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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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376話 アルの怒り

都に向っている北の大貴族、リ・ハーンは上機嫌だ。都迄の間の貴族達がリの元へ集まっているからだ。

もう少しで都という場所まで来たリ・ハーンは、将軍の意見を受け入れて一度軍を整理する事になった。


リ・ハーンの元に集まった兵力は、実に10万にもなっていた。これはリ・ハーンに人望があったわけではなく、大半が来たから都迄の道のりでリ・ハーンに踏みつぶされるよりはリ・ハーンに従い何とか生き残ろうとしている者達である。

実際に貴族軍たちはリの元から逃げ出すことを考えている。


進軍を停止したリ・ハーンは貴族達を集めて宴を開いた。


その宴は、貴族達との宴だが、兵士たちにも酒と少し豪華な食事が与えられていた。



リ・ハーンは、上機嫌で貴族達と話をしている。都での活躍を夢見て語りつくしていた。貴族達は皆ニコニコと笑顔であった。




宴後



リ・ハーン「ふーーーっ、やっと終わった。明日はいよいよ都に到着するな。そこで決戦になるかな。」

将軍「なるでしょう。」

リ・ハーン「では、私の役目は明日迄だな。」

将軍「ご苦労だった。」




翌日




リ・ハーンは、進軍前に全軍に向けて演説を行っていた。その内容は衝撃の内容であった。

それは、リ・ハーンは、影武者であり、本当のリ・ハーンは、将軍であったのだ。


貴族を含め皆がポカンとしてしまった。

嫌われ者の北の大貴族は、全て演技であり暗殺を回避するためにバカな振りをし、万一の為に影武者をしたて今まで生きてきたのだ。

上段で話すリ・ハーンは隣で無言でいる将軍に全ての権限を引渡し上段から降りていく。


上段に残されて将軍は「皆、よく聞けーーーー。余はこれよりリ・ハーンに戻る。大春華国は永遠だ(噓)。西の脅威を討つ。・・・・・・・」


将軍の演説は、貴族達に希望を与えていた。北の大貴族が馬鹿ではなく戦える将軍であった事で、もしかしたら勝てるかもと少し思ってしまったのだ。西の脅威は今や大春華国で噂にならない日はない。都を占領され、噂では毎日虐殺がおこなわれ、都の住人たちは怯えて暮らしているという噂が広がっていた。

西からの脅威は、噂だけが独り歩きしている。



影武者リ・ハーンであった。元リ・ハーンも変わっていた。馬鹿な貴族ではなくなっていた。本物のリ・ハーンの後ろに着いている。




そして都付近に待ち構えていたのはアル達ギルバートの者達であった。アルたちの戦力は2万と少なくリ・ハーン10万の5分の1の戦力でしかなかった。それでもリ・ハーンは油断することなく。ギルバート軍と対峙する。横一列に1万の軍を前面に出している。その後ろは貴族軍の者達が各中央、左右にかたまっている。

前線1万の兵たちはリ・ハーン直属部隊である。


対するギルバート軍は、5000の集団が4つに別れている。


両者は名乗りを上げる事もなく。ギルバート軍が先に動き出す。4つの集団が北の貴族軍に向って突進していく。受ける形になったリ・ハーンは前線10000の兵を4つに分けて対応させる。各2500でギルバート軍5000を受け止める。


だがギルバート軍の破壊力はすさまじく、半数の2500では受け止める事が出来なかった。

ギルバート5000はリ軍2500を蹴散らして行く。

ほぼ一撃で仕留めているが、2500人が密集していた事でギルバート軍5000は、進軍が止まった。



そして・・・・・ボン、バーン、バーン、バーン・・・・バン・・・バン・・・・



突然の爆発音で戦場は一瞬だが凍り付いていた。どこか別の敵が来襲してきたと勘違いをしてしまった。

だがこの爆発音の正体は、リ・ハーン軍からであった。

リ・ハーン軍の前線で戦っている者達が自爆していったのだ。


この奇策でギルバート軍は甚大な被害を出してしまった。

まさか戦闘中に全軍が自爆するとは思ってもいなかったからだ。


リ・ハーンは、自軍の貴族軍に向い「蹂躙せよ。」


貴族軍「「「「「「うおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」


雄たけびを上げながら貴族軍がギルバート軍に迫っていく。ほぼ壊滅状態のギルバート軍に貴族軍を受け止める事はできない。辛うじて生きている者達は皆重傷者であった。自爆により半数以上は戦死してしまっている。


アルは怒りに燃えていた。敵ではなく自分に対してであった。油断しているつもりは無かった。だが油断していた。


アルとトム隊、アスカ隊しか残っていない状態であった。そして敵は無傷の9万であった。


アル「トム、アスカ、負傷者を守れ。」

トム「・・・分かった。」

アスカ「了解。」



アルの指示は、生き残った者達を守る為にトム隊とアスカ隊で守るという者であった。地獄の始まりであった。アスカもトムも動き回る事で人数で勝る敵を翻弄し倒して来た。だが今回は一つの場所で動かずに戦わなければ成らなかった。

アスカとトムは、急ぎ負傷者を取り囲むように陣取る。もう敵は目の前であった。ギルバートの負傷者たちも戦う姿勢を見せている。アスカやトムの邪魔にならないように飛び道具を放っていた。それでも圧倒的多数の敵に負傷者たちは殺されていく。



アルは敵であるリ・ハーンを目指して一人敵軍の中を走っていた。両手に剣を持ち目の前の敵を斬り殺していく。9万もの敵に囲まれている為に中々突破する事が出来ない。焦る気持ちのアルだがその気持ちが更に苛立ちを加速させていく。早く戦闘を終わらせて生き残った者達を救わなければとの思いがアルを余計に苛立たせていた。


アル「どけーーー、邪魔なんだよー。」


アルは一歩進むために二人切り殺していく。アルはさらに焦る9万もの敵兵を相手にしているのだ。

敵将を討たなければアルが勝つことはできないのだ。

遅い歩みであるが一歩一歩進んでいく。リ・ハーンを目指して進んでいく。そこにさらなる攻撃がアル達を襲かかってきた。弓矢の攻撃であった。リ・ハーンが指揮する弓隊がアル目掛けて矢が放たれたのだ。矢の数は1000を超えていた。そしてリ・ハーン兵達にも突き刺さっていく。アルに攻撃を仕掛けていた者達であるが味方の矢によって命を落としていく。そしてアルにも数十本の矢が突き刺さっていた。急所には刺さっていないがかなりの重傷となってる。

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