしいな。まったく面倒な話だぜ」
ユノ「あはは………。え、えっと、朝起きたらいきなりアリエスの体に変わってたんですけど、これって戻れるんですよね………?」
リア「戻れんと思うのじゃ」
一同『はあ!?』
リア「昨日、私がアリエスとユノアが飲んでいたコーヒーにしれっと混ぜた『体入れ替えごちゃ混ぜ剤』の効果は二十四時間。その間はたとえ主様の事象の生成でも戻すことはできんようになっておるじゃ」
ハク「って、またお前かあああ!?一体お前はどれだけ人を困らせれば気がすむんだあああああああああああ!?」
リア「いふぁい!?いふぁいのじゃ!?ふぉふぉを引っ張らないでえええ!?」
ハク「いいから説明しろ!そのなんとかごちゃ混ぜ剤というやつを!」
リア「わ、私も誤算だったのじゃ………。神々の間で伝わっている最高級の砂糖を蔵の中から取り出したつもりが、まさかの体入れ替え剤だったのじゃよ………。ゆえに今はその薬を飲んだ者同士、体が入れ替わっておるわけじゃ」
アリ「ってことは、本当に私たち二十四時間経たないと元の体に戻れないの………?」
リア「そうなるのう………。まあ、たまには他人の体で生活してみるのも悪くない………ほぐわあああっ!?(頭殴られる)」
ハク「お前は一回地獄へ落ちろ!」
レン「リアが泡を吹いて倒れたところで話を戻すぞ。で、結局どうするんだ?このまま過ごすにしても、体と心が違ってる状態じゃ色々と不都合が出てくるぞ?」
ユノ「そうだよね………。わ、私貴族じゃないからそういう振る舞いの仕方とかわかんないし、アリエスの力だって満足に使えるか不安だよ………」
ハク「うーん………。ならとりあえず今日はこの状態のままで行こう。俺はアリエスの体のユノアと、レンとはユノアの体のアリエスと過ごしてくれ。何か問題があればその都度俺とレントがサポートする。多分色々と辛いかもしれないけど、今日一日は我慢してくれ」
レン「ちっ。やっぱりそうなるか。だがなっちまったもんは仕方がねえ。その線で行こう。おい、ハク。言っておくがユノアに手は出すなよ?お前ならやりかねないからな」
ハク「おいおいおい!ちょっと待てええぃ!何で人をどこかの変態王女様を見る目で見てるんだよ!?俺は何があってもアリエス一筋だ!」
レン「どうだか。パーティーメンバーをほぼ女性だけで固めていたお前の言葉なんて説得力皆無だ。こうでも言っておかないと落ち着こうにも落ち着けない」
ハク「それを言うんだったらお前もアリエスに変なことするなよ!アリエスは俺の奥さんなんだから!」
レン「お前、俺を舐めてんのか?俺の心はユノアにしか向かねえよ。そもそもお前が俺に指図できるとでも………」
ア・ユ『はいはい、そろそろ行くよ。というか恥ずかしいからやめて、そういう話』
ハク「お、おい、待てよ!アリエス………じゃなかった、ユノア!ひ、引っ張るなって!」
ユノ「ハクさん、確か今日は冒険者ギルドでお仕事でしたよね?私もご一緒しますので早く行きましょう?」
レン「イテテテ!おい、ユノア………じゃなくてアリエス!無理矢理連れて行こうとするな!服が破ける!」
アリ「レントはギルドの依頼が詰まってるんだよね?私も手伝うから早く行くよ」
ハ・レ『ええぃ!お前の嫁はどうなってるんだ!これじゃまるで鬼嫁………』
ア・ユ『ああぁぁん?何か言った?(威圧)』
ハ・レ『な、なにも言ってません………(怯える)』
リア「ど、どうして、私は、いつまで経っても放置なのじゃ………。………ぐほっ(倒れる)」
次回はルルンとサシリにスポットを当てます!
誤字、脱字がありましたらお教えください!
次回の更新は明日の午後九時になります!




