Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 3 11
人生で最大の皮肉といえば、自分にとって世界で一番面白い物語を創れるのが他でもない自分だったってことがそうかもしれない。まあ私の場合は個人の満足感という誰にも迷惑をかけない世界の話で済んでるけど、それでも上位互換がいないのは困るよ。人に任せられることがないんだから。
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本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり
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アシュリーは「ふぅん」と短く鼻を鳴らし、ひとまず納得の意を示す。乾いた音で割り箸を折り、ささくれをすり合わせると、親指に挟んだまま丼に軽く頭を下げた。
まずはスープをひと口。
(~~!!)
舌に触れた瞬間、思考を麻痺させるような暴力的な塩味と、脳に直接届くような化学的な旨味が爆発した。だが、それ
は奥行きのない、ただ味蕾の表面を殴りつけるだけの衝撃。複雑さも、後を引く余韻もない。まるで、完璧な数式が弾
き出した「美味しいスープ」の答えそのものを、味覚というより痛覚で味わっているかのようだ。
続けて麺をすする。小麦のふくよかな香りは一切感じられず、代わりにシリコンチューブのような、やけに滑らかな喉ごしが神経をざらつかせる。
噛みしめても穀物らしい芳香は立ち上らず、ただ均質で、命を感じさせない塊が、無為にほどけて消えていく。「食べられる粘土」という言葉が、ふと脳裏をよぎった。
そして最後に、すべてを飲み込んだ舌の上に、蜂蜜の甘さだけがフィルムのように張り付いて、しつこく居残り続ける。
アシュリーは喉の奥に湧き上がる、かゆみにも似た不協和感を苦笑でごまかし、隣で様子をうかがうおせちに身を寄せて囁く。
「……ヤバいな、これ。食い物の『不気味の谷』だよ。ラーメンのカタチは完璧だけど、
中身はまったくの別モンだぞ。……ある意味、あのクソ強フューチャーゴリラより手ごわいかもな」
その身もふたもない言いように、おせちは黙ってレンゲを取った。、おせちは無言でレンゲを取り、琥珀色というよりも不自然な透明感のスープをすくう。口元へ運んで小さく眉をひそめ、静かに、だが確信を込めて頷いた。
「……うん。やっぱり、おじいちゃんのお店の方が、ずっと美味しいよ」
その一言は、アシュリーにとって決定的な“判決”となった。彼女は、自分が注文した大盛りの丼に視線を落とす。先ほど
までの好奇心は消え失せ、今やそれは、ただ踏破すべき苦行の山にしか見えなくなっていた。
湯気の向こうに映るのは、ラベルの向きまで揃えられた調味料の瓶たちと、一分の隙もないステンレスの調理台。
生活の匂いも、年季の重みも一切排除された空間には、やはり、異様なまでの「偽物の感じ」がただよっている。
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面白くなくてもしてくださいね・・・




