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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
1章 2回目の始まり
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28話 魔法研究

ギルバート邸


秘密の部屋


アルは秘密の部屋で、うんうんと呻っていた。魔法の新たに開発しようとしている。


んーー、今までの魔法は、ファーイヤー(ボール)、放水ウォーター、再生、治療、毒(元胃液)、糞(肥料)、身体強化、火炎放射(口から)、魔弾(魔力)こう見ると治療、身体強化、魔弾この3つはかなり有効だよな。

身体強化は、熟練者なら身体強化×3まではいける。魔弾は魔力を圧縮して爆発させる。


アルは人の構造の本を読みながら、ん、手足をを動かすのは筋肉だけじゃないんだ。腱か。腱、筋肉、骨、脳、目、鼻、口、舌、耳、爪、血液、んーーーーーーーーん。


腱を作ってみる。伸び縮みするな。いいなこれ。そういえば鹿の腱で石を飛ばしいる子供がいたなー。

あいつの発想すごいな。腱を絡めて編んで大きな弓の弦が出来るよなー。大弓なら槍を飛ばせるかな。威力と距離を出せるな。

ん、手か。


アルは自分手を見つめている。握ったり開いたりと、ぐーぱーしている。そして魔力を固める。2メートル先の剣をを見つめている。すると剣が浮く。剣は一人で素振りをしている。

(おっできた)魔力手、透明で見えないから影の手、第3の手、名前どうしよう。

又アルはうんうんと呻りだした。



遠距離の攻撃手段  ファイヤーボール、手で投げるか杖を振って飛ばすかである。余りスピードが出ないために遠方から攻撃しても避ける事が出来る。(密集しているならかなり有効。)


中距離の攻撃 魔弾(30から40メートル)かなり有効な攻撃手段である、魔力を圧縮して弾丸を作り、筒状の杖(15センチ)に詰めて酸素爆発を起こし飛ばす。

酸素を注入しての爆発は、他にも使えるよなー。



近距離攻撃、火炎放射(実質射程10メートル)15メートル。放水(5メートル)、爪(1メートル)

      第3の手(仮)(3メートル)


後は身体強化による格闘かな。遠距離攻撃は、大弓を使うか何か武器を作ってやらないと無理だよな。

こう見ると中距離と近距離が強いなー。



アルは第3の手を大分気に入った。椅子に座りながら物を取り、本を読みながら紅茶を飲む。第三の手を起用に使い人と同じ大きさから人の5倍ぐらいの大きさまで自由自在に変化をさせている。

ハハハハ、これ面白い。色々と第三の手で遊んでいると手が創れるのならば人も造れるのでは思い。人の形に魔力を込めていく。無理であった。人の構造が複雑すぎるために動かす事が出来なかった。

手だけなら可能か、でも結構神経使うな、慣れないと戦闘中は難しいかもな。


それからも、あーだこーだと独り言を重ね、一人考えを纏めている。


(これはこうだから、こうだろう。そんであれはこうなるから、こうくるんだよな。んーーー、あっ、これがこうだ、こうなるんだ。)



チリンチリン


「ん、部屋に誰か来たな。」


アルは秘密の部屋を出て急いで自分の部屋へと戻って行く。


サリー「アルお兄様ー、いますかー。」

アル「おっサリーいるよー。」

3女のサリーはアルの事が大好きだ。魔法使いにして貰い。色々な魔法を教えてもらっている。

サリー「アルお兄様、新しい魔法は無いんですか。」

アル「いい所に来たね。あるよ。」


アルはサリーに第三の手を披露する。


サリー「凄い、凄いすごーーーい。」

アル「この第三の手は家族だけの秘密だよ。透明で見えないから必殺技になるよ。万一誰かに襲われてもこの手があれば撃退できるでしょう。」

サリー「そうですねー。座ったままで物を取ったり出来ますねー。」

アルは思った俺と同じだ。


アルはサリーに第三の手魔法を教えていく。


いいかいサリー手をぐーぱーしてみて、そこに魔力を込めていって、んんいい感じだね。そうそうそんな感じで、良し手の魔力をそのまま外に移動しようか、そうそういい感じ。


アルは実演して見せ、自分でやらせる。


サリー「あっ出来ましたー。動かせますー。」

アル「おーじょずに動かせるねー。凄いよー。サリーは天才だねー。」

サリー「えへっ、第三の手でアルお兄様、握手しましょう。」

アル「いいねー、やってみよう。はい握手。」

サリー「えへへへへ、お母様とおばあさまに、教えてきます。」 タッタッタッタ・・


それから大騒ぎとなってしまった。


サリーが母とおばあ様の所に行ったのだが、そこに姉達もいた。優雅にみんなでお茶を飲んでいた。サリーが駆けてきた。


サリー「お母様ー、魔法ですー。」と叫びながらコケてしまった。だが第3の手(透明)を出している為にとっさに第三の手を着き、クルリと一回転して見事に着地した。みんな唖然としている。サリーは身体強化を使っていない。それなのにこの運動神経みんなびっくりするのは当たり前であった。


母「サリーーーー。」

祖母「サリー。」

姉達「「あっ」」


みんな「「「「おおおおお」」」」となった。


サリー「えへっ」


サリーはアルの第三の手魔法の事を説明していく。「手をぐーぱーして魔力をぎゅっとするんです。」

母も、姉達も何を言っているか分からなかった。祖母だけはサリーの言葉を理解出来ていた。


祖母「魔力を手にいきわたらせるのでしょう。そして魔力を移動させるのよ。」

母「サリーそうなの。」

サリー「そうです。手をみて魔力をぎゅっとです。」

感覚派のサリーは、説明が下手だった。


それから、アルを含めて第三の手の練習が始まった。アルは一人で研究したかったが家族がそれを許してくれない。祖母、父、母、クリス、マリー、ケリー、サリーとみんなで練習となった。

祖母は直ぐに出来るようになった。父と母はかなり苦戦している。クリスたち兄弟も人と同じ大きさまでの手であれば問題なく出来るようになった。


クリス「アハハハ、これ楽しいね。」

マリー「便利だわ。」

ケリー「便利よねー。」

サリー「でしょう、でしょうー。」


父「オッ、できたぞー、ハハハハ。」

母「・・・・」

アル「母上、一緒にやりましょう。」

アルはサリーに教えたように一緒に感覚を教えるために魔力を送る。「そうそうです、そこで魔力を固める様にしてそのままの形で外に移動させます。」


母「出来たわ。うふふふ。」

アル「もう大丈夫でしょう。一度できれば魔力で簡単に作り出せますよ。後は強度と大きさは訓練していってください。


その日は遅くまで館は賑やかであった。



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