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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
250/254

250話 カインの世直し?

カインは、ピカピカなバッチを磨いている。

余程嬉しいのだろう、ピカピカなバッチをさらにピカピカにしている。


カイン「へへへ世直しだ。」


カインか今回のサマーズとリーセントの事で味をしてしまった。リーフ各地を廻り世直しをしていく事にしているようだ。リーフ王国から特別管理官と言う、よく解らない役職を与えられている。この特別管理官は、本当に特別であり、リーフ王国国王以外に命令権がないという代物であった。


そしてカインのもとに1通の手紙が届いていた。城からの手紙でリーフ王国内に敵族同士の争いが起きていると言う物であった。

カインは直ぐにリーフ王国からの特別管理官補佐と共に現地に向かう。

カイン達は変装をして現地入りを果たすと、管理官補佐達は現状調査に出かけていく。

貴族同士の争いの内情を探るためであった。


そしてカインのもとに報告のために集まっている。(補佐と補佐の補佐達)


カイン「調査は進んだか。」

カー「はい、では報告します。・・・」


カインの補佐である。カールがカインに報告していく。

その内容とは、ミントル騎士爵家の領地に鉱山が発見された。この鉱山は金が取れる鉱山であったために周りの貴族達がミントル騎士爵家を潰そうとしていると言う物であった。ミントル騎士爵は貴族社会では最底辺の領地持ち貴族となる。周りは男爵と子爵家であり、騎士爵のミントルでは、逆らう事が難しい相手で会った。その事を分かっている男爵家が、ミントル家に対して婿を押し付けてきている。何度も断っているのだが男爵家は聴く耳を持っていないようだ。そして今度は嫌がらせが始まっていた。

金の鉱山で取れる物はリーフ王国へ納めるために税などはかける事は出来ないがそれ以外は全に税をかける事が出来る。ミルトン家は王都へ向かうためには男爵家の領地を通り王都へ向かい街道に出るのだ。その為に男爵家の領地に入る時に税を支払う事になるのだが、通る度に税が挙がっていっているのだ、困ったミントル騎士爵はリーフ王国に泣きついたのだ。リーフ王国としても金を算出するミントル騎士爵は重要な貴族家となっている。

男爵家は、法律に一切違反をしていないのでリーフ王国としても困っていた。そこに今回世直しと言ってサマーズとリーセントの問題を解決したカインに役職を授けて問題解決をするようにしたのだ。だがリーフ王国はまだ知らなったのか、知っていてワザとカインを仕向けているのは分からないが、カインは感覚派である。作戦を練って穏便に解決をすなど到底できるような精密さなど全く持っていない。殴って解決する事しかできないのだ。それを特別管理官などと言う者にしてしまっているのだ。


カイン「よし、騎士爵家が嫌がらせを受けているのならば、男爵家は処刑でいいな。」

カー「カイン様、それは拙いです。処刑はなしです。」

カイン「そうなのか、じゃぁどうやって解決するんだ。男爵家は法律に違反はしていないんだろう。」

カー「はい法律には違反はしていませんが、ミルトン騎士家の嫌がらせと婿を取らせようとしたことは罪になります。特に婿を押し付けてお家乗っ取りと取られてもおかしくありません。貴族社会でお家乗っ取りは最悪の所業とされています。狙いは金鉱山である事は明白であります。」

カイン「だからどうすんだ、殴っていいんだろう。」

カー「カ、カイン様、準備しますので今少しお待ちください。」


カインの補佐としりてリーフ王国からカール、スール他が派遣されている。カインのお守りと言う事なのだがカインが何しろ喧嘩っ早いのだ、かなり苦労しているようである。それでも流石はリーフ王国の暗部の者達である、カインを何とか制御しているのであった。


カールとスールは、ある噂を流した。リーフ王国は金鉱山を守る為に騎士団を派遣を検討していると言う者であった。

この噂に焦りを感じた者は男爵家である。男爵家は、リーフ王国に逆らうつもりも力もない。只ミントル騎士爵の鉱山権利が欲しいだけである。ミントル騎士爵家が、男爵家の領地となればリーフ王国に対しても何も問題とならないのだ。そこで男爵家は騎士爵家に対して決闘解決を告げてきたのだ。

この決闘解決とは、貴族同士で問題が起こり解決が難しい場合の解決策である。決闘して勝った方の言い分が通ると言う物である。これはリーフ王国の2人以上の役人が立ち合い人となり契約を交わしたのちに決闘を行なう。


男爵家は、リーフ王国騎士団が来ると言う噂を利用して騎士爵家に決闘解決を告げる。騎士爵は決闘も何も男爵家の言いがかりが問題であって決闘を承諾するつもりはなかった。だが男爵は言葉巧みの騎士爵家を誘導していく。決闘解決で全てが終わり、煩わしい事は無い。賭ける物は鉱山で領地ではない、そして男爵家も同じ価値の物をかけに出さなければならない、男爵家は領地すべてを賭けの対象としたのだ。これには騎士爵も驚いていた。

そこが男爵の策略であった。領地すべてをかけに出すのから、決闘解決にて解決すると男爵は迫る。そして代理と助太刀を承諾する。


この代理と助太刀は、幾ら貴族と言っても全ての者が戦える力をもっつえいる訳ではない。女子供が貴族家の当主と言う場合もあり、高齢で戦う事が出来ない場合もあるのだ。その為の対策案として代理者が認められている。そして助太刀とは貴族当主が戦いに不慣れな場合などの為に助太刀がある。

今回の場合は、騎士爵家にこれならば勝てると思わせる事で出した案であった。案の定騎士爵は色々と条件を出して決闘解解決を承諾てしまった。


一月後に決闘解決を行なう事になった。王都に届け出を出し承諾してもらう為にで一月後となっていたのだが実は男爵家に秘策があった。

確実に勝つには数の力であると男爵は思っている。もちろん個人の力も重要である事も知っている。個人の力では男爵は身体強化と剣のスキルを持っている。それも家臣他10人も同じものを持っているのだ。

本当の家臣ではなく、貸し出して移籍しているもの達である。この男爵を支援している者がいるのであった。金鉱山を狙い。リーフ王国侯爵が後ろ盾となり。男爵を操っていた操られている男爵もその事を十分に理解している、金鉱山の利権はそれ程美味しいのだ。おこぼれが少しでも生活が劇的に変わっていく。

そして男爵は個人と集団の力がある。決闘解決に人数制限をしないで契約を結ぶことに成功していた男爵がこの事で勝ちが確定したと思っている。たかが男爵と騎士爵の決闘解決で、10000もの兵士を要しする事等ありえない事である。10000人もの兵を雇う事が出来るのもはリーフ王国内でもそういない。侯爵でもかなりきついだろう。男爵や騎士爵では不可能な数であった。


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