66話 ギルバート領にて
ジーク「アル相談がある。」
アル「どうしましたかおじい様。」
ジーク「盆地の外にアル、お前の領地じゃが、ギルバート家に戻してもらえんか、カインの領地も戻してもらいたい。」
アル「べつに構いませんがどうしてですか。」
ジーク「新しく家臣になった者達を領主にしてやりたい。マリーの夫の家も領主にしたい。盆地の中はちと拙いじゃろう。」
アル「そうですね。盆地の中じゃ古い家臣が納得しないでしょう。分かりました。でもそこで働いている家臣はこちらに来ますよ。多分残らないでしょう。」
ジーク「嗚呼、それで構わん。」
そしてマリーの結婚が近づいている事で、アルはアル領の引き渡しに大忙しとなった。新領地の人手がいなかったので丁度良かった。
カインは領地に興味自体無いので全く問題なしだった。
ジークはギレンを呼び出す
ギレン「ジーク様、どうしましたか。」
ジーク「ギレン、遅くなったが約束を果たすぞ。」
ギレン「も、もしかして領地ですか、ですが戦争もなく新しい領地は手に入れていない筈ですが。」
ジーク「新しい領地はない。だが今回は運がよかった。アルとカインの領地替えでアル領とカイン領は空く、そこへ、今度結婚するベントレイの実家(ファルコン家)が元アル領に入る。そしてギレンの領地は隣だの元カイン領と元アル領の村二つだ、カイン領だと男爵にはちと小さいだろうが我慢してくれ。それにカイン領には大きな町がある元の領都じゃ。中々の土地じゃぞ。」
ギレン「まことでございますか、あ、ありがとうございます。アル領とカイン領は有名ですから。」
ジーク「有名かそうじゃな。かなり有名じゃろうな。あっそうだそれからギレンとお前の家臣は、ダンジョンへ行ってワイバーンを連れて来い。」
ギレン「も、も、もしかしてスキルオーブを取りに行っても宜しいのですか。」
ジーク「そうだこれからは領地と王都を往復するようになる。馬車で1週間もかかる。ちなみにに昔は一月じゃ、王都なんぞ夢の又夢の中じゃった。ガハハハハ。」
ギレン「あ、ありがとうございます。家臣一同、ギルバート家に忠誠を誓います。」
ジーン「まぁ、ほどほどにな。一月ギレンたちに休暇を与える。それまでにスキルオーブを手に入れろ。まぁ多少は伸びても構わん。儂も伸び伸びに、したことがあるからな。ガハハハハ。」
そして
ギレン「お前ら、とうとう領地を貰えることなった。」
家臣たち「「「「「おおおおおおおお、おめでとうございます」」」」」」」
ギレン「それと、ダンジョンに潜れる。」
家臣たち「「「「「うおおおおおおおおお」」」」」」」
家臣「もしかして、ワイバーンもいけるんですか。」
ギレン「目的はワイバーンだ。何としても人数分捕るぞ。」
家臣たち「「「「「おおおおおーーーーー」」」」」
ギレン一派はダンジョンに向い。頑張った。死ぬ程頑張った。
そして見事、28個のスキルオーブ(ワイバーン)を手に入れた。ギレンはチャッカリと自分だけ飛竜にしていた。それでも傭兵部隊20人と息子2人出23個+2個余り3個余り3個はギルバート家に献上しよとしたが、ジークが領地運営の資金にと買い取った。
そしてマリーの結婚式が、ギルバート領都で行なわれた。領民たちが参加した盛大なものだった。
マリーは幸せな笑顔を振り撒いていた。ケリー、サリーがきゃぁーきゃぁー言っている。
みんな王都のただ酒の噂がありその日は領地中と関連領地の全てただ酒、ただ食いになった。
「「「「うおおおお、領主様、サイコーーーーー。」」」」」
翌日、ギルバート伯爵家と家臣が一同に集まっている。
みんな真剣な表情だが、昨日の酒が抜けていない。少しフラフラしている者もいる。
ジーク「皆昨日から大分疲れていよう。今日は我がギルバート伯爵家家臣の今までの慰労をねぎらう。先ずは、ギレン・トマホーク男爵。元カイン領とアル領から2の村を領地とする。
ギレン「ありがとうございますギルバート家に忠誠を誓います。」
ジーク「うむ、で次は、ファルコン家だ。ファルコン家にはアル領を領地とせよ。」
ファル「はっありがと喜幸せ、このご恩に報います。この剣にギルバート家に忠誠をお誓いいたします。」
ジーク「ファルコン家はマリーの婿ベントレイ騎士の実家だ。端むぞ。」
ジーク「そして我が従士領主家のファースト家、フォンテーヌ家、フィールド家の3家は長年の功労とここ6年の激務に耐えてきた。激動の6年間だった。そしてギルバート家の最初の家臣だ。儂の生まれる前からの家臣はこの3家しかいない。3家に報いる為、準男爵を授ける。まぁ叙爵は王都だがな。」
クレイ「真、爵位ですか。あありがとうございます。」
カルロス「ありがとうございます。これからもギルバートの為に働きます。」
マインズ「ありがとうございます。爵位を貰えるとはいまだ信じられません。ありがとうございます。」
ジーク「これで功労はしまいじゃ、じゃが、もう少し話をするぞ。ギルバート家は武門の一族じゃな。普通の騎士よりも強い。じゃが今は騎士だけではいかん。今は空を飛べる時代になった。そこでギレンにはギルバートワイバーン隊を作れ。総数は50、10個中隊だ。
フォースと家は騎士団200騎、各家も200騎じゃぞフォンテーヌ家、フィールド家と共に各々の家名を騎士団として造れ、ギルバート騎士団4は00騎とする騎士団長はクリス、4家の総団長もクリスだ。フォルコン家にはクリスの直属になってもらうギルバート騎士団の副団長としてガンバってくれ。
カインは歩兵を指揮してもらう。ギルバート歩兵団の団長だ兵は3000だ。ギルバート家の最大戦力になるだろう。
アルは、リーフ王国の情報局長となっているが、一応魔法部隊を指揮してくれ。王国優先でよい。ギルバート魔法団、団長アルだ。
あっ、そうだ各団に連絡用、偵察のワイバーンを3頭渡す。
アル「大盤振る舞いですね。」
ジーク「ギルバート領は豊かなんじゃ、アハハハ。」
アル「伯爵家としたらこの位の戦力は持たないといけないでしょうね。」
ジーク「そうなんじゃよ。伯爵になんぞなるもんでないな。子爵がよかった。丁度良い位置じゃな。」
アル「それよりも各寄り子にも支援をして兵力に維持をさせませんといけないでしょう。」
ジーク「アルには考えがるのか。」
アル「そうですね。マインズ家にはワイバーン隊、1個中隊。ロックウエル家にもワイバーン隊1個中隊
スタインバーグ男爵家とレバノン準男爵家には歩兵部隊兼治安維持部隊2000(3領地分)イシタリカ伯爵家にはワイバーン隊2個中隊、イシタリカ伯爵は寄子ではありませんがお願いします。ギルバート家から支援します。
アル「これだけの戦力になれば、ギルバート一派だけで国を取れます。」
レビン「アル、変なこと言うな」
アル「冗談ですよ。国の舵取りなんてもんどうでもいいすよ。」
ジーク「国といえばワシとレビンは国の仕事が優先じゃ、アルも国が優先だ。実質の大将はクリストフとなる。よいな。」
家臣たち「「「「「「「はっ、ギルバートに忠誠を」」」」」」」」」