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カルテット・マジコ  作者: piku2dgod


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92/132

Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 3 07

また分け方を失敗したので今日は2本

https://ncode.syosetu.com/n5404ko/91


https://x.com/piku2dgod


本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24843658

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25490740

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26572256

放課後の教室は、夕暮れの茜色にゆるやかに染まりつつあった。

窓から差し込む柔らかな光が、床に長い影を落とし、天井の照明の残像もどこか遠くに押しやられたように感じられる。

ほとんどの生徒は帰り支度を終え、教卓を片付ける日直の背中と、窓辺に立つおせちの横顔だけが、夕焼けの余韻に浮かんでいる。


そのとき、廊下を駆けてきた足音が、教室の扉の前で不意に止まる。

息を切らせ、顔を赤らめながら、シノが勢いよくドアを開けて飛び込んできた。

肩は小刻みに揺れ、握りしめた拳はわずかに震え、その瞳には、言葉よりも強い切実な訴えが宿っていた。


「おせちちゃん……お願い、聞いてほしいことがあるの」


いきなりの呼びかけに、おせちはゆっくりと振り返る。

「どうしたの、シノちゃん。そんなに慌てて――」


教室の西側の壁に、茜色の斜陽が2人の影をほのかに重ねていく。


「……前に、おじいちゃんがこっちでラーメン屋やってるって話、したよね?

最近、そのお店が、ひどい嫌がらせを受けるようになって……」


声を絞り出すシノの肩は、緊張と不安でわずかに震えていた。

おせちは少しだけ首を傾げ、問い返す。


「嫌がらせ?」


「そうなんよ……」

シノは苦しげに唇を噛みしめる。


「どんなふうに?」


「はす向かいに、最近新しいお店が建って……」

言いかけたシノを、おせちは、眉をハの字にしたまなざしで見つめる。


「それは……偶然なんじゃないかな?」


まずは最も無難な可能性を探り、順序立てて考えようとする。

その言葉に、シノはもどかしそうに首を横に振った。


窓の外では、カラスの群れがゆったりと旋回し、だんだんと紫がかる夕闇が教室の奥へと忍び寄っていた。


「でも、それがどっちも札幌ラーメンなの! おじいちゃんのお店の1番の売りなのに……」


「うーん……それもまだ、正当な競争の範囲だと思う……よ?」

おせちは、決して冷たくならぬ声で、事実をひとつひとつ丁寧に受け止めていく。

そのまっすぐなまなざしに、シノは一瞬だけ口ごもる――が、すぐに思い直したように、強い意志を込めて言葉を重ねた。


「向こうは……値段が、安すぎるの!それに、私、見たんだ。夜中に、向こうのお店の人が、おじいちゃんの店の前に何かを撒いてるのを……

直接的に嫌がらせされてるのを、この目で見たの!」


もしこのお話が面白いと思ったらぜひ身近な方にも教えてあげてくださいね

SNSなんかでもどんどん宣伝してくださいね!

面白くなくてもしてくださいね・・・

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