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456話 石人

岩山に入ったカイン達は、すぐに石人を発見していた。

石人の方もカイン達を認識している。石人はカイン達に近寄っていく。


石人「ドゴノモノダ、ゴゴカラサギハ、ズスメナイ。」

カイン「よう、俺たちは族長に合いに来たんだ。取り次いでくれ。」

石人「ゾグジョウ、アイジギダ?。」


こそっと


騎士「石人と話が出来るとは。」

戦士「熊人やゴリラ人の話だと問答無用のように言っていたがあてにならないな。」



石人「ゾグジョウガ、アウゾ。」


カイン達一行は石人に案内され石人の集落というより、只の岩場に案内されていた。




石人族長「ヒトゾクヨ、ナニシニキタ。」

カイン「石人に興味があっただけだ。一度見てみたいと思っただけだな。」

石人族長「ア”ア”ァ”ーーー。ヒトゾクハバカナノカ、ミテミタイダト。」

カイン「まぁそう言うな、酒は飲めるのか、石を食うといっていたが本当なのか。・・・・」


カインは、石人の族長が話に割り込めない速さで質問をしていく、その勢いに石人の族長は、反射的に答えてしまっていた。

そんなカインも酒も飲めることが解るとサッと酒を出して一緒に飲もうと言い。勝手に宴会場としてその場をセッティングしていく。呆気にとられている石人の族長をさぁさぁとお誕生日席にご案内していく。

そこでカインのとっておきの酒と、マジックバックから取り出した美味しい物を大量に出していく。


石人の族長もそんな流れに流されて行ってしまう。


カイン達と石人たちの宴会が始まり、もう昔からの友人のようになっていた。



カイン「へーー、死なないというのは本当なのか。」

石人族長「ホントウダ、ワシモモウナガイコトイキテイル、トシハワスレタ。」


カインはもの凄く興味があるのか、色々と質問をしていく、そのたびに酒を注ぎ足していくと流石石人なのだろうか全く酔う事が無い。


カイン「酒が強いな。」

石人の族長「ハジメテノムガ、イイモノダ。」


カインが聴きだしたこと側を纏めると


石をたべる  嘘、皆と同じ食事をとれる。食べる物が無かっただけ。

鉄人の兵士  嘘、鉄人はいるが兵士では無い。

石人は死なない 本当、死というものを知らない。

切り離した腕が別の石人になる  本当、切り離した腕であれば数分で石人となると説明されていた。カインはどんな小さくなっても石人となるのかと質問をしたが分からないと答えられてしまった。



そんなカインは家はないのかと質問すると石人の族長は、手先が器用でないために家のような繊細な物が作れないと答える。

カインは、家が欲しいかと質問すると(アコガレテイル)と答えていた。

そこでカインは、宴会芸のごとくゴーレムを取り出して家を造らせていく。

石人たちは、同じようなゴーレムに興味津々であるが、族長が何も言わない事で皆黙ってみているだけであった。


ゴーレムが、その辺の岩を使い石の家を見事に完成させていた。


「「「「「オオオオオオオオオ」」」」」」」


大柄な石人たちが、石の家へと入っていく。まだ何もないが石人たちは悲鳴に似た声を各所であげている。


カイン「族長の家として使ってくれ。他の石人たち用に明日から造ってやるよ。」

石人の族長は何故か泣いていた。それは自分達が石から出居ている事で、影星内でかなり特殊な存在である事で、大昔から迫害されてきた事を思い出したからであった。

族長は、泣きながらカインに大昔の事を騙り出していた。



生まれたのも、この岩山であり村の住人たちもこの場で生まれ生きている。そしてこの岩山は他の種族の石切り場となっていたという。その為に絶えず揉めていた。

石人であることで他の種族は全く敵わない事から他種族たちは、石人の事を出来損ないと馬鹿にしていったという。生物でない物から生まれた事と強者であった事が他種族から敬遠されてしまった。

石人たちは、強者であったが争いは好まない性格をしていた。要するに温厚な性格をしていたのだが、その性格が災いしてしまった。他種族が石人を劣等種族して扱っていく。それは石をたべるなどの嘘を言いながら石人が石を食べ、共食いは劣等種の証などとのたまわっていたからだ。



カイン「かなり苦労しているんだな。」

石人の族長「クロウカ、アマリワカラナイ、ココデハソレガアタリマエダ。」


そして宴会の翌日からカインはゴーレムに石人の家を本格的に造っていく。他にも石人は食事をとる事も分かったために畑を作るかとなったが周りが全て石の為に畑を造る事が出来なかった。そこでカインは何を今まで食べていたんだと聞くが、驚くべき答えであった。


カイン「えっ、何も食べなかった???よく死ななかったな。」

石人の族長「ワレラハ、シナナイ。」


カインは素直にスゲーーーと思ってしまった。石人は物を食べなくとも死なない。まぁ多少元気はなくなっていくようだが、死なない。

しかし物を食べる事が出来る。酒に肉や魚も食べている。石人たちは皆宴会の事を思い出しているようで時々ボーっしたりニヤニヤしている者がいる。ハッキリ言って少しキモいが誰も何も言わない。石人がニヤニヤしても笑っているようには見えないからだ。石人の顔は石で出来ている為か表情が分かりにくいのだ。石が皮膚のように動くがかなりぎこちない。


石j人の村つくりは石の家と大きな集会場(宴会場)を作り出し他にも小人の商店やカイン達の家も創り出していた。

カイン達はこの村で井戸が無い事に気付き井戸掘りを行っていく。

石人の族長は、いいや全ての石人たちが水を恐れていた。

流石に雨は仕方ないと言っているが、石人たちは水を恐れている。それは過去に水によって恐ろしい目に合っていた。

一人の動く事が出来ない石人がいた。物凄く長い年月動く事が出来いなかったという。その時、石人の真上からボタリ、ポタリと水が落ち来ていた。その水滴は石人の頭の上へと落ちていた。身動きの取れない石人は長い年月水滴を頭で行け続けてしまった。石人の頭に穴が空きそして石人を貫通してしまっていた。頭からお尻に小さな穴が開いてしまった。そして石人の再生能力でも修復しなかったという。



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