402話 小人
アル達の拠点は、白オークと蜥蜴人の間にありるが、領主族の縄張り内にも少数だが他の種族が隠れ住んでいる。
この地域には小人と呼ばれれ、戦闘能力は低いが隠れる能力は高く誰にも見つからないように生活を営んでいる。
住処は地下であり、食料の調達時は地上に出てくるが普段は地下で生活をしている。その為に白オークや蜥蜴人たちは存在自体知らない者も多い。
小人たち
小人1「ハァァァーーーっ、困ったな。」
小人2「仕方ないだろう。諦めろ。」
小人1「でももう食料が無くなってしまった。このままではみんな飢え死にする。」
小人2「仕方ないだろう。外は戦争真っただ中なんだ。」
小人1「でもこのままじゃダメだ。俺が外へ出て食料を調達してくる。」
小人が外へ出るという言葉であったが、だれも止める者はいなかった。それは小人たちの食料が底をついていたからであった。
小人3「外へ出て誰も頼れる者はいないぞ。」
小人1「分かっているよ。戦争中だから森の恵みは期待できない。だから今戦争をしている人族と取引しようと思う。」
小人3「はっ、無理だろう。噂じゃかなりの狂暴で人殺しを楽しむ連中という事だ。」
小人1「その噂は聴いているが、砦(拠点)を造っているのは、白豚や蜥蜴よりかなり頭がいいと思うんだ。話が出来れば取引に応じてくれると思う。」
小人族は、色々と意見を交わしたが、結局は食料が無いという事で外へ出て交渉に行く事になった。そして小人1は、20人の部隊で自分たちの用意できる物を持ちヒッソリと地上へ向かった。
地上では戦闘が繰り返されているが小人たちには全く関係ない。
隠れながら小人たちは、砦(拠点)へたどり着く。入口前で大声で叫ぶ。
小人1「たのもーーーーー、取引に来ましたーーー。たのもーーーー。」
必死に大声で声をかけたが、大声を出すまでも無かった。
兵士「あーー、、そんなに大声出さなくとも聞こえるからーー。」
小人1「あっ、すいません。」
兵士「取引に来たといったがどこから来たんだ。この辺りは白オークと蜥蜴人の縄張りだろう。」
小人1「白オークと蜥蜴人の縄張りですが、俺たちの縄張りでもあります。っ地上ではなく地下ですが。」
兵士「へーーー、そうなんだ地下に住んでいるのか。」
小人1「今戦争中なので森の中に入れないんです。部族の品物と食料を交換してくれませんか。」
一気にしゃべった小人は、あっしまったと思ったがもう要望を伝えてしまったのだ。もう少し交渉などをしようとしたが少し焦っていたようだ。そんな小人の事等全く気にしていない兵士は、人のよさそうな顔で「待ってろ今伝令を走らせるからな。」と言ってくれた。
少し待っていると門が開き中に迄入れてくれる。小人たちはあれ?今戦争中だよねと思いながら中に入ると中は町であった。
小人たちも町という物を知っているが、アル達の拠点のように整った町は小人たちの知る限る存在していない。圧倒される小人たちは、交易所と言われる場所へ案内され物々交換できると伝えられた。
話しがスムーズに進んでる為に疑問に思う暇さえなかった。
小人1「えーーーーーっ、肉も麦も交換できるんですか?」
褐色オーク「そうよ。小人ちゃんの持ち物を見せてくれる。あっ、これいいわねー。」
褐色のオークの一言で周りに人が集まっていく。褐色のオークたちは小人たちが持ち込んだ布をキャーキャー言いながら騒いでいる。
そこへ、拠点警備の騎士達も集まり、綺麗な布を巡って口げんかが始まってしまった。
褐色オークたち
オーク1「これあたしに似合うわ。うふふふ。」
オーク2「それ寄こしなさいよ。私の方が似合うわ。」
オーク3「私はこの布を肉3キロで買うわ。小人ちゃんどう交換する。」
小人は首をうんうんと縦に振るだけであった。
そこへ別の褐色の乙女たちは私は4キロよと値を上げていく。小人たちはまだ布はあるといい布を取り出していく。褐色の乙女たちは目がギラリと争奪戦はより過激になってしまっていった。
褐色の乙女たちは、満足する布を手に入れるとキャーキャー言いながら大量の食料を置いていった。呆気にとられる小人たちであっただ。まだって見ていた騎士が早く持って行けと急かしてくる。だが小さな小人たちにって大量の食料を運ぶ術がなく。みんなが食料を見て唖然としているだけであった。
騎士「何だ運べないのか。」
小人1「持てるだけ持って往復します。」
騎士「お前たちの住処は近いのか。」
小人1「いいえここから歩いて1日半です。」
騎士「そりゃ往復は無理だろう。ならこれを貸してやる」
騎士が小人に投げ渡した物は、マジックバックであった。アル達にとって今ではマジックバックなどそれ程貴重な物ではなくなっていた。誰でも持てるアイテムとなっていた。その為に騎士も気軽にこれ使えと渡せるのだ。
投げられたマジックバックを見た小人たちはこんな小さな袋じゃぁ何の役にも立たないだろうと思ったが、騎士がマジックバックの事を説明すと驚き感動していた。マジックバックという物を始めてみた事とそんな事が本当に可能なのかと思ってしまったのだ。小人たちは大量の食料を出し入れして確認していく。
小人1「おーーーー。」
小人2「すげーーーー。」
小人3「おおおおおお」
小人4「入ったー。」
騎士はこいつら子供かと思ったが子供サイズだなと納得していた。
大喜びの小人たちは、又来ますと礼儀正しくお辞儀をして去っていった。
そして小人たちの縄張りである地下へ戻ると皆が期待した目で見たが、小人たちがなにも持っちない事に気付くと皆ガックリとうな垂れてしまった。そんな事は気づく事のなく戻って来た小人たちはウキウキ状態であった。皆の前にたどり着くとジャァーーーーンと自分たちで効果音を出しながら小さなバックから食料を出していく。呆気にとられる小人たちはやがて大歓声に変わっていった。
小人たち「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」
小人1「取引は大戦功だーー、これからも取引(交換)が出来るようになったぞーーーーーー。」
小人たち「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」




