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「あ、あれは木。
風で揺れてるだけで、悪魔じゃない。
大丈夫、すぐ戻ってくるって言ってたもんね。
お、置いてきぼりなんてことは・・・」
イヴンが崖の下に戻ってから、赤髪の少女はその場に縮こまり、風で揺れる木々にビクビクしていた。
しかも、こんな状況下のため、嫌な考えばかりが浮かんでは消えてゆく。
もし、悪魔の方が勝ってしまったらどうしよう。
もし、置いてきぼりになっていたらどうしよう。
「そういえば、戦ってるはずなのに音がしない」
まさか本当に置いていかれたんじゃ!?
サッと青ざめた少女は、イヴンの存在を確かめるべく、ダダッと走って崖の縁に手をつき、下を覗いた。
「うそ!!」
本当にいない!!
崖の下は、黄土色の大地を灰色の砂が覆っており、そこには誰一人立っていなかった。
置いていかれた・・・
赤髪の少女は、衝撃の事実に頭の中が真っ白になり、崖の縁にへたり込んだまま動けなくなってしまった。
その時だ、後ろから声をかけられたのは。
「どうしました!?
そんなところで危ないですよ!」
「きゃあ!きゃあ!きゃあぁぁ!!」
短時間に二回も絶叫されれば、誰でも傷つくと思う。
イヴンは、ひどく落ち込んでいた。
なんたって今は声をかけただけで叫ばれたのだから。
せっかく、早く悪魔を片付けてきたのに。
「ごめんなさい。
いきなり声をかけられたから、驚いちゃって」
赤髪の少女は、イヴンが帰ってきてくれたことに安堵したのか、謝りながらも顔の緊張が解れているように見える。
「いえ、私の配慮がいたらなかったです。
驚かせてすみません。
立てますか?」
イヴンは内心かなりへこんでいたが、それを隠してへたり込んでいる彼女に手を差し出した。
いつまでもここにいるわけにはいかない。
「ありがとうございま・・・え、立て・・・立てない!」
差し出された手を掴んで、必死に立とうとした彼女だったのだが、どうも足に力が入らないらしい。
「私が足にかけた魔法によって、負担がかかってしまったのでしょう。
鍛えられていないあなたの足には、強力な魔法でしたから。
不快かもしれませんが、私が抱えて運んでもよろしいですか?
安全な街までお送りします」
不快って、ガーディアンのくせにへりくだりすぎだろう。
口調もさっきからバカ丁寧だし。
彼女はそう思いながら、イヴンに運んで貰うようお願いした。
「じゃあ、お願いします」
「失礼しますね」
イヴンは、ニコッと笑ってからへたりこんでいる彼女をお姫さまだっこし、出来るだけゆっくりした速度で出てきた村まで引き返そうと走り出した。
そして、ふと思い至る。
「傭兵の方達の他に連れの方がいらっしゃるようでしたら、その方の所までお連れします。
一応、この先にある村に向かおうと思ってはいるのですが」
連れがいるのならば、早く会わせてあげたほうがいいだろう。
そうすれば彼女も安心するだろうし、何よりその連れが心配して待っているはずだ。
「あの、一人だけ連れがいるんです。
でも、そいつもその村にいるから大丈夫です」
彼女はそう言うと、首にぶら下げてある金色の笛をぎゅっと握り締めた。
「その笛・・・」
イヴンは、少女の握り締めた笛から妙な気配を感じた。
呪いがかかっている。
そこで、唐突にあることを思い出した。
巷で噂になっている話しなのだが、この辺りに呪いを解くことのできる薬草があるというのだ。
彼女がこんな危険な所にいたのも、その薬草を探しに来たのではないだろうか?
だとしたら、彼女は無駄死にするところだった。
その情報はデマだと師匠から聞いている。
「お嬢さん、お聞きしたいことが・・・」
「あ、私の名前『アシェリー』っていいます。
『アシェリー=クレイス』」
そういえば名前を聞いていなかった。
「『アシェリー』さん。
可愛らしいお名前で」
にこっと微笑みかけると、彼女は恥ずかしいのか少し縮こまった。
「それでアシェリーさんは、なぜ傭兵とこんなところへ?
悪魔のテリトリーに傭兵数人と入り込むなんて、危険極まりないですよ」
軍隊でやっと撃退できる程の悪魔の多さを、傭兵数人で対処しようなんて到底無理な話だ。
イヴンから注意を受けた彼女は、さらに縮こまった。
「あの、私、呪いを解くことのできる薬草がこの辺りに生えてるって聞いて、それがどうしても必要で。
傭兵がいればテリトリー内でも平気かと・・・」
実は、村で待っている連れにも、傭兵数人だけでは危ないと止められていた。
今の状況を知られたら、相手はなんと言うだろう。
『だから言ったじゃないですか。バカ。考えなし』
絶対にこう言う。
想像するだけで、逆に腹が立ってきた。
「ムカツク~・・・!」
「あ、すみません。気分を害しましたね」
まさか、彼女に真正面から『ムカツク』だなんて言われると思わなかった。
自分の言い方が悪かったのだと、イヴンは無駄に反省する。
そんなイヴンの反応にアシェリーは焦った。
「違います!すみません!!
あなたに言ったんじゃないんです!!」
「そう、なんですか?
でも、次のことを聞いたら、やはり気分を害してしまうかもしれません」
「なんですか?」
「その情報・・・デマです」
「ぇえ?
えぇぇぇぇ!?」
よく叫ぶ少女だ。
そんなこんなで、二人は村に舞い戻ってきた。
戻ってきた村は、しんと静まり返り、宿にのみ明かりが灯っている。
そして、入り口に立っていた犬もいなくなっていた。
「家に戻ったのかな」
「誰がですか?」
キョロキョロと辺りを見渡すイヴンに、彼女が不思議そうに尋ねてきた。
「ここにいた犬の子なんですけど・・・」
「犬!?こげ茶の大型!?」
「ぅえ!?
は、はい、こげ茶だったと・・・思いま・・・ぐるしぃ!!」
いきなり口を挟んできたかと思いきや、少女はおもいっきりイヴンの胸倉を掴んで、ガクガクと振ってきた。
苦しい上にクラクラする。
華奢な腕のどこからこんな力が!
「危ないで・・・す!わっ!」
「った!いたーい!!」
腕の上で暴れれば、そりゃ落ちる。
イヴンは、慌てて彼女を引き起こそうと、右腕を差し出した。
「すみません!大丈夫ですか?」
「ワン!!」
ワン?
右側から、威嚇している犬の声がした。
低い唸り声まで聞こえてくる。
そっちの方に顔を向けた時だった・・・
「わ!痛い!痛いです!!
なんか、ごめんなさい!」
右腕を犬に思いっきり噛まれ、とにかく謝ってみた。
いなくなっていた犬が出てきたかと思ったら、いきなり自分に噛みつくなんて驚きだ。
しかし、噛まれている自分はコピーであり、痛みはあるが、本体には何の支障もない。
ちょっと心が傷ついたくらいか・・・。
「ソイル、バカ!
その人に噛み付いちゃだめだってば!!
コピー体だから、触られても魔本に入らないのよ!!
てゆーか、その前にガーディアン様だから!」
地面にへたり込んでいたアシェリーが、慌てて犬の胴体をつかんで、イヴンから引き離そうと必死になっている。
どうやら飼い主?らしい。
犬はずっと彼女の帰りを待っていたのか。
だが、犬はアシェリーの手を振り切り、今度は吠えて彼女の顎に頭突きをかました。
「ワン!ワンワン!!」
「っいた!
ちょっと、何!?
舌噛んだじゃない!バカ!!」
赤くなった顎をさすりながら、彼女は犬の頭を殴り、ここから奇妙な二人の会話が始まった。
「ワン!」
「え?傭兵は・・・死んじゃった」
「ワンワン!!」
「だって、大丈夫だと思ったの!!
うるさいなぁ!」
バシッ!(犬パンチ)
「あー!服に足跡ついたじゃない!!
お気に入りの服なのに!」
プイ。
「そっぽ向いてんじゃないわよ!
バカソイル!!」
犬と少女の討論は終わりそうもない。
イヴンは、この二人の様子を見ていて、犬と少女にかかっている呪いが、繋がっていることに気が付いた。
二人の間だけ会話が成立しているように見えるのは、この呪いのせいか。
そして、それと同時にコピーイヴンは、本体の存在が近くなっているのを感じ取った。
「アシェリーさん。
私の本体が来ますので、くれぐれも素肌や髪に触れないようにしてください」
「え?あ、はい!」
その数秒後、コピーは消え、宿の屋根の上からイヴン自らがこちらに移動してきた。
コピーの言動・行動は、本体に反映され、経験、記憶、これまでのやり取りはそのまま引き継がれる。
イヴンは、アシェリーに触れないよう、失礼のない程度に距離をあけて二人に声をかけた。
「犬の君。『ソイル』君かな?
本来は人間だよね?
アシェリーさんと君には、同種の呪いがかかってる」
この言葉を聞いた途端、アシェリーと犬が同時に振り返った。
「イヴン様は、この呪いがなんだかわかるんですか!?
解けますか!?」
「『なんだかわかりますか』とは、どういうことです?」
自らがかかっているのに、どういった呪いなのか理解していないのだろうか?
イヴンが首をかしげると、アシェリーは表情を暗くしてしまった。
「私たち、呪いをかけられた記憶がないんです・・・。
ある日突然ってかんじで」
「記憶がない?」
本来呪いは、呪術者に直接かけられるか、呪いのかかった物質に触ると呪われる仕組みになっている。
そして、呪いがかかる時には必ず魔法陣が発動し、目で見て呪いがかかったことがわかるはずなのだが、覚えがないというのはどういうことなのだろう。
「う~ん」
異例の事実に、何度も頭をひねって考えるイヴン。
で、首を捻ってもわかるわけもなく、正直に謝った。
「すみません。
私は呪術が専門ではないので、書物だけの知識では解く方法がわかりません。
お力になれず、残念です」
「そう、なんですか・・・。
ガーディアン様でも・・・」
「ク~ン」
アシェリーと犬は共に肩を落とし、黙りこんでしまった。
呪術は専門的な知識がないとまったく理解できない代物のため、ガーディアンでも魔法学校で選択授業を受けなければ基礎知識しか習わない。
さて、どうしたものか。
「とりあえず今日は、もうお休みになった方がいいでしょう。
この村にはご自宅がおありで?」
イヴンが声をかけると、犬の方が反応し、放心している彼女のスカートを引っ張った。
「え?あ、いえ。
宿をとらなきゃいけないです」
はぁ・・・とため息をつき、心ここにあらず。
「まだとっていないのですか?」
ここは小さな村なため、おそらくイヴンたちと同じ宿になると思うのだが、この時間はすでに満室だろう。
「薬草の噂を聞いて、すぐに飛び出しちゃったので・・・
って、あーー!!」
「どうしました!?」
「荷物も悪魔の大群に飲み込まれて、手元に何も残ってない!!」
これを聞いた犬は、ペタリと座り込んでしまった。
何の荷物もない二人は、また落ち込んでしまい、犬が彼女に責めるような視線をおくる。
「ワゥ」
「どうするって言われたって・・・。
どうしよう」
この二人は、どう会話が成立しているのだろう。
とりあえず、イヴンは二人に救いの手を差し伸べることにした。
女の子に野宿をさせるなんてもっての他だ。
「国の方で宿が手配できるかどうか、お願いしてみます。
ですから、落ち込まないで」
「え!?国に!?」
自分が魔法で家を出現させてあげてもいいが、旅のことを考えると、極力魔力使用は避けたいため、一度ゼノンに相談してみるのがいいだろう。
あの人なら、きっとどうにかして対応してくれるはずだ。
「一度、宿へ行きましょう。
姫様の護衛官殿に事情をお話しますので」
そういうと、イヴンは宿のほうへ歩き出し、その後ろを「本当にいいのか?」といった顔のアシェリー&犬がついて行った。
「・・・はぁ。
仕方がないですね。
ビルマ、すぐに私の部屋に移れ」
宿に戻り、ゼノンの部屋に訪れると、彼はビルマと旅の打ち合わせをしていた。
イヴンは、夜中に出歩いていたことを注意されたが、部屋を貸してもらえることに安堵する。
だが、一人嘆く者が。
「えぇー!
この宿、部屋がめちゃ狭いじゃないですか!
一部屋に二人なんてムリムリ!」
ビルマがブンブンと首を振って、非難の目をアシェリーと犬に向ける。
「す、すみません」
完全に縮こまってしまったアシェリー。
そんな彼女に対して、ゼノンが穏やかな笑顔を向けた。
「いいのですよ。
ビルマ、早く荷造りをしろ。
私も手伝ってやるから」
「うぃーっす・・・」
ブスくれた部下を部屋から押し出し、二人は荷を移すためにその場を離れた。
そして、イヴン達から離れた頃、背中を押されたままのビルマがゼノンに問いかける。
「いいんすか?」
「あぁ。
無視して、立場が悪くなるケースも考えられる」
「ふーん。そんなもんすか」
「そんなものだ」
ゼノンとビルマの意味深な会話を知る由もなく、アシェリーと犬は借りた部屋に入り、ベットと床でにらみ合っていた。
「ぜっったいに、この椅子からこっち側に来ちゃだめだからね!」
アシェリーがベッドの上から、部屋の中央に置かれた椅子を指差して、床に座している犬をけん制する。
それに対して、犬はつまらなそうに寝る体勢に入った。
「ワゥ」
「くだらないとか言うな!
何かしたらパパに言うからね!!」
「クァ〜」
「興味なさげにあくびしてんじゃないわよ!
本当にウザイわね!バーカ!!」
それから犬は、相当に疲れていたのか、すぐに寝てしまった。
「・・・。
何にもかけないと寒いじゃん」
アシェリーは、犬に一枚布団をかけてから自身もベッドで眠りについた。
イヴンが少女と犬をかくまった翌日、床で一人の青年が目を覚ました。
「った。
やっぱり床は固い」
青年は、自身のこげ茶の髪をくしゃっと掴んで、カーテンの隙間から漏れる朝日に目を細める。
そして、ふと膝にかかっている布団に気が付いた。
自分でかけた覚えがない布団。
思い当たるのは、今ベッドで気持ちよさそうに寝ている赤髪の少女。
自分の寝ている間にかけてくれたのだろう。
「自分が椅子で境界線引いたくせに」
そうつぶやいてから青年は、境界線役割をしていた椅子を通り越して、布団を彼女にかけなおした。
スヤスヤ眠る横顔に視線を落として、ホッと息をはく。
「少し出かけてきますよ。おじょーさま」
聞こえてやいないが、一応声をかけてから部屋を出ようとした・・・のだが、一歩足を進めた途端にズボンを掴まれて顔面から床にダイブした。
ゴスッッ!
目を覚ましていないはずの少女が、無意識にズボンを掴んだらしい。
まだスヤスヤと眠っている。
「〜っこの、ド畜生アシェリーが」
青年は、グググっと起き上がって、よろめきながら部屋を後にした。
その頃のイヴンは、すっかり身支度を済ませて朝食の時間をのんびり待っていた。
特にやることもないので、ベットを自分できれいにしたり部屋中を見渡して、宿屋の仕事をこなしていく。
そして、洗面所の備品を(使ってもいないのに)無駄に整えながら、イヴンは昨夜の少女と犬を思い返した。
「二人とも、これからどうするんだろう」
旅資金も荷物もないとなれば、一度家に帰るだろう。
だが、傭兵も雇えない彼らは、二人でシールドの張られていない道を歩くことになる。
悪魔に遭遇したら、生きて帰れないかもしれない。
「どうしよう・・・」
どうしようもない。お前に関係ないだろう。
イヴンがそわそわしていると、部屋の扉がノックされた。
「はい。
あ、ゼノンさん。
おはようございます。
昨夜はありがとうございました」
扉を開けてみると、ゼノンが立っていた。
昨晩、いきなり部屋を空けてもらったことに礼を言う。
「おはようございます。
その部屋を貸した方が一名、シャリオン殿にお目通り願いたいということでしたので、お連れいたしました。
今、お時間よろしいでしょうか?」
そう言って、ゼノンが脇に避けると、正面にはこげ茶髪の青年が一人立っていて、イヴンと目が合うと深く頭を下げてきた。
「イヴン=シャリオン様、昨晩は大変お世話になりました。
私は、アシェリーお嬢様の召使をさせていただいている、ソイル=オスマンと申します。
ほんの数分でかまいません。お話をする時間をいただけないでしょうか」
ソイルと名乗ったこげ茶髪の青年。
確か、アシェリーと一緒にいた犬の名前だ。
イヴンは快く部屋に青年を通した。
「こちらの椅子にどうぞ。
コーヒーでも淹れましょうか」
「いえ、あの」
ゼノンには付き添いを頼まず、イヴンは彼に椅子を勧めながら、返事も聞かずにコーヒーを淹れ始めた。
そして、興味本位で質問していく。
「昨日はよく眠れましたか?
あ、ソイルくんは、おいくつですか?
『くん』、じゃないですかね。
ソイル『さん』かな?
私より年上とか・・・
え?」
コーヒーを淹れ終え、イヴンが後ろを振り向くと、椅子に座っているはずの青年がなんと床で土下座していた。
イヴンはすぐさま、持っていたコーヒーカップをテーブルに置き、彼の肩を掴んだ。
「な、何をしているんですか!?
顔を上げてください」
「申し訳ございませんでした」
「?」
昨夜出会ったばかりの人に土下座されるなんて、さっぱりわけがわからない。
イヴンは、床に膝をついて彼に問いかけた。
「どうして、ソイルさんが謝るんですか。
私はべつに謝られるようなことは、されていません」
・・・は?
土下座の格好のまま、ソイルは内心首を傾げた。
この人物は、昨夜自分が噛み付いたことを綺麗さっぱり忘れているのか?
しかも、どうして平民なんかに敬語を使うのだ。
「私は昨晩、イヴン=シャリオン様の腕に噛み付き、吠えるという乱暴を働きました。
このご無礼をお許しいただこうとは、全く思っておりません。
どんな罰もお受け致します。
ただ、あの行動は私が独自で行ったことですので、どうかお嬢様には・・・クレイス家の方々には罰をお与えなさいませんよう、お願い申し上げます。
クレイス家の方々にだけはどうか」
『あぁ、そうか』とイヴンは得心がいった。
普通、ガーディアンに危害を加えたら死刑決定なのだ。
彼は、昨晩からずっとこのことを気にしていたんだろうか。
彼女を巻き込んでしまうのではないかという心配を。
「アシェリーさんは、あなたのようなよい召使とご一緒でうらやましい。
昨晩は、このことを考えてよく眠れなかったでしょう?」
「え?は・・・いえ。
私までお部屋に入れていただき、よく睡眠をとることができました。
最期を迎える者への、シャリオン様のご慈悲に甘えさせていただいた次第です」




