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カルテット・マジコ  作者: piku2dgod


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Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 2 05

https://x.com/piku2dgod


本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24843658

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25490740

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26572256

やがて、その緩慢な墜落の最中に、世界の時間が止まったかのような一瞬が訪れる。結界の向こうから、濁った斜陽が差

し込み、エイペックス・レジェンドの全身を頭からじっくりと照らし出していく。


それは、テクノオーガニックの装甲に置換された肉体を持つ、完全なるサイボーグ――銀色のゴリラだった。鏡面仕上げのクロ

ーム外装に複雑な分割線が走り、体内のサーボが重々しい唸りを響かせる。つぼみ状の背部スラスターが途切れとぎれに閃光を散らし、

顔があるべき場所では、表情筋を模した無数の金属片が悪夢のようなモザイクを成す。


絞り羽のある眼窩で、紅蓮の光学センサーが冷徹な殺意に燃え続けるなか、

金属の顔面を構成する無数のピースが、つぎつぎと連動し、軋みを響かせながら変形していく。その巨体は、両腕でスヌープキャットの肩をがっしりと鷲掴みにし、動きを封じたまま、至近距離から彼女の顔をじっと見上げていた。それは、まるで「睨みつける」という動作を、機械が精密に再現しているかのごときプロセスだった。


その冷たい殺意を前に、スヌープキャットは果敢に吠える。

「ウチは獣人だけど、別に今の世界でも困ってないよ!みんな優しいもん!」


彼女の毅然とした声に、エイペックス・レジェンドの表情がさらに険しく歪む。


「優しいだと?まさにそのっっ、馴れ合いこそが問題なのだ!

本来この2040年代はサルとヒト、この両者の、種の存亡を懸けた闘争によって、歴史が正しい方向へと収束すべき

分岐点!貴様のような『超人』というイレギュラーさえ生まれなければな!」


鉄の歯牙を覗かせながら、エイペックス・レジェンドは知的な絶叫を上げた。

「――だがこれは好機でもある!この実験場に、我が時間軸の『サルがヒトを制した栄光の歴史』を移植し、超人という変数がどの

ような結果をもたらすか観測させてもらう。お前たちの世界は、全マルチバースを類人猿(エイプ)の支配下に置くための、礎となる

のだぁ!」


「あなたの言ってること、全然意味わかんない!」

スヌープキャットは猛然と吠え、その拘束を力任せに引きちぎる。空中で体勢をひねると、そのまま落下エネルギーを回転へと変換し、渾身の拳を振り抜いた。


「――同じ星の仲間なら仲良くするのが筋でしょ!」


肉球を宿した拳が、金属の頬を重い衝撃とともに打ち砕く。火花と金属片が飛び散り、ゴリラの体躯がわずかに傾ぐ。

だが、エイペックス・レジェンドは怯むことなく応じた。

「……それが弱さだと気づかぬか!」


背部スラスターが最大出力で噴射され、エイペックス・レジェンドは瞬時に体勢を立て直す。

そのままスヌープキャットを突き飛ばし、鋼鉄の裏拳を風のような速さで繰り出した――彼女の胴を撃ち抜くかのごとく。


もしこのお話が面白いと思ったらぜひ身近な方にも教えてあげてくださいね

SNSなんかでもどんどん宣伝してくださいね!

面白くなくてもしてくださいね・・・

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