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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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371話 暴徒

アル「何、都内で暴動が起きているというのか。」

騎士「はい、監視している者の報告では、都のスラムの者たちが暴れているようです。それも食料を求めてとの事です。」

アル「食料?、報告では都内には膨大な備蓄があると聞いているぞ。」

騎士「私もそのように報告を受けていますが、スラムの者達迄食料が行き届いていないのかもしれません。」

アル「・・・・・・・・」


アルは国家存亡の危機である大春華国がまさか都内で一致団結していない事実に驚いている。

国内での身分さはあれど、敵であるアルたちが目前に迫っている事でスラムの者や平民などは国を守る為に団結するだろうと考えていた。それが全く違っているという事実に驚いているのだ。


都内の暴動は段々と激しくなっている。スラムの住人たちは平民街を占領し食料を強奪していく。都内の高級地区以外はもう無法地帯となっていた。

それでも高級地区と城がある場所は以前と変わりなく過ごしているのだから呆れてしまう。


城内


高官1「少々外が騒がしいようだ。」

高官1「御心配には及びません。スラムの者達が暴れていますが、食料は出していませんので、その内皆餓死するでしょう。」

高官1「フフフフフ、餓死かスラムにはお似合いだな。それにスラムが無くなればこちらとしては喜ばしい事だ。」

高官2「左様ですな。スラムを潰せるならば多少騒がしくとも我慢できますな。」


高級官僚たちは、全てが思い通りになると錯覚していた。幾らスラムの者達が武器もなく食料もなく逆らう力がないと分かっていても限度があるのだ。敵に取り囲まれた極限状態で過ごしていれば頭がおかしくなっても仕方がないのだろう。スラムの者達は、食料不足と強制労働でもう限界点に達していた。それがこの暴動であった。都の半分がスラムという事実を城内の者達はきちんと理解していなかった。

集団という武器が存在する事を理解できる者は城内にはいなかった。


平民地区で食料を漁りつくした暴徒たちは次は高級地へと移っていく。その中で兵士となっていた者達は暴徒へと加担していく。暴徒の人数を見て踏み潰されると思った者が多くいた。兵士たちは強いものに巻かれろという言葉通りに暴徒の一員となり高級地区を先導していく。


防衛に為に兵士たちが居なくなり高級地区は暴徒に飲み込まれていく。その中で高級地区に住んでいた住人たちは暴力の限りを尽くされ殺されていく。


そして到頭城をぐるりと囲むように暴徒たちが集結していく。ここで暴徒たちの中から代表者が生まれてくる。無法地帯と化している中で扇動し人を操る者たちは居る。裏社会の者達や元兵士など達は暴徒たちを纏めていく。纏めるといっても完全に纏まる訳ではなく、力のある者達が集り暴徒達を扇動するように画策していくのであった。

力のある者達は、城内の者達の事を少しは知っている。汚れ仕事を請け負っている者達もいたからである。

そのも達は、城内が富が集結している事を知っている。この混乱に任せてその富を強奪しようとしているのだ。その為に暴徒を利用して城内に入る事を画策していた。

又城内で働く者達も城を囲まれてた状況でパニックとなっていた。


城内には高級官僚以外に多くの者達が働いている。平民が一番多いが全て下働きとなっている。平民たちは自分たちが助かる為に逃げようとしていた。そこに内情をしてっている暴徒の一部が中に入る代わりに下働きの者達を見逃す約束を取り付けていく。実際にはそんな約束を守るつもりが無いのだが、パニックとなっている為に冷静な判断が出来なくなっていた。




騎士「アル様、かなり拙い状況の様です。」

アル「仕方ない。突入するぞ。皇帝だけは生きて確保せよ。」



都の暴動で始まったこの騒動は、アルたちの強制介入によって街は鎮圧されていく。だがこれでおしまいという事も無かった。


アルたちが都内に入った時には暴徒はもう城内で暴れていた。その為に城内では多くの者達が殺され犯され強奪されていた。一部の城内の騎士達も暴徒に協力していく。それは生き残る為に暴徒に協力していたのだ。数の力の前ではいくら権力があっても無意味となっていた。


高官「ままま当て、金をやる。だか・・・・」ドスドスドス・・・


多くの者達に踏みつぶされ人の形で亡くなっている者や四肢を斬られてしまっている者、犯されてしまっている者と城内はもう悲鳴と怒鳴り声しか聞こえない。


それでもまだ秩序を保っている場所が存在している。それは城の奥に位置する奥であった。この様な状況になってもこの奥ではいつも通りの生活がなされていた。

この奥を守る者達はこの場を離れる事を許されていない。どのような状況でもこの場を守る事を義務付けられているのだ。一部の暴徒はこの奥へ入ろうとしたが全て斬り殺されていく。


そんな状態も長く続くはずもなく守っている者達は一人倒れ二人倒れとなっていく。もうあとわずかで崩壊するという時にアルたちの軍が城内に入っていく。

アルたちは、暴徒も城内の者達も皆敵としている為に手あたり次第殺していく。


城内に入る時に、入り口を封鎖してこれ以上人が入れないようにしている。その為に城内の者達を殺してしまえばこの城は落ち着いていくのだ。

だが城内には数万という者たちが入り込んでしまっていた。



城内で一番?悲惨な者達がいた。普段から威張り散らしていた自称一騎当千の者達だ。この一騎当千の者達は暴徒に殴られ蹴られている。皆に気叫びながら死んでいく。それでも暴徒たちは死体を殴り蹴飛ばしていく。この自称一騎当千の者達は町で権力を使い人を殺していた者達なのだ。キラキラな服装でかなり目立っていたようで見つけた暴徒たちは叫びながら自称一騎当千たちをいびり殺していく。


見つかった高官たちも同じように殺されていくが、皆共通している事があった、身ぐるみを剥がされ皆裸であった事だろう。

暴徒たちは只暴れている訳ではない。食料と金もの物を持ち去る為にこの城内に入ってきているのだ。高級な服は貰い、指輪や装飾品などを高官たちからはぎ取っていく。



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