Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 3 24
ヴィンガがオフポジでふらふらしてるヴィニにパス出してしかもそれを戻らず無視した
ハイライト普通に絶望感高いけど
マドリディスタはあれでえんか?
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本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり
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(さな コスチュームデザイン検討画 ほとんど決定版なのでおそらくこのまま人力で清書)
空になった丼を前に、男は、ふっと夢から醒めたように深く息をついた。
その目にはもう、怒りの影はない。あるのは、遠い日を懐かしむような郷愁と、1杯の幸福感だけだった。
「あの……おじさん」
後片付けを装いながら、おせちがそっと切り出す。
「もしよかったら、あの『穴もたず』のスタッフや他のお客さんについて、何か覚えてることがあれば教えてほしいんですけど」
「……う~ん」
男は天井を仰ぎ、記憶の底を手繰るように語り始める。
「店主なら……そうだな。話せるよ。あの人は無口で、職人肌って感じの男だったな。ラーメンを出す時以外、ほとんど喋らなかった。……ああ、でも、いっぺんだけ、
ぽつりと身の上話をしてくれたことがあったな」
男の眼差しが、ふと遠くなる。
「俺が『この味は懐かしい。まるで故郷に帰ったみたいだ』って言った時だ。そしたら奴さん、珍しく顔をほころばせて、自分の故郷も
北海道の山奥なんだと教えてくれた。雪解け水の匂いや、ヒグマが闊歩する森の静けさ、産卵のために川を遡上するシャケの力強さ…
……。ノスタルジーっていうかな、本当に、幸せそうに思い出に浸ってるみたいだった」
そこで、男は「けどな」と声を止めた。
「こっちを向いたとき、あの人、なんでかな、ハッとした顔をしたんだよ。
俺が着てた、この古い猟友会のワッペンに気付いたからだったように見えた。俺の目にはな。
ほんのちょっとだけだったが、まるで『しまった』とでも言うような、そんな顔をしたように見えたんだ」
少女たちの間に、緊張が走る。
おせちは、点在していた手がかりがさらに結びつきを強くしていくのを感じていた。
人間にとっては不味い、獣のためのラーメン。猟師であるハヤカワ家への執拗な嫌がらせ。
そして、同じく元猟師であるこの男の前で、思わず「故郷」の話をしてしまい、我に返る店主。
「……その山の名前、覚えていますか?」
おせちの低い問いに、男は何でもないようにその地名を告げた……。
そして男は、空になった丼を愛おしそうに撫でながら、深々と頭を下げる。
「本当に、すまなかった。そして……ありがとう。もう2度と食えないと思っていたんだ」
その声は、長年胸に引っかかっていた棘がすっと抜けたように、どこまでも晴れやかだった。
(……待てよこのおっさん、冷静に考えたら、なんでたかが1、2週間に食ったばっかのラーメンを、何10年も前から知ってる味みたいに語ってんだ?)
アシュリーだけは、「いい話」になりかける空気の片隅で、醒めた目つきのまま場を見つめていた。
「ううん、こちらこそ、本当にご迷惑おかけしました」
おせちは心からの謝意を込めて、もう一度深く頭を下げる。顔を上げると、ふっと悪戯めいた笑みを浮かべた。
「そうだ。おじいちゃんのお店の方、今度、裏メニューではちみつラーメンを出すように言っときますね。おじさんの『専用』って
ことで」
思いがけない提案に、男は一瞬きょとんとし、やがて破顔した。
「それから、ザンギも置くよう頼んでみるよ。北海道の味が、ここに根付けばいいな。それがきっと、お店の繁盛にもつながるはずだから」
おせちの言葉に、男は何度も頷き、ついには涙ぐんだ瞳でおせちの手をとった。
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