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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
1章 2回目の始まり
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92話 幸せの形

アルフォード・フォン・ギルバート子爵とアンネローゼ・フォン・イシタリカ侯爵が結婚する。今はまだ婚約であるが、すぐに結婚となる。アンネローゼが22歳のうちに結婚を望んだからである。


そして、アンネローゼと弟のローゼンと母、ヒルメリアがハイヒューマンとなっていた。

ギルバート家の一員となる場合は、全員をハイヒューマンにするという話になっていたのだ。

以後家族となる。カインの妻、ルビー・オレゴン一族、ケリーの相手のサイダー(一人)も同じである。

クリスの結婚相手は王族である。もうハイヒューマンとなっている。




アルとアンネとローゼンは、侯爵位について話をしていた。アンネは弟に侯爵位を渡してアルに嫁ぐと言っている。だがそれを弟のローゼンが反対をしているのだ。要は侯爵はそのままで自分は元の伯爵を名乗り、元の領地で貴族として生きていきたいと言っているのであった。アンネは弟の為に頑張って来た。武勲を立て領地も新しく貰い弟の為に増やしたのだ。


ローゼンにしてみれば、苦労を一人で追っていたアンネローゼを無位のまま嫁がせることをしたくない。それに領地を持って嫁いでもらいたいと思っている。幸い姉が武勲を立て、貰った領地がある、姉の手で取った領地だ。姉が持っていけばいいと思いがある。

アルは双方の考えが理解できる。姉が弟を思い。弟は姉を思いやっている。

アルは弟の考えを指示したが、領地と侯爵位はいずれイシタリカに返す約束をする。


アンネには子供が出来るまではこのままで行こうと説得する。アンネローゼは子供というキーワードで陥落した。


そしてアルたちは身内だけの結婚式を行なった。何故身内だけかというと、これが問題となったからだ。

アルの結婚について貴族達から問い合わせが殺到した。出席したいとお願いしてくるのだ。断るがしつこい。困ったジークたちはアルと相談した結果、誰も呼ばずに家臣の一部と身内だけで行なうとした。


身内と家臣の一部と言っても今のギルバート家は強大だ。そこそこの数にはなった。寂しい結婚式ではなかった。華やかな楽しい結婚式であった。


結婚がアルは本宅は、新領地の領都にした。別宅として、島と盆地にも別宅を建てた。


王都には何も建てなかった。情報局の仕事はあるが、ドラゴンを使い通いとした。泊まる場合は、ギルバート邸が有るので問題はなかった。


だがそれを納得しない者達がいた。陛下が納得していなかった。ギルバート家が王都に寄り付かなくなっている事を危惧しているのだ。

ジークとレビンは軍務の事がある為に頻繁に王都へ通っている。だがアルは情報局から報告を持ってこさせて仕事をこなしている。ワイバーンを使い仕事をしているのであった。

今迄は支障は出ていない事であまり文句は言えない。


陛下は何とかしたいと悩む。そして定期会議を開催する事にした。一月に一度城に集まり報告を行なう。今までは随時となっていた事をそれを定期としたのだ。

まぁ、随時だろうと定期だろうとアルにはあまり関係なかった。ドラゴンで飛べばすぐに着くのだ。問題ない。


アルは島、王都、領都とローテーションで行き来している。アンネもかなり忙しい。自領とイシタリカ領の運営をアンネローゼが行っている。最近はローゼンとも一緒に行なうが、仕事の半分以上はまだアンネローゼが行っている。


そうして一年が過ぎる頃には他の者達(兄弟姉妹)も結婚した。


ジーク、イメルダ祖父母夫妻

レビン、メイヤ-夫妻

クリス・セフィーナ、ソフィーナ夫妻

カイン・ルビー夫妻

マリー、ベントレイ夫妻

ケリー、サイダー夫妻

アル、アンネローゼ夫妻

サリー、レイモンド(夫妻予定)である。


この8組で食事会が良く行われている。その内の数回はその両親や知人たちも交えて楽しい一時を過ごしている。


ジーク「アル、島はどうだ。」

アル「順調です、獣人達もだいぶ慣れてきましたよ、交易に来る人たちと楽しそうに話をしています。」

クリス「へー、あの角人達も話しているのか、クリス兄、もうみんななれてますよ。まぁ素朴ではありますが。」

カイン「俺もたまにダンジョンに行きけど、最近はあまり会わないな。」

アル「獣人達がダンジョンに行く理由が無くなってきているんでしょうね。もう生活に困らずに食べて行けますから。」

カイン「そうなんだ。」

レビン「それより今日はお祝いだ。乾杯しよう。」


そう今日はギルバート家にとって祝に場であった。マリーの妊娠とセフィーナの妊娠の祝であった。


「「「「「「「かんぱーいい」」」」」」」


少しだけ、恨めしい顔をしている者がいるがいずれは笑顔になるだろう。



そして妊娠に触発された。妻たち数人は、クリス、カイン、アルが毎夜襲われる事件が起きていた。その事件は、事件として取り上げられることはなかったが、確かに起きた事であった。翌年その証拠が生まれたからである。



そして5年の月日が経ち、大家族がさらに大家族となっていた。







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