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Issue#02 I UNDERTALE CHAPTER 5 41

連鎖ボイスが舐達麻だった時のぷよぷよ

「オートマ 大麻 成長 開花 ロードラン ナイター 年少 裁判・・・」


「……ごめん!マクロブランク、急で悪いんだけど」

そこに、切羽詰まった声と共に、複数の足音が雪崩れ込んできた。ゲートの異常など意に介する余裕もなく、イムノが叫ぶ。


「勝つには勝ったんだけど、敵のフェロモンでワームが全部暴走しちゃったんだ。このままじゃこの空洞もテラリアの本

土も、海さえ危ない。いますぐ別のチャンネルを開いて――!」


だが、マクロブランクは呆然とした顔で4人を振り返るだけだった。

その視線に導かれ、少女たちもまたゲートの鏡面――その向こうに広がる深淵に目を向け、言葉を失った。


そこに広がっていたのは、神の肉体そのものだった。無数の恒星が知性を持って脈打ち、星雲が臓器のように生々しく蠢く。彼女たちは直感した。

この、名状しがたい存在こそが、目の前の小さな怪物の「本体」なのだと。


そのあまりに神話的で、途方もない存在感を前に、4人はしばし立ち尽くす。地底で繰り広げた死闘の記憶さえ、この

場景の前では、まるで些細な子供の遊びのように色褪せていく。宇宙的な戦慄が、彼女たちの全身を貫いていた。


「これは……うぅん。悪いけど、今はこっちも大事な場面なんでちゅ」

マクロブランクは、どこか気まずげに、はぐらかすような口調で答える。


「ねぇ?何これ!?君は何をしようとしてるんだい?」

イムノが、めずらしく取り乱した声を上げる。


「……えっと……わちきは、還るんでちゅ。あれが、わちきの本来の体でちゅから」

バツが悪そうに、マクロブランクは呟いた。


その言葉が、引き金だった。イムノの脳裏で、これまで散らばっていた点と点が、最悪のかたちで結ばれる。

「……あっ」


そして彼女は、震える声で、姉妹たちにだけ聞こえるように囁いた。

「彼、最初に話した時言ってた。自分のことを『宇宙で最後の意識存在』だって……。だったらマクロブランク……“巨大な、空白”って名前も

本名じゃなくて、曖昧になった記憶の中から咄嗟に出てきた言葉なのかもしれない……」


「……おい、まさか」


ホットショットが息を呑む。イムノは、目の前の宇宙を見据えたまま、戦慄の仮説を完成させた。


「――自分が生まれた宇宙を、全部食べちゃったんだ。……だから、最後のひとり。だから、空白……」


瞬間、テラリアキングの脅威も、ワームの暴走も――カルテット・マジコと地下の帝国を巡る一切の冒険は、いよいよもって取るに足らない些事へと貶められた。

宇宙そのものを捕食する存在が、今、完全体への再帰を宣言したのだ。


鏡面の向こうで、生ける銀河が応えるように脈動した。光り輝く樹状突起が、時空の膜を音もなく突き破る。物理法則

さえねじ曲げ、何万光年もの虚無を瞬時に踏み越えて、その神の指先が、ゆっくりと、だが絶対的な速度でこの世界へ

と伸びてくる。


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