91話 結婚
ロング帝国
皇帝「でかした。宰相。」
宰相「何とかなりました。まさかイシタリカ侯爵とギルバートが恋仲とは思いませんでした。」
皇帝「まぁ、何でもよい。ギルバートとの関係強化できればいい。これからhアイシタリカにも気を使わんとな、なんといってもアルフォードの妻になったのだからなアハハハハハ。」
宰相「左様です。」
リーフ王国
王「まさか、イシタリカとアルがな。」
宰相「アルがアンネに気を使ったのでしょう、アンネに恥をかかせないようにと、ですがアンネを気に入っていたからでしょう。」
王「そうだろうな。アンネを気に入っていたんだろうな、そうでなければイシタリカを助けまい。」
宰相「私もそう思います。アルフォードに何か祝を出しませんといけないでしょう。」
王「イシタリカ侯爵にアルは子爵か少々釣り合わんな。」
宰相「いいえ、アンネローゼは結婚する事で侯爵を弟に譲る考えのようです。」
王「弟、まだ未成年だろう。たしかまだ12,3だろう。」
宰相「確か13です。ですが13であればもうアルフォードは大活躍しておりました。それにハイヒューマンになるでしょうし、問題ないかと思います。」
王「おっ、そうか。」
その頃、城の別の場所で
クリス「・・・・・・・とまぁこんな感じであるん結婚が決まったんだ。」
第一「まぁ、素敵です事。フフフ。」
第2「クリス様、それでアルフォード様とアンネローゼ様は今どこにいらっしゃるのですか。」
クリス「今は、イシタリカに居ますよイシタリカの弟に伝えに行っています。イシタリカの母上はギルバート家に居ますから。」
第一王女の後ろにいる騎士「・・・・・・・・」
王女がチラリ。
第一「ルビー、何か言いたいことでもあるのかしら。」
騎士「・・・・あ・・あのクリストフ様、かかかか・・・・」
第一「はぁーーーーっ。クリス様、ルビーの代わりにお伝えいたします。カイン様は、決まったお人はいるのでしょうか。」
クリス「いいやいないよ、それにカインはルビー殿の事が気になっているみたいだよ。」
騎士「ええええええええええ」
第一「まぁ。」
第二「へぇーーー。」
それからは速かった。カインを呼び出し。ルビーと合わせる。そしてくっつけた。カインとルビーは何度も模擬戦を行なった仲だ。知らない者同士ではない。カインの母と祖母はこうなる事を予感をしていたようだ。
クリスは第一王女と第二王女の二人と婚約をしている。リーフ王国は最初どちらか一人と考えていたが、下手に貴族や他国の王族へ嫁に出せば、ギルバート親類となる。ならば二人をギルバートに嫁がせる行が一番良い方法と思えたのだ。
こうしてクリス、カイン、アルの結婚が決まった。
アンネ
アンネローゼは今一人、雲の上にいた。でへへへへのへ。結婚よ結婚、デヘヘヘヘヘヘ。もう嬉しいわ。幸せだわ。こんなに幸せでいいの?へへいいのよ。幸せでいいのよ、わたし。
これまで生きた22年、あっもうすぐ23か、真っいいや、私はいつまでも二十歳よハタチ。
女の1歳、2歳は大きいのよ。死活問題よ。
二十歳中(22)に結婚しないといけないわ。籍だけでも入れないとアル様にお願いしよっ。えへ。
あっそうだわ。みんなからお祝いの品がわんさかと来ているわ。どうして知ったのかしら不思議だわ。
イシタリカの家宰は大忙しになっていた。こんなに忙しいとこはいつ以来なのか、まだ新しい家宰には分からない。だがイシタリカ侯爵家始まって以来の大事である事は分かる。リーフ王国貴族全員からの普通ありえない。外国からも祝の品が届いている。どれだけ注目を集めているかが分かる。
ルビー・オレゴン
ドドドどうしましょう。カイン様結婚としてしまうわ。「結婚しよう」だって感激だわ。ルビー人生始まって以来の快挙だわ。
フフフフ、にやけ顔しかできないわ。もし今戦いになったらにやけながらの戦いになるわ、気を引き締めないと。ニヤニヤ、うっ、いけないいけない。
でもどうしましょう。結婚はいいけどうちは騎士だし、いいにかしらね。まぁカイン様は気にしないからいいけど。父が気にしているのよね。
このオレゴン家は第一王女の護衛としての功績で男爵に叙爵される。そして領地も第一王女の新領地(元セレン王国)に与えられる。
こうして各兄弟の結婚が決まったが一人ふてくされている者がいた。ケリーだ。姉はもう結婚している。妹はレイモンドと多分結婚するだろう。一人残るのはケリーだけとなる。
ケリーは焦った。誰かいないかと必死で探している。必死で探すと居ないものだ。何も気にしないときはチラホラいるのだが、誰もいない。さてどうする。
ケリーは諦めた。独身でいいわ。
ケリーはもう気にしない。飛竜で飛び発ちどこかに行ってしまった。
数日後、一人の男を両親に紹介していた。
ケリー「私この人と結婚するわ。」
レビン「・・・・・」
メイヤー「まぁ、素敵。一目ぼれ、それとも無理やり。」
メイヤーは言いにくい事をサラっといった。
ケリー「無理やりじゃないわ。同意の元よ。」
男はうんうんと頷いている。
ケリーの選んだ男、マインズ領に住む男である。ケリーはフラフラと領地近辺を彷徨っていた。そこで俯き疲れて座っていた。
そしてある飲み物を差し出される、ゴクリ。と一口飲むシュワシュワと口の中ではじける。初めて味会う感覚だ。美味しい。ケリーは男を見る。見た目は悪くはない普通だ。頭は良さそうだし、こんなものを作る能力がある。決めた。
この男、過去に錬金術士として研究を行なっていた。そして一つの飲料水を発明する。その販売にケリーが売り出しを進め販売が決まる。
ケリー「結婚するわ。いくわよ。」
サイダー「えっ。」
ケリー「まさなさい。私があなたを大物にしてあげるわ。」
サイダー「ええええええ」
そしてサイダーを両親の元へと連れてきたのであった。
レビン「・・・・・・・・」
レビンはケリーに対して終始無言を貫いていた。いいや何も言う事が出来なかっと、言う方が正しい。
メイヤーは微笑、妙に納得していた。ケリーにあっていると思っている。ケリーの性格上貴族の男はまず無理だろう。この男ならばケリーが幸せになりそうだと思っていた。