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ぷちしんわ 一の巻

すみません。

今回から数日間このようなお話を上げることになるかと思います。理由は簡単で、作者自身のスケジュールがとてつもなく忙しいのです。とてもではないですが5000字のメインストーリーを書いている余裕がないのです。来週になりましたら余裕も出てくるのですが、いかんせん今週は超ハードルケジュールです。

よって1000文字ちょっとくらいのお話になってしまいますが、温かい目で見守っていただけると幸いです。

 初めに。

 これはハクたちの冒険の中で起こった短い閑話をまとめたものになります。時系列は基本的にバラバラで、本編とはまったく関係のないお話です。

 この手のお話があがるということは、作者が何らかの予定で小説をまともに執筆できなかった可能性があります。場合によってはかなり短いお話になっている可能性がありますが温かい目で見守っていただけると幸いです。


 キャラクター名の変更。

 基本的にキャラクター名の頭二文字を使用。わかりにくい場合は別途記載。







 「悩み事」(登場人物・ハク、アリエス、エリア、ギル)


ハク「………」


ギル「………お、おい。ハクのやつ珍しく何か考え込んでるぞ?大丈夫か?」


アリ「そ、そうですね………。いつもならあんな姿見せないはずなのに………」


エリ「何いってるんですか、二人とも。ハクさんだって人並みに何かを考えることだってありますよ。仮に女性に対して容赦無く剣を引き抜く神様だったとしてもです!」


ギル「な、なんかものすごく力入ってますね、エリア様………」


エリ「当然です!魔武道祭とはいえ、こんなか弱い乙女の私に剣を振るったんですよ!?あの痛みは今でも忘れていませんよ!」


アリ「か弱い、ね………。ハクにぃの攻撃を受けても平気な顔で立ってられるエリア姉がか弱い………。色々とツッコミどころがありすぎて何から口にしていいのやら………」


ギル「それ以上は言わない方がいいぞ、アリエスの嬢ちゃん。エリア様はあれでかまって欲しいタイプなんだ。大方ハクに自分の求婚を断られたことを根に持ってるんだろうよ」


エリ「二人とも、何か言いましたか?」


ア・ギ「「何も言ってません!」」


エリ「よろしい。………ですが確かに少々気になりますね。ハク様は基本的に私たちが考えもしないことを思いつきますが、あのようにじっと思考を巡らせているような姿は見たことがありません」


アリ「じゃあ逆にエリア姉はハクにぃが何を考えてると思ってるの?」


エリ「そうですね………。私への告白の言葉を考えているとか?」


ア・ギ「「ないない」」


エリ「それでは、私を今晩どのように襲おうか考えているとか?」


ア・ギ「「それもない」」


エリ「むう………。二人とも我が儘ですね………」


ギル「い、いや、これはどう考えてもエリア様がハクに願望を押し付けているようにしか聞こえないんですが………」


アリ「………あ!ハクにぃがこっちにやってくるよ!」


エリ「それならば思い切って聞いてみましょう。早い話、単刀直入に聞いてしまえばいいのです!ハク様、先ほどから何か考えていたようですが、その内容をお聞きしてもよろしいですか?」


ハク「うん?なんだ、藪から棒に。別に大したことじゃないぞ?」


アリ「いいから教えてよ、ハクにぃ!私たちすごくに気なってたの!」


ハク「別にそんな面白いことでもないんだがなあ………。まあ、なんだ。少し元の世界のことを考えていただけだよ。くだらない昔話さ」


ギル「昔話?」


ハク「ああ。俺には妹がいるんだが、その妹が怒った時があるんだ。あの時はこの俺でも本当に死ぬかと思った………」


エリ「そ、それは本当なのですか………?あのハク様が恐怖する方とは一体………」


ハク「………それはだな」


ア・ギ・エ「ゴクリ…………」


ハク「まず最初は午前五時に叩き起こされるところからスタート。そしてそこから二時間かけて妹に監視されながら自主勉強をする。一度でも集中を切らすと即座に頭上からフライパンが飛んできて星が飛ぶ上に、朝食のおかずが一品減ってしまうという地獄。しかもそれが学校から帰ってきた後にも同じようなサイクルで行われるからたまったものじゃない。他にも色々あるんだが、妹が怒るとその生活が一週間以上続くから怖くて夜も眠れなかったよ………」


ア・ギ・エ「「「予想してたよりもスケールが小さくて安心しました!!!」」」


次回はかなりネタに走ります!

誤字、脱字がありましたらお教えください!

次回の更新は明日の午後九時になります!

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