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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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373話 都の改革

アルと乳母の話し合いで、奥で暮らしている10000人の女性のこれからが一番の問題となっていた。

何もせずに解雇となれば飢えた狼の中に放り込むようなもので問題が出る事は分かり切っている。その為に対策を講じなければ成らないのであった。

乳母としては皇帝と一緒に連れて行きたいところだが、それは無理な話である。そこでアルに嫁ぎ先の斡旋を頼んだのだ。アルはかなり渋い顔をしてしまったが、他に考えも浮かばずに渋々だが承諾してしまった。


そして困ったのが10000人の嫁たちの嫁ぎ先であった。中にはかなり高貴な身分の者が大勢いるのだが一人一人に時間を掛けている暇もない、そこでアルは多くの独身男性を集めて集団見合いをさせていく。

もう勝手に自分たちで決めろという事だ。

そんな大雑把な処理をしたが、これが上手く行ってしまった。

集った男たちのは、騎士や兵士、大春華の者達とさまざまであったが、ハッキリ言って女性との出会いが全くない者達が多く。所謂もてない男達であった。

それが見渡す限り女女女が周りに居るのだ。もうここは天国かと思うぐらいに皆興奮していた。そして女たちもこれからの生活の為、より良い暮らしの為に綺麗に着飾り男たちを魅了していった。


中でも一番人気は、まだ男を知らない者達であった。10000人の中で皇帝の相手をする者は基本全員なのだが、まだ女ではなく少女たちも多くいた。いずれ皇帝の相手とするために教育中の者達であった。その少女たちは、礼儀作法から床の事まで学ぶ。男たちの中で身分の高い者達はこの少女達を狙って群がっていた。


身分を気にしない者達の多くは、見た目重視の者が多く。必死になって口説いていた。女たちも愛想よく微笑んでいるが目は笑っていない。



アル「なかなか盛大な催しとなってしまったな。」

騎士「これでもかなり縮小しました。何しろ10000人の女子たちですから、この規模を後15回しなければなりません。」

アル「そうだな10000人もいるんだな・・・・・・」


アルは少し遠い目をしながら、乳母から10000人の女性の今後を引き受けた事を少し後悔してしまっていた。それでもアルは必殺丸投げの術が使える事でまぁいいかで済ませる事が出来ていた。


アルたちは、10000人の事だけに気を使っていたわけではない。大春華という国を解体する事が一番の大仕事なっている。

大春華国の都と周辺、西から都迄はアルの支配下となっているがそれ以外はまだ完全にアルの支配下にはなっていない。カインが各地で大暴れしている事で都に来ることはないが、まだ大春華の半分も支配下に置いていないのが現状だ。

そこで都から支配地域を広げるために軍を4つに分けて進軍させていく。都を守るためには1万は残すが、残りの3万を各1万の軍として各地を平定する考えだ。


まだ各地には貴族領の軍が存在している。皇帝が生きて居りという事で貴族達は大人しくしているが、自領に入って来たアルの軍を黙って見過ごすことはしないだろう。都を制したギルバートだが、まだ油断できる状況ではないのである。


アル「大春華の貴族達は団結しそうか。」

騎士「団結はするでしょうが、一つに纏まる事はないと思われます。この国が広いために一つに纏まる事が出来ないようです。」

アル「そうだな、この城の歴史書にも書かれていたが、一つに纏まるのは皇帝が表に出なければありえないとなっていたな。」

騎士「歴史書ですか、興味深いです。」

アル「書簡庫にあるぞ、見たければ閲覧をしてみろ。」

騎士「はッ、ありがとうございます。」




都内での支配を盤石のものとするためにアルは、スラムの者達を平民として扱う事を布告した。この布告は貴族、元高官、平民たちからは不満の声が聞こえてくる。不満の声と言ってもアルに直接言う訳ではなく噂話しとして不満を持っているという程度となっている。敗戦国の者が騒いだところで支配者が配慮する事は無いのである。

スラムの者達の中で過激派と呼ばれる者達の多くは先の戦闘で亡くなっている。今スラムに残っている者達の多くは、力のない者達であった。そこでアルは、その者達に賃金を支払いスラムの解体と建物建設の仕事を与えた。

都の半分がスラムとなっている現実で解体と建設は身近に出来る仕事して有用なのだ。賃金が入れば物を買う事が出来る。きちんと働き賃金を貰う。そして生活できるようになっていく。


アルは平民区から城迄とスラム街を完全に分けて考えている。どうやっても大春華国の身分制度を埋める事は簡単にできる事ではなかった。それならばと分けてしまったのだ。スラムを新しい町に作り替える事でスラムを無くし、スラムの住人たちはそこで平民として新たな生活の場を手に入れる事が出来るのだ。

スラムにはほっ立て小屋以外は真面な店もないが、新しく作る事で新たな商機も生まれていた。零細商店などは儲けるためにスラム地区へ移る者も出てきている。

労働によって金を持ったスラムの住人たちは店で物を買う事が出来る事を喜んでいた。今までは店で物を買う事も出来なかったのであった。


スラムの中で真面でない店はあった。それはスラムを縄張りとする荒くれ者達が経営する店があり、平民街で売っている物の2倍の値が付けられていた。貧しい者からさらに搾りっていたこの者達は今は殆んどいなくなっている、スラムの住人たちはもう怯えて暮らす事も無くなっていた。




戦争と内政を同時に行っているアルであったが、それ以外にもかなりの仕事が、各地からやってきていた。アルが王や皇帝となっている各国から仕事を持ってきているのだ。今アルが動く事が出来ない為に逃げる事も出来ずにアルは毎日18時間働いている。24時間である1日で睡眠時間は僅か4時間となっていた。残りの2時間は食事地トイレ休憩であった。トイレしか逃げ場のないアルは大春華国で異常にトイレに籠る時間が増えていた。一人っきりに為れる場所がトイレ以外になかったのだ。



騎士「アル様。大春華の北で反乱が起こりました。」

アル「・・・・これで各地の貴族達は動き出すか。」


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