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カルテット・マジコ  作者: piku2dgod


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Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 2 19

https://x.com/piku2dgod


本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24843658

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25490740

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26572256


だが、そのすべてが、無意味だった。


スヌープキャットの飛翔は、物理法則の支配下にない。それは回避ではない。攻撃が放たれたその瞬間、彼女は、すでに

その軌道の未来に存在しないのだ。

光が鏡面を跳ね返るように、思考が次元を跳躍するように、因果律それ自体を置き去りにした絶対的な存在。

白いオーラの残光だけが、彼女が「かつてそこにいた」という事実を、まるで過去の幻のように証明する。直角に、鋭角

に、三次元の理を嘲笑うかのように、彼女はただ、在るべき場所へと、静かに「転移」していた。


「馬鹿な……なぜだ!?なぜ当たらん!未来予測も、確率論も、私の築き上げたすべての計算が、あの光の前では意味をな

さないというのか……!?」


天を埋め尽くしたはずの終末の弾幕は、しかし、ただの1度も、その中心にある1点の光に触れることはなかった。無数

の死が、まるで美しい光の舞いを彩るためだけの、壮大な舞台装置と化している。それは、あまりに絶対的で、あまりに理不尽な、神と人とを隔てる力の差。

その絶望的なまでの光景を、檻の中から見つめる者たちがいた。


「はちるのオーラ……しゅごぉい……!」

檻の土格子を握りしめ、ミーティスが、その光景に魂を奪われたように、感嘆の声を漏らす。


「じゃが、あれは……」

一方でオールラウンダーは、信じがたいものを見るように目を細める。

「人の姿になっておらんか?」


その言葉に、イムノが檻を掴みながら、まるで長年の謎が解けた大発見のように、ひとり納得して力説する。

「……そうか!そういうことか!獣人がゴリラのエキスを過剰摂取したことで、種の限界を超えた突然変異……アセンション

が引き起こされたんだ!」


その珍妙な理屈に、ホットショットは心底呆れたように吐き捨てた。

「そうかな……そうかも。……まあ、どうでもいいか。とにかく、やっちまえ!」


スヌープキャットにとって、その飛翔の軌跡そのものが、敵の心を砕くための無言の反撃だった。彼女はあえて速度を緩めず、無

数の光線が死の格子を描くその中心を、すべての結果を見越した上で、毅然として突き進む。

降り注ぐミサイルが描く劫火の華。その爆炎を、彼女は古い衣を脱ぎ捨てるように突き抜け、その純白の闘気は、モミの木を想わせる刺々しいシルエットを

描き続ける。その肌には、ただの1片の煤さえ付着することはなかった。


あまりに絶対的な、そして非論理的な力の差。クロムメタルの類人猿は、初めて「絶望」という感情にその精神を完全に

支配された。いぶし銀な色合いをした、合金製の顎が、軋みを上げ、砕けんばかりに噛み締められる。


もしこのお話が面白いと思ったらぜひ身近な方にも教えてあげてくださいね

SNSなんかでもどんどん宣伝してくださいね!

面白くなくてもしてくださいね・・・

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