70話 ダルメシア王国強襲
アルがセイン王国で城を破壊している頃、もう一つの国、ダルメシア王国に接近する飛行物体があった。
クリス隊長率いる部隊である。
マインズ隊 1個中隊
ロックウエル隊1個中隊
魔法隊 1個中隊
兵80(輸送中)ギルバート家の強者たち
今回の作戦に参加したこの者達はみんな燃えていた。マインズ家のレイモンド隊長とロックウエル家のアーバン隊長とリーガン副隊長だ。この3人武勲を立てるために燃えている。
クリス「レイモンドもう着くぞ。城の上空で旋回敵を討て。」
レイ「了解」
クリス「魔法隊は、景気よく城に撃ち込め。国の建物は数べて破壊しろ。」
魔法「はい。」
クリス「ロッウエルは、低空で接近して兵を殺せ。」
アーバン「了解しました。リーガン行くぞ」
リーガン「おう。」
ダルメシア王国王都は、宣戦布告をしたことで一息ついていた。宣戦布告からまだ3日だ。戦いはこれからだと言う事で今はかなり王城内も落ち着いている。
それが
騎士「敵襲、敵襲、ワイバーンだー、ワイバーンだーーーー。」
大声で叫ぶ騎士、多くの者達が上空を見上げている。物凄い数のワイバーンが王都を飛んでいる。一瞬でどこの国かを理解する。
騎士「陛下。」
陛下「向かい撃て。」
陛下「リーフ王国め、ワイアーンだと。」
ダルメシア王国派ワイバーンに対しての対策はしていた。だが初めての戦いであLる。今までワイバーンと戦闘をした経験などない。
どの様に飛んで攻撃をしてくるのか、攻撃手段は何なのか分からない事だらけであったが、出来ゆる限り知恵を絞り、練り上げたのが大型の弓であった。丸太のような矢が何本も置いてある。だがそこにワイバーン魔法隊の一斉攻撃が直撃してしまった。ドッカーーーーンと大きな音を立てはその後は、死骸が転がっていた。大弓も残骸となっていた。
ワイバーン魔法隊は集中的武器を狙っていた。下手な反撃を防ぐために、最初に武器を狙った。
その事が功を相したのか、空への攻撃が少なくなっていた。
クリスは徹底的に上空からの攻撃に拘った。下手に地上で戦うより安全で確実だからだ。
地上に降りるのは、最後でいい.止めを刺す時でよいのだ。
一人の戦死者も出さない、これはクリスの願いであり実行できる事柄であった。
王城は崩れ瓦礫と化していた。だがクリスはまだ辞めない。城の上空は4頭にワイバーンに任せ、今度は王都を破壊に行く。王都の大きな建物を破壊する。
クリス「アーバン、リーガン騎士と兵を集中的に狙え。」
アーバン「了解」
リーガン「了解」
アーバンとリーガン、あと8騎は個としてかつどうをした。王都の中で編隊を組むことは難しい。単騎で小回りをよくする。アーバンはワイバーンの上から弓で射貫いていく。豪弓を持つアーバンは、連射をしている。矢の補充で時々離れるが、安全に殺す事の出来る武器だ。
リーガンは長い槍で一突き一突き接近して突く。ワイバーンも慣れた者で、リーガンが突きやすいように飛んで近づく。ワイバーンも飛竜のブレス程の威力はないが、火球を吐きだす。これも人であれば当たれば死ぬ。
29頭のワイバーンに2頭の飛竜それに乗る。騎士たちの攻撃、騎士たちの攻撃手段はまちまちだが、ワイバーンは火球、飛竜はブレスと人とモノを破壊するには過剰である。
それをもう数時間持も続けている。瓦礫の中に埋もれた人数はもう計り知れない。
城と王都中を破壊しまくりやっと地上に降りた。
そして今度は、兵を中心に城の生き残りを殺していく。もう真面な武器を持っていない。城の者達は武器が無くなると瓦礫を投げて反撃を試みる。だが身体強化された兵たちには、全く効かない。
「死ねーーーー。」と叫びながら一人の騎士が突っ込んでくる。それは無謀な事であった。受ける騎士は軽くいなし、斬り捨てる。全く歯が立たない事も理解していない。
クリスは地上で、偉そうな人を探していた。もしかしたら見つかるかも程度であった。あれだけ派手に上空あら攻撃したことで多くの命が亡くなっている。これは戦争だとクリスは割り切っている。
城のがれきから手だけが出ている者、足だけ出ている者、ぐちゃぐちゃに潰れ人の形が崩れているものと生き埋めの者も多い。城の者達は、助けている者、見捨てる者とがいる。クリスはさすがに武器を持たずに救助をしている者は殺せなかった。武器を持たない者は殺さないと告げていく。そして多くの者達が武器をしてる。剣一つ持っていても自殺ぐらいにしか役に立たない。それならば助かる為に武器を捨てていく。
だが武器を捨てない者達もいる。騎士たちである。戦う事を仕事つぃている者達だ。守る者がいる限り戦う。クリスは騎士が集まっている場所につく。
クリス「よう、元気か。」
クリスもこの言葉に驚いた自分が行った言葉だが、まさか敵に元気かなない。
騎士「ききききさまーーー。」と叫びながらクリスに斬りかかるが、クリスはその剣事、斬る。
切られた騎士は死ぬ前に驚いた顔をしていた。
そして後からも騎士たちはクリスに向っていく。一振りで一人を斬り捨てていく。そして最後の一人が死んだ。騎士以外で生きている者は、まもらっれていた一人の女であった。
クリス「えー、あまたも死にたいですか。」
女「・・・・死ぬしか選択がない。」
クリス「有りますよ。降伏してください。殺しません。」
女の動きが止まった。まさか降伏を認めるとは思っていなかったようだ。
女「降伏を認めるにか。」
クリス「先ほどから認めていますよ。聞いていなかったのですか。」
女「・・・・・・・こ、降伏する。」
クリスは部下に連れて行くように指示を出す。クリスは又歩き始める。次々と襲って斬る騎士や兵、何の脅威にもならないが、鬱陶しい。
だがそれも少なくなってきた。クリスの探す、お偉いさんはまだ見つかっていない。
クリスが歩いていると歓声が聞こえてきた。
「うおおおおーーーー。」
「「「「「おおおーーー」」」」」
歓声の方へと歩いていく。ギルバートの兵だ。
兵士「クリス様、見つけました。この国の宰相です。」
クリス「おおおおッと声が出ていた。」