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428話 おかし(お菓子)なダンジョン

アル達はまだ1層にいた。

魔物の数が多い事で全く進む事が出来ていなかった。


カイン「魔法で吹っ飛ばそうぜ。」

アル「仕方ありませんね。爆風×30」


ドッバーーーーーン。


アルが爆風という風の刃を仕込んだ炸裂する魔法を放つと、周辺の魔物たちは切り刻まれて細切れとなっている。

カイン「これすげーなー。俺でも耐えられそうにないな。」

アル「カイン兄なら耐えられますよ。でも体中傷だらけですけどね。」

カイン「おっ階段があるぞ。げっ魔物が上がってきている。」


それからも階段にいる魔物たちを排除していく、やっと2層に到着してもやる事は同じであった。

仕方なく又爆風を放ち魔物たちを蹴散らしていく。


そんなこんなで2層、3層と進んでいくが、全く魔物が減る事が無かった。


カイン「このダンジョンおかしいだろう。」

アル「魔物が多すぎですね。」


4層、5層、6層、7層、8層、9層も同じ状態となっていた。そして10層にたどり着くと魔物は1匹もいなく、大きな扉が一つあるだけだった。


アル「ボス部屋ですね。」

カイン「やっと真面なダンジョンになったか。ふーっ。」


扉を開けて中に入ると1体のデュラハンが佇んでいた。


カイン「俺がやる。」

カインは一人デュラハンに対峙する。デュラハンもカインを敵と認識したんかゆっくりと剣を抜きカインに斬りかかる。


カインも剣で受け止め戦いが始まる。


カインとデュラハンの戦いは、達人の戦いであった。

カインは強い、誰よりも強く剣の技も達人級である。そのカインと互角に戦えるデュラハンは強者であろう。アルはカインが一瞬で勝負がつくと予想していた。だが実際は互角の戦いを繰り広げている。

実際はカインの方が圧倒的に強いのだろうがカインは剣のみで戦っている。


アル「お楽しみの時間は終わりです。決めてください。」

カイン「ちっ、分かっているよ。」


次の瞬間、カインは縮地でデュラハンに近づき渾身の一撃を放つ「うりゃー」デュラハンはカインの一撃を剣で流そうとしたが、カインの剣はそれを許さず、剣ごと斬っていく。

デュラハンは真っ二つとなり崩れ落ちていった。


カイン「終わったぞ。」

アル「再生していますね。」

カイン「あっ、本当だ。このデュラハンも普通じゃないな。」

アル「首がどこかにある筈です。探しましょう。」


アル達は、デュラハンの首を探していく。大きな部屋ではあるが、みんなで探せばそう広くも感じない。


騎士「ありました。」

騎士の掛け声でみんなが近づいていく。デュラハンの首はカッと目を見開き睨みつけていた。


アル「待て、これダンジョンコアになっていないか。」

カイン「マジか。」


首「ガハハハハハ、よく分かったな。我はダンジョンコアである.敬え。」

ボコッ。

首「あいた。なな何をする。痛いではないか。」

ボコッ。

首「あいた。」


カイン「へー、話が出来るダンジョンコアもいるんだな。」

首「エッヘンだー、我は凄いんだー。」

ボコッ。

首「あいた。」

アル「黙れ首。」

首「フフフフ、知っているぞ我に聞きたいことがあるのだろう。フフフフフ。」

ボコッ。

首「あいた。何をする殴る事無いだろう。」

アル「教えろ。何故首がダンジョンコアとなる。」

首「どうしようかなー、教えなーぁい。」

ボコッ。

首「あいた。」ボコッ。「あいた。」ボコボコボコ。「痛い痛い痛い。」

アル「話せ。」

首「・・・・・・・・」

ボコッ。」

首「わわわわかった。話すから殴らないでくれ。野蛮人はこれだから困る。」

ボコッ。

首「あいた。話す話す待ってくれ。」


首の話は、大昔の中人であった。中二病を患い、腕試しとしてダンジョンに入ったという。スケルトンやレイスと言った魔物たちを蹴散らし、どんどんとダンジョンの奥へと進んでいった(10層のダンジョン)首の話は物語調となっていた。自分がいかに強く華麗で決まっている者として語っている。

聞いているアル達は、こいつはダメだとため息をつきながら黙って聞いている。

乗って来た首は、又語りを進めていく。


首「そして我は、ダンジョンの奥深くに到達した。そこにはこの世のものとは思えない程の輝きに満ちたダンジョンコアがあり、我は思わず食べてしまったという事だな。」


アル「はぁ?ダンジョンコアを食べたのか。普通に口より大きいだろう。」

首「チッチッチッ甘いなお主、我は食べるときには普通の口の3倍に広げられる。我の得意技の一つだな、他人より多く食べる事が出来る技だ。ガハハハハ。」


「「「「・・・・」」」」


こそっと

「それ凄い事なのか?」

「全くほしくない技だな。」

「下品だな」


首は得意満面のニヤケ顔となっていいる。


首「ガハハハハ、敬え。」

ボコッ。

首「あいた。分かったから話すからやめてくれ。」


それからも首の話は大げさに華麗にと自分を美化させたものいいで語っている。

話を聞きながら皆、段々と疲れてきていた。


アル「少し休憩としよう。首よ。物は食べれるのか。」

首「たたたた食べれる。肉とか食べれるし、酒も飲める。あっいやそれしか食べれないぞ。」

アル「そうか残念だな。肉と酒は無いから俺達だけで美味しい果物と美味しいケーキを食べよう。」

カイン「おぉいいな、運動の後は甘い物だよな。」

アル達は、首が見える位置で皆が美味しそうにケーキや果物、そしてなぜか酒も飲んでいる。」


ワイワイガヤガヤ。


首の鼻がクンクンしている。


首「ちょっと待てーーーーーっ。その匂いは酒であろう。酒に間違いない。絶対酒だぁぁぁぁ。」

アル「違うぞ。これはビールという。麦のお茶だ。俺たちはお茶を飲んでいるんだ。」

首「い、いいや、酒だ。俺様は知っているんだ。絶対に酒だー。」


アル達は、首の事等気にしない。ワイワイとダンジョン内である事を忘れてしまっているようで寛いでいる。その間でも首は一人酒ーぇ、酒ぇーっと騒いでいる。

物凄く必死であった。


首「酒をくれなければもう喋らないぞー。酒をくれなければ話さないぞー。酒をくれなければ・・・・

酒をくれ、酒だーー、酒は人生だー・・・・・頼む一口で言い。あの頃を思い出したい。一口だけでも・・・・、我の話を聞いていくれ、頼むから聞いてくれ・・・・・・頼む」


アル「おッどうした。首よ。何か言ったか。」

首「頼む。話を聞いてくれ。・・・・・」

それからの話は至って真面目であった。首は酒が余程飲みたいのだろうか、アルに対して高飛車な態度は無くなっていた。(いや少し残っていいた)

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