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405話 拠点の発展

アル達の拠点は、人で溢れていた(入口)。

小人族2000人+αが拠点に引越して来たからだ。これに驚いたのは騎士達だった。突然、小人族の集団が現れ、移住者です、これから宜しくとあいさつされてしまったのだ。皆、呆気にとられ急ぎ小人族の区画へ人を走らせていた。

騎士から小人族移住者が来ていると説明されると小人の代表者は一寸で真っ青な表情となってしまった。また許可を取る事をうっかり忘れてしまった事に気付いたからであった。


小人の代表は、謝り倒し騎士に許可を取る。騎士も多分そうだろうなと思っていたようでアルに素早く説明して小人たちを受け入れる事になっていた。


騎士「フーーっ、片付いたな。それより物忘れが激しくないか。」

小人「すいません。うっかりしてました。」

騎士「はぁーー、今後は気を付けろよ。」

小人「メモを取るようにします。」


騎士は又必ずやるなと確信していたが、小人が余りにも自信満々でメモを取るというので黙っていた。



移住に成功した2000人は、すぐに小人たちの区画へとやってきたが、まだ住む家冴えない状態である。そこで騎士からゴーレムを借り早急に住居を建てる事になった。




騎士「小人たちを居住区に案内しました。」

アル「ご苦労、あの小人族は結構器用なんだよな。」

騎士「はい。かなり器用です。それに色々な者も創り出すことが出来ますし、料理なども美味いです。」

アルは少し考える。

アル「そうかならば、区画の隣地に特別地区を造り店でも出させるか、色街区とも隣接させればかなりいい感じになるしな。」

騎士「それはいいですね。」


この提案で拠点内で色々な店を出す計画となっていた。小人族の中でも食堂や武器屋、洋服店など色々な店を出す計画となっていた。物々交換が主流のこの星では、お金という物が無いが、アル達は拠点内で通用する鉄貨、銅貨、銀貨、金貨を説明され買い物時に使用する事となったのだ。これは拠点内で働く者達の給料として支給されることで使う場所の提供の意味合いもあった。


騎士「アル様、故郷より持ち込んだ物も販売に回しますか。」

アル「回すよ。店で売る事にしようか。」

騎士「小人族に店を出す用にしてもらいましょう。」

アル「あの小人族たちは、かなり使えるな。料理に鍛冶、小物つくりと多彩だ。」

騎士「そうですね。今までがひど過ぎたのでしょう。戦闘狂の集まりのこの星では小人族の価値を分る者がいなかったのでしょう。」

アル「そうだな。小人族がいれば拠点も発展するだろう。内政などを任せてもいいかもな。」

騎士「アル様、それはダメでしょう。せめて補佐にしてください。」

アル「やっぱりダメだよな。」



アル達が町つくりを行なっている最中でも戦闘は行われている。白オークも体勢を立て直しチクチクとせこい攻撃をしている。蜥蜴人も基本は防衛であるがそこは戦闘狂達である。魔和張りを広げる目的ではなく。只戦う為に緩和地帯をうろつく者が多くなってきていた。

そんな状況となっている事で、アル達も小さな戦いが増えていた。勿論アル達は大歓迎であり拠点の戦闘狂達は、程よい戦いが出来るためにストレスをためることなく拠点内で飲む、打つ、買うというダメ男の象徴とする3拍子を満喫していた。


戦士「ガハハハハハ、くーーーーッ、この酒うめー。」

戦士2「この後は如何する。色街に行くか。」

戦士「行くに決まっている。もう少し飲んでからな。」

戦士3「俺は今日は遠慮しとく」

戦士「おいおいどうしたんだよ。」

戦士3「今日はな新しくできた賭場に行くんだよ。」

戦士2「賭場が出来たのか?」

戦士3「ああ、其れも褐色たちがディーラーをするそうだ。」

戦士「なにーーーぃ、褐色たちが薄い服着てハイレグでディーラーをやるのか。」

戦士3「そんな服装でディーラーなんてやるか馬鹿か。」


だが褐色のオークたちの新たに出した賭場は、皆薄着で際どい服装であった。酔っ払いたちの目は皆褐色の女たちに釘付けでその日博打で一人も勝った者がいなかった。

この事がアルの耳に入ると、きちんとした制服となり賭場では勝ったり負けたりとなり健全ではないが健全と言える賭場となっていった。


褐色たちの経営する風俗店と賭場は順調すぎる程売り上げを伸ばしている。勿論客は拠点の男達であるが、この男たちの資産がどんどん減っている。



そんな拠点に新たな訪問者が現れていた。


騎士「アル様、客人です。」

アル「客人?」

騎士「はい。この拠点より3日の場所にあります。中人という者たちが来ております。」

アル「中人????」

騎士「この影星でいる人類に属すると思われます。」

アル「この星に人類もいるのか。」

騎士「私も初めて聞きましたがいるようです。」


アルは早速面会をする事にした。そして中人と呼ばれている者達がアルの元へとやって来た。


アル「その方達が中人か。」

中人「はい、我らが中人族です。この拠点の事が噂となり一度見てみたいと思いやってまいりました。」

アル「ほーっ、見学に来たという事か、中人達は今どことも争いが無いのか。」

中人「我らの周りは全て敵です。ちょうど今は戦闘が行われていませんが、いつ始まっても問題はありません。」

アル「そうか、やはりこの星は争いが絶えないのだな。」

中人「この星の種族は戦いで全て決着を着けます。その為に日々鍛錬を欠かしません。」ピクピク


アルの目線が男の胸に釘付けとなっている。それは男が話す度に胸の筋肉がピクピクと動かしているからであった。それが何とも面白く気色悪い物であった。それにアルと対面している男たちは上半身が裸であり何とも言えない雰囲気の者達であった。

アルは中人達を街中を案内するように騎士に指示を出し謁見を終えた。


アル「中人達は、真面なのか分からんな、小人族から中人達の情報を聞きだせ。」

騎士「はっ。」


そして戻って来た騎士は、疲れた表情をしていた。

街中を案内する騎士と中人達は褐色のオークを見つけると土下座してやらせてくれと拝み倒していたという。そして褐色のオークは、中人達を踏みつけ高笑いをしていたという。


アル「・・・・・・」



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