Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 3 21
神村学園勝者のメンタリティすぎる
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「な、なんだお前ら!?強盗か!?」
「問答無用!君の悪巧みも、ここまでだからね!」
ガンブレードを突きつけて、イムノが鋭く叫ぶ。
「吐けよ、クマ野郎!なんでシノのじいさんの店に嫌がらせしたんだ!」
燃え盛るホットショットはホットショットが拳を鳴らし、威圧の1歩を踏み出す。
「クマ!?嫌がらせ!?何の話だ!?やめてくれ、金ならやる!だから命だけは!」
男は完全にパニックに陥り、震える手で机の財布をまさぐり出した。だが、そのあまりの慌てぶりに、財布
は手から滑り落ち、中身は無残にも床にぶちまけられた。
転がる小銭、それに遅れて1枚の写真がひらりと舞い落ちる。
ミーティスが、それを素早く拾い上げてみせた。
「……これって」
雪山を背に、ライフルを担いで誇らしげな笑みを浮かべる2人の猟師の姿。
1人は今、まさに彼女たちの目の前で命乞いをしているこの男。そして、もう1人――
「……シノちゃの、おじいちゃん?」
その呟きに、場の空気が凍りつく。
少女たちの脳裏で、今まで積み上げてきた「証拠」のピースが、音を立てて崩れていく。
「ハヤカワさん?知ってんのか!?」
その、妙な反応を察した男が、反射的に声を上げ、そのまま堰を切ったように語り始めた。
「彼は、俺の師匠で……20年来の、親友なんだ。北海道で、ずっと一緒に熊を追ってた……」
男は、すべてを語った。ハヤカワと同じく、度重なる規制と嫌がらせに耐えかねて猟師を引退し、この街に越してきたこと。偶然、故郷の味が
濃縮されたかのような――あのはちみつラーメンを見つけて、心の底からの感動を覚えたこと。
その店が消え、途方に暮れたあげく、旧友の店を訪ねたこと。
けれども、そのラーメンは、彼の渇望する「何か」を満たしてはくれなかったこと――
「バイク? ああ、軽トラの前に停まってたから、どかしただけだよ。
……俺にもちょっとばかり“能力”ってのがあってな、いや、あんたらほどじゃないが。それにしたって腰はやっちまったさ」
「……木彫りの熊?北海道の人間なら誰だって持ってるもんだろ!それにあの頃の仕事は今でもずっと誇りだし」
「……鮭とば?あれは腹が減ってたからだ!仕事帰りの、最高のおやつなんだよ!」
ひとつひとつの“証拠”が、拍子抜けするほど普通の生活の断片へと還元されていく。
そのたびに、少女たちの思い込みも霧のように薄れていくのだった。
やがて、すべてを吐き終えた男の前に残ったのは、呆然と立ち尽くす4人の少女だけだった。
――つまり彼は、はちみつラーメンをこよなく愛する、ごく普通の”おじさん”だったのだ。
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