人魚観察
今回は今までと少し違う方法で書きました
親友と一緒に書いたものです
楽しんでください
異国の海を旅してたとき
幼き人魚を見つけたわ
彼女の瞳は深海の蒼
髪は朝日を思わす金色
そしてその尾は真昼の月を思わす白銀だったわ
何日か少女を観察しました、あの時もそう、
あの日はとても強い嵐の夜でした、
一隻の船が不安定に揺れていたのです
瞬間見えた人影、落ちたのは青年でした。
助けたのは、波で遊んでいた人魚の少女でした
それからの少女は可愛かったわ
毎日青年を送った浜辺に行ってたの
たぶんまた会いたかったのね
おそらくあの娘の初めての欲求だったのかもしれないわ
だからどうにかして逢う方法を探してたのでしょうね。
はたから見ていてもよくわかるあの娘の心の迷い
おそらく本能ではすべてを捨ててでも会いに行きたいのでしょう
ですが理性という鎖がそれを許さない
何せ人魚と人間、相容れない存在なのですから
何時間も岩の上で悩んでいたあの娘の背中は、小さかった。
突然あの娘は思い詰めた顔で海に潜ったわ
胸騒ぎがしたの、でも何もできない事も理解ってたわ
それからしばらくあの娘は海面にでなかったわ
何時間後かに現れた彼女は、小さな小瓶を持ってたわ
彼女がビンを傾けるのをただ見つめていました
その中にある液体を飲んだそのとき、
彼女は苦しみ出しました
もがく彼女を見て気づきました
人間に。。。 なっていたことを。。。
岸に上がり気を失った彼女を助けようとしたの
誰かが近づく気配がしてやめたわ
それはあの時の、彼女が焦がれた青年
彼女を見つけた青年は、やさしくその身体を抱き上げ何処かへ連れて行ったの
それから二度と彼女たちは現れなかったわ
数日後私たちはその場から旅たちました
でも違う海で航海をしていた時に風の噂で聞いたの
彼女が泡となって消えてしまったと
その時私たち解ったの、あの人魚が成長したことを
少女から女性へと変貌したと
だから彼女のためにラムを飲んだわ
彼女の冥府を祈るためと、
小さき少女が大人の女性にと成長したことに
そして声高々に祝いましょう、
私たちの声を一つにして
《おめでとう!!》と、
如何でしたでしょうか?
入れ替わる視点は私と彼女が書いたパートを交互に入れた結果
こうなりました
文字を間違えてたり表現がおかしかったら教えてください。
感想お待ちしております。