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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
1章 2回目の始まり
74/261

74話 国土割譲

王都中が忙しくなっている。


城の中は勿論、各貴族邸のかなり忙しい。そして街中も忙しい。貴族や城から色々と注文が入る。

注文とは、ドレス、タキシード、装飾品、剣や槍、と王都中の店が忙しくなっている。職人が動けば、街が動く、忙しい職人の為に、食事は出前や食堂でとるようになる。遅くまで働けばそれだけ人も動く。王都中が活気に溢れている。


今回の功労賞で貴族に叙爵される者、昇爵になる者、昇進する者が多くいる。一生に一度かもしれない晴れ舞台だ。誰でも一張羅の古い服ではなく。新しく作り直そうとするだろう。それが大量に発生してしまった。まだ日程は確定していない。褒美も確定していない。だが今から準備しなければ絶対に間に合わない事は分かっている。


新領土が確定した。


(現在の国)

                           |ーーーーーーー|

    |ーーーーーーーーーーー|ーーーーーーーーーー|       | 

    |           |                  |

    |           |     ダルメシア王国      |

海   |           |                  |

   |  セ         |                  |ーーーーーーーーーーー                

   |      |ーーーーー|ーーーーーーーーー|        |

   |  レ   |               |         |

  |       |                |         |

海 |   ン  |                 |         |

  |      |     リーフ王国       |ーーーーーーーー|

  |   王  |                  |

 |       |                  |     

 |    国  |ーーーーーーーー|         |             

 |ーーーーーーー|        |         |       ロング帝国     

 |                |ーーー|ーーーーーーーーーー|

海|      ガリレオ王国        | テトラ王国    |

 |                    |          |

 |                    |          |  



(割譲後)

                           |ーーーーーーー|

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    |           |                  |

    |  セレン王国    |     ダルメシア王国      |

海   |           |                  |

   |            |ーーーーーーーーーーーーーーーーーー|ーーーーーーーーーー                

   |      |ーーーーー|ーーーーーーーーー         |

   |      |               |         |

  |       |                |  新領土    |

海 |      |                 |         |

  |ーーーーーー|     リーフ王国       |ーーーーーーーー|

  |      |                  |

 |  新領土  |                  |     

 |       |ーーーーーーーー|         |             

 |ーーーーーーー|        |         |       ロング帝国     

 |                |ーーー|ーーーーーーーーーー|

海|      ガリレオ王国        |  テトラ王国   |

 |                    |          |

 |                    |          | 


リーフ王国は、セイン王国との降伏交渉で、海が欲しかった。リーフ王国には海がない。

セレン王国もその事は十分わかっている。そこでセレン王国は海のない北側奥のダルメシア王国との隣接地を割譲の案とした。リーフ王国とセレン王国との交渉は困難を極めた。セレン王国の思惑に乗った形で決着が着く事になった。リーフ王国が海がある土地を手に入れる為に大分譲歩した形だ。

外交交渉はセレン王国の勝利かもしれない。セレン王国外務大臣の手腕は大きい。

其れでも広大な土地を手に入れた。


ダルメシア王国との交渉は、案外スムーズに進んだ。王が死んでいる事、多くの貴族も死に空の土地が多くなってしまっている。現状での領地運営に支障が出てくる。ならば渡してしまえと言う事になっていた。

金もなく。人のいなくなった、そして戦う力を失った。リーフ王国に頼るしか道は残されていなかった。国土の5分の2を割譲した。


そして困ったのがリーフ王国である。膨大な領地に人を送らなければならないそれも早急にだ。


リーフ王は、一つの結論に達する。無理だ。


こんな膨大な国土を個別に渡していくなど、無理だ。そうだ貴族家に任せてしまおう。武勲を上げた者の多くは貴族家に属している。属している貴族に爵位と領地を大まかに渡し、貴族家から褒美を出してもらう。これならばなんとかなると結論付けた。それでも大変な作業である。王国直属の者も多く。膨大だ。

貴族家に振った事で半分の仕事量になった。役人たちの表情も少しだけ明るい。


リーフ王国の功労賞の精査に3か月かかってしまった。貴族家に振る事をしなければもう3か月はかかったであろう。陛下のファインプレーであった。


この3カ月王都も貴族達もみんなソワソワしていた。城の雰囲気から割譲案が進んでいることが分かっている。割譲が決まり功労賞の精査が難航している事も分かっていた。そして徐々に進んでいることが分かると、貴族達の動きも活発になってきた。王都の町中の店もお同じように活発になっていった。


城からの発表があり、戦勝祝賀会が開かれることなった。


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