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451話 3角交易

アルの構想による。3角交易を行なう為に小人の行商たちが種族の選定を行っている。


小人1「狼族は、まず問題ないね。」

小人2「狼族、熊族、鹿族、・・・・ドワーフ族かな。」

小人3「まずは狼人たちの村を交易の起点にしようよ。」

小人1「村の位置もいいし、それに狼族は強いから他の種族も従うから問題ないよ。」

小人3「狼族の次は如何するの。」

小人1「んーーー、ドワーフ族かな。位置的に丁度いいかな。」

小人2「ドワーフか、あいつら頑固だからなぁー。」

「「「「うんうん」」」」


小人たちは、まずは狼族の村へと向かい。交渉を行った。狼族は強者としてこの地域に君臨している種族であり、村いや町もかなり賑わっている。狼人の下へ従属している犬人族も合併している為にかなりの大所帯となっている。

流石に白オークの人口には届かないが、縄張り面積はかなり広い。



小人「ありがとうございます。これでお酒を持ってこれます。」

族長「おー、頼むぞ。焼酎という酒は美味いからな。」

小人「はい、焼酎、ワイン、エール、果実種と色々持ってきます。交易品交換所は、門の前に構えますので宜しいですか。」

族長「おーいいぞ。儂らは布を用意する。」



狼族の町は、布を生産している。狼族の暮らすこの地域で偶々綿が群生していた事で布の生産が始まった。布はどの種族も欲しがることで生産が拡大していった。今では一大生産地となり経済でも強者となっていた。



拠点


小人「アル様、狼族の交易が開始されます。」

アル「流石仕事が早いな。」

小人「狼族の布は良い交易品ですから。」

アル「そうだな、シルクと違って使い勝手がいいからな。」

小人「此処と被りませんか。」

アル「そんな心配ご無用だ。羊と綿では使い道が全く違うから心配ない。まぁこちらも綿の生産を始めるけどな。」


小人「アッ、ドワーフ族の事ですが・・。」

アル「揉めたのか。」

小人「いいえいいえ、逆です逆。実はですね。狼族との交渉が上手く行ったのでドワーフ族に報告とあいさつを兼ねて村へ行ったのです。そこで大歓迎をされてしまいました。」

アル「大歓迎?」

小人「そうなんです。何でもドワーフ族の一部がアル様の拠点と小人族の拠点で酒の販売を行っていると情報を掴んでいたようで待ち構えていました。」

アル「待ち構えていた?ほしいならここに来ればいいだろう。」

小人「アッ、ドワーフ族は、物凄くプライドが高くて自分達から出向く事をめったにしません。というか馬に乗れませんので遠出はしません。馬に乗れない事を知られるのが嫌のだと思います。みんな知っているんですけどね。」

アル「そうなのか、それは又難儀な性格だな。」


小人「そう言う事情でドワーフたちが小人の行商が訪れる事を待っていたようで・・・」




ドワーフは、今か今かと小人の行商が訪れる日を待っていた。今までにも何度かはこの地に小人の行商は訪れている。そのたびに酒と交換していた。そして小人の行商から3角交易の拠点探しの情報を手に入れたのだ。不足する酒の為にドワーフたちは連日話合い。時にはは殴り合いとなり一つの結論に達した。

それは、この地を交易の拠点として酒を自由に飲めるようにする。という酒の為の決め事であった。


ドワーフ族長「とうとうこの時が来たか。」

重鎮1「きました小人の行商は幌馬車に大領の酒を積んでいました。匂いが周りに漂って来ていました。今思い出してもあの香は忘れる事が出来ません。」

族長「おーーーーー、流石小人の行商殿だな、我らの事を分かっている。」


ドワーフ族は、大の酒好きある。ドワーフ独自の酒もあるがかなり貴重で祝い事などでしかドワーフでも飲む事が出来ない。普段飲みというべき酒が無い事でドワーフ族全体が不機嫌となっている。

ドワーフの周りのイメージは、いつも不機嫌で愛想が無い。これが周りのドワーフの評価であった。

ドワーフは好きで不機嫌にしている訳ではなかった。酒を飲みたいが飲めない状況でありイライラしているだけであった。そしてドワーフ族全体がイライラしている事でドワーフのイメージが定着してしまったのであった。



ドワーフ族の村の広場では、小人の行商たちがドワーフたちに声を張り上げていた。


小人「さぁ皆さん。お待ちかねのお酒を持ってまいりました。そして今回は各種取り揃えております。ジャァーーーーーン。」


小人は自分で効果音を出しながら、エール、ワイン、焼酎、蒸留酒を出していく。出す旅に小人は説明も付け加えていく。

小人「まずはエールですがこれは水です。ドワーフさんたちが朝起きた時、休憩時などで喉を潤す水となるでしょう。

次は、ワインこれは皆さんが良くしている酒ですがこのワインは一味違います何と透明なのです。スッキリとしたの味わいでほのかな甘味もあり、ドワーフの女性の方々にぴったりでしょう。

そしてお待ちかねの焼酎ですが、かぁぁぁぁーーーこれが又色々な飲み方があります。先ずはストレートで飲んでください。そして次はお好みで飲んでいきます。それが色々な飲み方があり過ぎて困ってしまうかもしれません。ちなみに私は水割りです。シンプルで飲みやすいです。

あっ、そして最後は蒸留酒となります。この酒は精酒が他なり高いです。ストレートではドワーフさんたち以外では飲めないでしょう。ここで10人の方に1杯進呈いたします。」


「「「「「おおおおおおおおおおおおお」」」」」」


という掛け声と同時にドワーフたちが殴り合いのけんかを始めてしまった。唖然とする小人の行商たちは、大失敗をしてしまった事に気付いたが後の祭りである。


ボロボロとなったドワーフの代表10人が決まり、貴重な蒸留酒を一気飲みしている。(顔は笑顔)



ドワーフ「うおおおおおお美味い。」

ドワーフ2「何だこの酒は、俺はもう死んでも良くない。もっと飲みたい。」

ドワーフ3「う、う、う、美味すぎる。」



小人の行商は、幌馬車(大型)10台すべてに酒を積み込みこの地へとやってきたいた。そして一晩で全ての酒が無くなったという。



アル「そうか、大変だったな。」

小人「もうあそこに行くのが怖いです。本来はいい人なんでしょうけど酒が絡むとみんな人が変わってしまいます。恐ろしいです。」


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