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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
1章 2回目の始まり
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62話 3家の今後

アルたちは、ギルバート邸に戻ってきた。イシタリカ伯爵、スタインバーグ男爵、レバノン準男爵と一緒だ。

館の会議室に集まり、改めて結果と今後について話しあう事になっている。


イシタリカ伯爵(令嬢)はをお礼を言い。次にスタインバーグ子爵、レバノン準男爵と続く。

この3家の今後として、領地に戻り領地経営と行きたいところだが、そううまくはいかない。

何しろこの3家は家臣が居なくなっている状態だ。家臣が居なければ領地の運営など出来ない。


イシタリカ伯爵家(家族)は3人、スタインバーグ子爵家は6人、レバノン準男爵家は4人しかいない。

この人数ではどうやっても領地運営は不可能である。


そこでアルは家臣を貸し出し、共同で運営をする提案をする。人手不足であり3家全てに人を貸すことは今のギルバートでは不可能であった。幸い3家の領地が全て(隣地)接道している事で一つの領地として運営できる。

領地運営が軌道に乗れば各自での運営に切り替えてく。


今はこの方法しか出来ない状態であった。


各家で役割を決め、元使用人達に声をかけてもらう一人でも多く人を雇ってもらう。


それから、3家のギルバートへの返済が始まる。アルはただでもよかったのだが、3家が納得しなかった。

今回の事で3家の騙された借金は綺麗に返済された。

それ以外は残っている。それは今回の事件解決に使った金である。領地の農奴を領民に戻した費用、貴族達の生活建てなおし費用、それにこの事件で関わった者達の褒賞である。貴族3家は自分たちで払うと言ってきかなかった。だが今は金が無いためにアルが一時立て替えとなっている。ギルバート伯爵ではなくアル個人としたのは理由がある。

ギルバート家は今派手に目立つと叩かれる。短期間で伯爵になり。ダンジョンを抱えて大儲け、そしてワイバーン迄戦力として持ってしまった。

もう他の貴族の妬みを、恨みを集中させていた。


そしてこの3家はギルバートの寄子になりたいと告げてきた。だがイシタリカ伯爵は無理だ。同じ伯爵家ではより親、寄子は無理であった。その為にイシタリカ以外は寄子として扱い。イシタリカは一時保留とした。


令嬢「アル様、本当にありがとうございました。アル様に雇っていただかなければ今頃のたれ死にしていたでしょう。将来弟に伯爵位を継がせることが出来ます。」

アル「アンネはよく頑張ったよ。家族の為にね。」


スタ「アル様、これからもよろしくお願いします。うちの孫をアル様の従者としてお連れください。」

アル「いいよまだ、未成年でしょう、成人して自分で決めてからでも遅くないよ。それに今は家族一緒にいないとね、みんなで苦労して一度家族で領地運営をしてからでも良いんじゃないかな。」

スタ「そうですね。少し焦り過ぎました。」


レバ「アル様、ありがとうございます。本当に死ぬ寸前でした。この恩は末代まで伝えます。」

アル「そんな大げさな、お礼はイシタリカ伯爵に、伯爵が俺を頼らなければ、レバノン家もスタインバーグ家の事もわからなかった。レバノン準男爵を救えたのはイシタリカのおかげだよ。」

レバ「それは重々分かっております。イシタリカ伯爵には感謝以外にありません。それでもお礼は言いたい。アル様が居なければ、アル様の智謀が無ければ可決しない問題でした。」

令嬢「そうです。アル様以外では解決できませんでいた。国の機関の情報局長でなければ無理でしたわ。」

スタ「左様ですな。あの情報局は大した物ですな。」


アル「まぁみんなで頑張っていきましょう。」




3家の領地は、ギルバート家としても王都近郊に寄りの領地が出来た事はかなり大きく影響する。マリーの商会、ケリーの商会は今や全国規模となっている。マリーは女性向けの宝石、服、アクセサリーと手広くやっている。ケリーは定期便を中心に輸送全般を仕切っている。まだ王都とギルバートの往復とその周辺であるかこの3家の領地もぐるりと回るように計画中だ。何しろギルバート領と王都を挟んで反対側である。


販路を王都の向こう側に出来た事は大きい。

そして輸送はワイバーンも使うようになる。早く、安く、確実に、を合言葉にギルバート家の商会がケリーと提携して運営を始める。リーフ王国主要各地に拠点を作り輸送しする。交易は基本やらない。あくまで輸送(ギルバート伯爵家)だけである。全くやらない訳ではなく、個人や個人商会では行うだろう。


そしてギルバート家は王都でも商会を持つことになった。あの潰した商会跡地を引き継ぐ。そこに今回農奴を領民に変えた事で農民たちも低金利ではあるがアル男爵から借金を追った。そこでアルは金の管理を行う商会を設立した。領民(農家)に低金利で金を貸す。領民(農家)は作物つでも支払い可能とした。

そしてそれだけではなく。小さな商店などにも貸付を行う。計画書で問題なければ貸す。低金利での貸付を行う。そして預金も募集する。商会、個人と預金を受け付ける。王都、ギルバート領とその寄子とリーフ王国主要地に金行(銀行)の支店を作っていく。(まだ王都の本店のみ)

今、ギルバート家には資金が潤沢にあり、一つの貴族家で抱える資産として膨大な金であった。そこで民に金が回るシステムをつくったのである。それが金行であった(リーフ王国は金が主流の為、金行です)


ギルバート伯爵家


ギルバート金行、ギルバート運輸、ギルバート商会、


ギルバート家、家族 (個人商会)


マリー商会(食事、宝石、アクセサリー、美容と店は別れている)、ケリー輸送(定期便と荷物輸送)、アル商会、アル融資商会、買取専門店(アル領経営)、イメルダ治療院、薬草店


以上が現在のギルバート家の商会となっている。そして本業である領地経営ではダンジョンと盆地の作物の収入は上記の商会を上回っている。


何しろスキルオーブ一つで数百枚の金貨となる。

ワイバーンとなればもう値が付けられない程になるだろう。まだ一度も売りに出していない。今後も売りに出す予定もない。リーフ王国としても勝手にワイバーンを売りに出すことを禁じている。他国に戦力を渡すことはしない。


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