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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
1章 2回目の始まり
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47話 楽しい旅

アルは色々な情報を呼んでいる。孤児や浮浪者から上がってくる情報は面白い。

ある商会、○○貴族がドレスを売りに来た。○○が夜逃げした。○○が大量に麦を買っている。○○男爵が 

     離婚した。○○商会が鉄を買っている。

ある貴族、○○との夜会で奥様が恥をかいた。○○貴族が婚約を願っている。○○貴族が借金の申し入れをしてきた。○○貴族が賄賂で役職に着いた。

ある教会 ○○貴族が献金を渋っている。○○貴族が治療師を探している、娘が難病にかかった。○○商会

     が献金を断った。あそこはもう教会に出入りさせない。○○司祭が薬の横流しをしている。

町の中で ○○が浮気した。○○は借金した。○○は××を殺した。○○が強盗を計画している○○の店に集まっている。○○の警備員は融通が利く。○○商会は品物が悪い。○○商会は南に食料を運んでいる


もう色々な情報がもたらされていた。貴族家のメイド、下働きの者達の噂話し、商会の従業員たちの噂話し、教会の下働きの者達の噂と聞き取ってくる。孤児や浮浪じゃが近くに居てもみんな気にしない。


ゴミ収集商会が町のゴミを回収するために町がキレイになり出した。孤児や浮浪者に繫ぎの作業服を着せて作業をさせる。街中の掃除もさせている。その為に作業服を着ていれば誰も気にしなくなってきた。

孤児や浮浪者は金になり、情報を売って金にする。町や王都で犯罪が減ってきた。


情報分析もかなり面白い。


○○貴族の情報を集めてみると、○○に借金の申込み、○○で薬草を買い占めている。教会に寄付をした。

治療師を探している。 お嬢様を見なくなった。


○○貴族はこの情報によって娘が病気又は怪我をしている、それも相当重い物と思われる。


という様に情報を繋げていく。情報は一か所からではない。数か所の場所からの情報となり信憑性が増すのだ。

アルは情報分析・解析によって法衣貴族令嬢に惚れた青年貴族が誘拐を計画していた。

王都の警備隊に連絡して誘拐を未然に防いだ。

青年貴族は何が起こったのか理解できなかった。酒場で何回も打ち合わせを行なえばばれる事である。


この様な解析によって何度か犯罪を未然に防いでいた。


陛下「アル、お前凄いな。」

アル「情報は使い方です。」

陛下「これは、アルにしかできんな。」

アル「誰でも出来ますよ。」

陛下「いいや、いい方が悪かったな。他の物がやれば一大派閥を作れるぞ。」

アル「あーーー、そうですね。人の秘密を握れますね。そんなの面倒でしかありませんね。」

陛下「だからアルにしかできないと言うんだ。」

アル「嫌ですよ。一年で辞めます。あと半年です。

陛下「無理だな。後任がいない。」

アル「うっ、もしかして後任がいないとやめれないんですか。」

陛下「当たり前だろう。国の機関だぞ。後任が居なければ拙いだろう。」

アル「そうですね。必死に探します。」

陛下「審査はかなり厳しいぞ。フフフフ。」

アル「くっ・・・。」


アルは肩を落として情報局へと戻っていった。




そして情報局も一段落したことで一自休暇を取り、領地に戻る事となった。


王都からケリー運営の定期便に乗りトムとアスカと3人で楽しい旅を満喫していた。

トム「アル、トンネル街道の町に着くよ。」

アル「ロックウエル領だね。いい町だね。」

アスカ「本当にみんな笑顔だわ。」


アルたちは停留所で降りて宿屋迄ブラブラしながら歩いていく。

アスカ「アル、宿屋は予約しているんでしょう。」

アル「しているよ定期便で一緒に頼んだから。」

トム「定期便で頼めるの凄いね。」

アル「そうなんだよね。宿屋を探さなくてもいいなんて凄いよね。」

アスカ「あっあの宿屋じゃない。赤い屋根のなんど気亭」

アル「そうだね。なんど気亭だね。」


なんど気亭は、中堅所の宿屋だ。客部屋20室あり(2人部屋10室、4人部屋10室)かなり繁盛している定期便との提携で客が見込め、仕入れ(食料)も計算できている。家族経営という事も大きい。


従業員「「「いらっしゃいませ。」」」

女将「定期便のお客様でしょうか、」

アル「はいそうです。予約したアルです3人です。」

女将「はい、3人様二人部屋2室ですね。」

従業員(子)「ご案内します。お二階のお部屋になります。あと夕食事は、5時から食堂で食べれます。203号室と204号室になります。ではごゆっくり。」


それからアルたちは夕食を楽しく取り。部屋に戻った。


翌朝



「「「「いってらっしゃいーーーー」」」」

子供の従業員とご主人、女将総出でお見送りがあった。


アスカ「いい宿だったわ。」

アル「本当だね。気持ちのいい人だったね。」

トム「それとご飯が美味しかった。」

アスカ「そうね。あの煮込みの肉の柔らかさありえないわ。口の中で溶けたのよ。」

アル「あれは美味かった。」


こうしてロックウエルの宿を出て定期便に揺られ、トンメル街道を進む。野営地に泊まり。旅の人々と語らい、楽しく過ごしてあっという間に目的地のダンジョン町に着いてしまった。

アル、トム、アスカは名残惜しそうに離れていった。


役所内(仮の住処)


ロビン「アル様。お帰りを首を長ーーーくしてお待ちしておりました。」

アル「俺のせいじゃないよ。帰れなかったのは国、いや陛下のせいだね。」

ロビン「不敬なことは言えませんね。改めてアル様お帰りなさい。」

アル「ロビンにも大分迷惑かけたでしょう。仕事の状況説明をお願い。」

ロビン「はい、今のダンジョン町は、人口が増え、1万人を越えました。もちろん冒険者・探索者込みです。人口が増えれば争いも増えていきます。宿が足りなくなり毎日宿屋の取り合いで喧嘩が増えています。」

アル「此処は平和だねー。」

ロビン「喧嘩ですよ。喧嘩。毎日ですよ、全然平和じゃないです。」

アル「フッ、そうだね喧嘩が毎日だね。それはまっずいね。じゃぁ宿屋でも作ろうか。」


アルは魔法使い達に簡易宿泊所の建設をする。

この簡易宿泊所は雑魚寝の大部屋で安く泊まれる。食事なし、素泊まり用。

アルは楽しそうに以前の10×10を2棟建て繋げた。本当に困った人用として管理は役所で行なう。

満室宿屋の紹介状があれば宿泊可とした。」





                   

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