Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 2 10
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本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり
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「おせちぃっ!?こんのぉっ……!」
無残な姿と化した相方を前に、スヌープキャットが絶叫した。しかし、彼女の爪はエイペックスの金属の胴体を掠めるだけ。機械仕掛けの肉体は、あらゆる攻撃を舞踏の一幕であるかのようにいなしていく。その圧倒的な“隔たり”に、決定打は一切生まれなかった。
「はっはっは!」
その間にも、分離した頭部は空中の1点に陣取り続け、紅蓮の眼に再び汚染の光を凝縮させ始めた。
「くそっ……!」
学生服をまとう金色のゴリラと化したイムノは体を無理に起こし、不器用なナックルウォークでその場を必死に逃れようとする。
しかしその巨体を、黄色の光線が、執拗に追尾しながらなぞった。
「うあああああああっ!!」
『創生の光』がイムノの体表を焼き、弾き飛ばし、その精神ごと、歪な獣の鋳型に固定しようとする。
エイペックスの高らかな説教が、廃墟と化した街に不快なほど響き渡った。
「もういい加減、君を『完成』させてやろう、カルテット・マジコの司令塔よ!あと10秒……その光を浴びれば、君も劣等な肉体の
軛から解放され、我々のような高次の存在へと至るのだ!そこに何の不満がある!」
イムノの抵抗が、まさに尽きかけたその時――
1条の白い閃光が、空気を裂いて飛来する。
ミーティスが、思考を置き去りにするほどの速度で戦場に突入し、
宙を滑る動作のまま片腕を伸ばしてイムノの体を強引に引き剥がしたのだ。
コンマ1秒後、イムノがいた空間を薙ぎ払った改変光が地面に直撃する。
しかし、その破壊光線は、視覚的な演出のみにとどまり、物理的な破壊は一切もたらさなかった。
ミーティスは衝撃波を立てて走り、瓦礫の山へと、膝を折りながらドリフトすると、イムノを慎重に地面へ降ろす。
荒い息を整えつつ、遠くに立つ機械の獣を鋭く睨みつけた。その可憐な敵意を受けて、エイペックスはゆっくりと、乾いた金属音を響かせ侮蔑的に笑う。
「おかえりミーティス。友人とのおしゃべりは楽しかったかね?
だが、それも無駄な足掻きだ。君の力の源であるその札は、もう在庫がほとんど残っていないということを私は知っているぞ――」
宙に浮かぶエイペックスの頭部は、まるで戯曲の観客のように、空の結界を悠然と仰ぐ。
レンズを静かに切り替えれば視界は一変し、あらゆるものが紫色の霊力の濃淡だけで描き出されるようになる。
ドームを構成する無数の呪札が、燃え尽きる寸前の蝋燭のように弱々しく明滅しているのが、はっきりと見えた。
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