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第20話:理由

 大祐はフラフラとした足取りながらも何とか本部に帰り着く。

 「只今戻りました」

 (・・・・・・疲れた。あの人は苦手かもしれない)

 「あら、お帰りなさい」

 迎えてくれたのは、眼鏡をかけてパソコンと向き合う皐月だった。

 「あれ?めずらしいですね」

 「ああ、何か目の調子が良くなくて」

 大祐は、キョロキョロと室内を見渡す。

 「沙紀さんは?」

 「さっきまで訓練室にいたけど、課長のドクターストップがかかって今は仮眠室」

 「どうかしたんですか!!」

 「力の使い過ぎでオーバーヒートって感じかしら。何か思いつめた感じがするから気をつけて見てたんだけど」

 「そうですか。なら報告は止めておいたほうがいいですね」

 「そうね。私ももう少し調べたいし。田丸の調査もまだ終わってないみたい。だから、そっちが終了してから一斉に報告しましょう」

 「はい」

 結局、その日沙紀さんは課長に連れられて病院へ行った後、帰宅。

 軽い過労との診断が出た為、2・3日休養を取ることになった。

 過労で倒れる程までの訓練を自分に課すことなんてことは、今まで無かったらしい。いつもなら、きちんとプログラムを立てて訓練をしていたそうだ。

 どこか焦っているように見える沙紀さんを見て皆心配していたけど、その理由を沙紀さんが話すことは無かった。

 課長もとても心配していたが、何も話してくれないんだと少し淋しそうな表情を浮かべていた。

 沙紀さんを焦らせているものは一体何なんだろう。



プチスランプ中です。

ちょっと忙しいのもあり、更新ペースが亀になるやも。

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