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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
1章 2回目の始まり
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49話 ダンジョン40層

アルの魔法研究は一旦中止して王都へ戻らなっればならない。楽しい休暇の終わりだから。


しかしそこに、ダンジョンのカインから緊急事態とほうっくが来た。

アルは強い魔物が現われたのかと、急いでダンジョンへと向かう。

だがダンジョンは普通だった。冒険者、探索者たちがたむろして屋台で何かを食べていた。


カイン「おおーい、アル。」

アル「カイン兄、どうしました。緊急事態なんて。」

カイン「おうその事だが、中に入ってから話す。」

カインは真剣な顔している。いつものカインではない。

アルはカインと一緒にダンジョン内に入っていく。奥へ奥へと進んでいく。


そして40層


そこにはクリスがいた。

クリス「おーアル、やっと来たか。」

アル「クリス兄。」


クリスがこの40層の説明に入る。40層は俗にいうボス戦である。ボスを倒すと。お宝になると言う者だ。

そしてそのお宝が、スキルオーブ出る事が解った。


アル「スキルオーブですか。もしかしてスキルを貰えると言うあのスキルオーブですか。」

クリス「そうだ。他のダンジョンでも偶に出るやつだ。それがボスを倒すたびに出てくる。」

アル「マジっすか。それ凄い。」

クリス「それでアルにもスキルを如何かと思ってな。」

アル「あーー、それは外では言えないですね。殺到しますね。」

カイン「スキルオーブなんだけど。自分で倒した物はスキルでも上位版になると言うんだ。」

アル「上位版?」

クリス「そうそう、例えば剣術スキルだと、豪剣になるんだ。」

アル「へーー知らんかった。」

クリス「ダンジョンじゃ有名な話だよ。それとこのボス戦で出てくるスキルオーブは5種類。」

アル「えっ、一種類じゃないんですか。」

クリス「んーー、その辺は分からないけど今出ているのが5種類、①剣→→豪剣、②槍→→豪槍、③弓や→→豪弓、④アイテムボックス(小)→→アイテムボックス(中)、⑤鑑定(物)→→鑑定(全)」

アル「す凄い。」

カイン「ボスがさー、ハイオーガで1体の時は剣、槍、弓のどれか、ハイオーガ3体の時がアイテムボックスか鑑定なんだ。へへへ、俺全部持ってる。」

クリス「俺も全部持ってる。クククククハァ。」

アル「俺も全部取る。」



40層のボス部屋しか存在していない。他の魔物は一切出てこない。広い空間の奥に扉がありその奥がボスの部屋となっている。

アルはこの事実に気付き40層ボス部屋前の広い空間に宿泊施設を建設する。スキルオーブというお宝に人が殺到する事は確実であり。大儲けのチャンスであった。スキルを欲しい者達は長期滞在してでも狙う。そこで泊まれる宿と食事、そしてボス戦の管理である。今回のクリス、カインの様に独占的に長期滞在してしまっては、拙い状況になってしまう。(今はばれていない事でセーフとしている。)


このダンジョンは10層、20層、30層、40層にボスが存在している。

10層と30層の階層はボス以内の魔物が出てくるが20層は40層と同じであった。それも20層もたまにスキルオーブが出ると言う。スキルは身体強化であった。ギルバートの者達は全く興味がなかったと言う。



それからのアルはハイオーガとの死(私)闘に入った。ボスを一度倒すと4時間は新しいボスが出てこない。10,20分で倒しても21時間、同じものが出てくる可能性もあり、全種類となると3日はかかる。最短で1日、平均3日で全種類となる。

アルは2日掛かった。そしてとったスキルオーブは剣3つ、槍3つ、弓2つ、鑑定2つ、アイテムボックス1つであった。


アル「やっと終わった。アイテムボックスが中々でなかった。」

アルが一所懸命にボスに挑んでいる間にクリスとカインは40層より下に行っていた。41層から45層迄制覇したと言う。


クリス「40層のスキルってこれから下の層に行くのに必要なスキルかもね。」

カイン「俺もそう思った。身体強化は勿論、剣や槍は必要だし遠距離攻撃に弓は絶対必要、それに鑑定で鉱石や魔物の情報、間違って(部位)とって帰ったら戻るの大変だもんなー。アイテムボックスが有れが重い荷物を上まで持っていくことないもんな。大型になっているから大変だよ。」

アル「そうなんでしょうね。」



そして地上に戻ったアルたちにトムとアスカたちがアルに詰め寄ってくる。さんざん文句を言われ、あやまり倒すアルがいた。

そしてその夜、トム達にもスキルオーブの話する。

トム達も欲しがり、翌日、又潜る事となった。クリス、カインとも相談して幾人かのクリス、カインの家臣たち、それと女姉妹、レイモンドも同行する事となった。名目は40層の宿屋の開設の調査であった。

それから3週間の長期遠征が始まった。

サリーは一人大はしゃぎしていた。

「初めてのダンジョンですーーー。みんな一緒です。」


40層に着くとクリルとカインはみんなに付き合いボス戦の指導を行っている。アルは宿建設のための調査を始める。


アルは色々な物を持ち込んだ。木材、馬車、石、レンガ。

ダンジョン内では魔物の死骸、人の死体、防具や武器、は一定時間の後にダンジョンに吸収され消えてしまうと言われている。アルはその検証をするために色々と持ち込んでいる。

先ず魔物を殺し放置観察、色々な物を至る所に置く、40層の前後の層にも物を置く。40層も魔物は出ないが39層の魔物を放置。


結果、魔物は3時間で消えていた。だが40層の魔物はそのままであった。物も40層は消えなかった。39層と41層は(12時間)消えていた。


三日間、様子を見たが40層で物が消える事は無かった。アルは木材と板で簡単な小屋を建てる。基礎はコンクリートで固める。

小屋、簡易トイレ、竈の台所施設、水タンク、屋台(料理用)馬車(宿泊用)野営地より凄い施設が出来上がった。ここでみんなが3週間ほど滞在する。この施設はそのままっ建設用の秘説として使用する予定だ。アイテムボックスが大活躍している。アイテムボックス(小)は縦3M横3M高さ3M、(中)は縦8M横8M高さ8Mとなっている。ちなみに(大)は縦横高さ15M,だそうだ。


40層はベテランパーティーがやっと到達できる階層だ。5,6人のバランスの取れたパーティーであれば可能だ。ハイオーガもパーティーであれば倒せる。単独で倒すことはかなり難しい。一人強い人がいれば可能だろう。

このダンジョン村でも40層に到達できるレベルの者達は10組以上いるだろう。だが無理をしない。上層階でも稼げることでクリス、カイン以外はまだ此処まで到達していない。




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