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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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251話 決闘準備

ミントル騎士爵家は決闘の準備を始めていた。騎士と言う家柄か、当主自体も毎日の訓練は欠かしたことが無く、リーフ王国内でも実力者となっている。その為に男爵家の決闘と言う解決案を受けてしまったともいえる。

ミントル騎士爵家は、決闘には当主だけではなく家臣4人が参戦する予定となっている。この家臣たちもかなりの実力者であり男爵が用意できる相手位ならば問題なく勝てる実力を持っている。


だがここでミントル騎士爵家に男爵家(領)に続々と騎士や兵士が入ってきていると言う情報が入って来た。驚いたミントル騎士爵は、男爵領を調査させたのだ。その結果男爵は決闘に対して助太刀要員として兵10000を用意している事が分かったのだ。絶望するミントル騎士爵であったが、自分たちも人を集める事になった。何しろあと半月後には決闘となるのだ、悩んでいる暇も時間も無かったのだ。

必死に兵を集めるが、相手が10000人も集めていると分かると皆腰が引けてしまっている。決闘において死亡した場合は雇い人が保証するのだが、今回は騎士爵家が潰される場合もあり、財力に不安のある騎士爵に皆尻込みしてしまっているのだ。


そんな時に、カインがミントル家を訪問した。


ミントル騎士爵家は特別管理官であるカインに相談していく。ミントル騎士爵は、決闘についてカインに話し助太刀の変更を願い出る。決闘に10000人者助太刀を用意する事事態非常識であり、もはや決闘ではなく戦争と言ってよいといえよう。貴族社会の中でも常識と言われる物はある。通常の決闘と呼ばれるものは、助太刀は多くとも10人以下であり。10000人も助太刀がいる事等リーフ王国に歴史を見ても初めての事であった。その為に今までは決闘となる場合でも人数の事は不文律であった。


男爵家は決闘の内容も法律にも違反していない事でカインの補佐であるカールが男爵家に対して確認を行なった時にも平然と助太刀10000人と語っていた。


男爵家はもう貴族界では生きていけないようなことをしでかしているのだが、男爵自身は平然としている。この事でカーンは男爵家の調査を開始した。そして出てきたのは侯爵家の後ろ盾であった。



この報告を聞いたカインはもの凄く嬉しそうに自分の剣を磨きだしていた。だが報告者であるカーンはカインに対して絶望的な言葉をはいていた。


カー「カイン様は助太刀にはへ入れませんよ。」

カイン「えっ。」

カー「いいですかカイン様は特別管理官です。騎士爵家、男爵家のどちらの味方も出来ません。早い話が審判ですね。」

カイン、ガーーーーンであった。

カイン「俺は戦えないのか、10000人だぞ、10000人と戦えるチャンスなんだぞ。何とかならないのか。」

カー「方法はあります。ミントル騎士爵をカイン様の寄子にするのです。より親が助太刀するのならばいくらカイン様が特別管理官でも問題は有りません。それに10000人に対してカイン様と数人の助太刀です。問題にならないでしょう。」

カイン「ミントル騎士爵家に行くぞ。」

カインはもの凄い勢いで出ていった。もし漫画であればピューーと表現されていただろう。


カインは無事に寄り親となりミントル騎士爵家は、これで負けないを息を吹き返していたが、ここでまた新たな情報が入ってきていた。何と男爵家は10000人の助っ人を増やしてきたのだ、後ろ盾である侯爵家がカインの事を察知して自分の兵を男爵家に送り込んできたのだ。その数何と20000人であった。何としてもこの決闘に勝ちギルバートに対して土をつけるつもりのようだ。同じリーフ王国で侯爵家であるが、ギルバートは世界を股にかけて活躍をしている、一方侯爵家はリーフ内でもくすぶっているのだ、此処で名をあげればギルバート家に勝った家として末代まで語り継がれる事となり名家になれるとかなりの妄想を広げているようであった。

30000人で一人を袋叩きにする事にはまったく気にもしていないようてある。


そしてこの決闘はリーフ王国内で話題沸騰となり、貴族達は決闘の見学をリーフ王国に求めていた。リーフ王国も快諾し決闘場所を観戦できる場所へと移動を命じていた。広い平原を決闘場所として貴族用に観覧席迄即席で作っている。もはや見世物になっている。だがやる方はかなり真剣であり、殺し合いなのだ。

騎士爵側もギルバート関係者が観戦に訪れる予定になっている。男爵側も黒幕である侯爵も観戦する事になったようだ。侯爵はここまでくればもう体裁も何もないと兵をさらに増やしている。集められるだけ集めている感じであった。



カインのもとにアルが現れていた。


アル「カイン兄、本当に一人でやるのか。」

カイン「当たり前だろう。30000人を相手に出来る機かいなんて普通ないぞ。ここでやらなきゃ一生機会なんてないだろう。」

アル「でも、騎士爵が勝たないといけないんだ、カイン兄は、負ける事は無いだろうけど30000人相手じゃハッキリ言って難しいよ、一つ聞くけどカイン兄は、トイレを我慢できるの。」

カイン「我慢ってどのくらいだよ。」

アル「そうだね、一人に1秒として今の情報だと50000人は集まりそうだね。そうなると1時間で3600人、・・・約14時間だね多少の移動とかあるだろうから15時間トイレ我慢出来るの」

カイン「15時間かな、何とかなるんじゃないか・・・」

アル「もし途中で漏らしたら一生貴族達や兄弟たちにお漏らしカインと呼ばれるよ、いいの」

カインは想像してしまった。自分が漏らしながら戦っている姿を想像してその映像を振り払うかのように頭を振っていた。


カイン「きゅ休憩の為に2,3人は必要かな。」

アル「50000人を相手にするんだ騎士爵達では簡単につぶされてしまうよ。騎士爵が殺されてしまえばそこで男爵家の勝利が確定するんだ。まずは騎士爵を守る事が優先だよ、そしてカイン兄が50000人に勝事もね。」


カインはアルと相談しながら、騎士爵家が勝つ方法を考えていく。まずは騎士爵にある程度強くなってもらわなければならない。そこでスキルオーブを使い騎士爵とその護衛達を強化する事になった。

その中にカインの家臣を紛れ込ませ戦力の増強を図る。

万一騎士爵が殺されないようにしなければならない。その為に保険である。


準備を着々と進めている侯爵家は妄想が膨らみ過ぎて破裂しそうになっていた。ギルバート家にギャフンと言わせることが出来るチャンスである。それも貴族達の見ている前で出来る事が嬉し過ぎてうれションしたくなるほどであった。



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