表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カルテット・マジコ  作者: piku2dgod


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

107/133

Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 3 21

神村学園勝者のメンタリティすぎる


https://x.com/piku2dgod


本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24843658

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25490740

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26572256

「な、なんだお前ら!?強盗か!?」


「問答無用!君の悪巧みも、ここまでだからね!」

ガンブレードを突きつけて、イムノが鋭く叫ぶ。


「吐けよ、クマ野郎!なんでシノのじいさんの店に嫌がらせしたんだ!」

燃え盛るホットショットはホットショットが拳を鳴らし、威圧の1歩を踏み出す。


「クマ!?嫌がらせ!?何の話だ!?やめてくれ、金ならやる!だから命だけは!」

男は完全にパニックに陥り、震える手で机の財布をまさぐり出した。だが、そのあまりの慌てぶりに、財布

は手から滑り落ち、中身は無残にも床にぶちまけられた。


転がる小銭、それに遅れて1枚の写真がひらりと舞い落ちる。

ミーティスが、それを素早く拾い上げてみせた。


「……これって」


雪山を背に、ライフルを担いで誇らしげな笑みを浮かべる2人の猟師の姿。

1人は今、まさに彼女たちの目の前で命乞いをしているこの男。そして、もう1人――


「……シノちゃの、おじいちゃん?」


その呟きに、場の空気が凍りつく。

少女たちの脳裏で、今まで積み上げてきた「証拠」のピースが、音を立てて崩れていく。


「ハヤカワさん?知ってんのか!?」

その、妙な反応を察した男が、反射的に声を上げ、そのまま堰を切ったように語り始めた。

「彼は、俺の師匠で……20年来の、親友なんだ。北海道で、ずっと一緒に熊を追ってた……」


男は、すべてを語った。ハヤカワと同じく、度重なる規制と嫌がらせに耐えかねて猟師を引退し、この街に越してきたこと。偶然、故郷の味が

濃縮されたかのような――あのはちみつラーメンを見つけて、心の底からの感動を覚えたこと。

その店が消え、途方に暮れたあげく、旧友の店を訪ねたこと。

けれども、そのラーメンは、彼の渇望する「何か」を満たしてはくれなかったこと――


「バイク? ああ、軽トラの前に停まってたから、どかしただけだよ。

……俺にもちょっとばかり“能力”ってのがあってな、いや、あんたらほどじゃないが。それにしたって腰はやっちまったさ」


「……木彫りの熊?北海道の人間なら誰だって持ってるもんだろ!それにあの頃の仕事は今でもずっと誇りだし」


「……鮭とば?あれは腹が減ってたからだ!仕事帰りの、最高のおやつなんだよ!」


ひとつひとつの“証拠”が、拍子抜けするほど普通の生活の断片へと還元されていく。

そのたびに、少女たちの思い込みも霧のように薄れていくのだった。


やがて、すべてを吐き終えた男の前に残ったのは、呆然と立ち尽くす4人の少女だけだった。


――つまり彼は、はちみつラーメンをこよなく愛する、ごく普通の”おじさん”だったのだ。



もしこのお話が面白いと思ったらぜひ身近な方にも教えてあげてくださいね

SNSなんかでもどんどん宣伝してくださいね!

面白くなくてもしてくださいね・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ