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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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248話 暇人が一人

アルは、ガイアガリレオ王国を支援するためにやったのだが王が子作りに励んでいる事で呆れて放っておくことにした。そこでアルはガイア内の部族を見て回っていた。その中の一つに戦闘民族と呼ばれている者達がいる。この者達は戦う事が3度の飯より好きと言う者達である。そんな戦闘大好きな者達が平和となったガイアで、悶々とした暮らしをしている。平和なことはいい事なのだが戦闘大好きなこの者達は平和が許せないようだ。

平和な世を壊すようなことはしたくはないが戦いたい。ダンジョンへいき魔物と戦うか、それとも人と戦争でも起こすかと真剣に考えているようであった。そこにアルが現れて戦闘民族たちが相談してきたのだ。

アルは最初は、こいつら馬鹿だなと思ったが、この平和を壊したくはないと思っている事で少しは協力してあげる気持ちになってしまった。アルは、ダンジョンに行くのならば手配すると伝え、他の国へと移りたいのであれば協力するとも伝えていた。


そして多くの者達はダンジョン島へと移り住むことなったが残された者達もいた、戦闘民族と言っても全ての人が戦闘を得意とするものではなく、少ないが戦闘が不向きな戦闘民族もいる。残されたしまった者達が不向きなもの達であった。この者達は戦闘以外は得意とあって中々優秀なもの達だった。

この優秀なもの達は、領地を発展させることを考えていた。

戦闘民族たちがいなくなったことでこの者達が表に出てきたのだ、周りの領地と共同で発展させることを考えているようで、5つの領地が一つに纏まろうとしていた。地方で経済圏を作りだしその中で賄えるようにしていく。5つの領地はかなり広く十分にやっていけると考えている。そこでアルも協力することなった。アルが協力する部分は、外からの輸送と金を貸す事である。

輸送は勿論ケリー輸送だが、鉄道網も考えている。そして金は金行の支店を作りそこから貸し出すことになるだろう。


82の部族での格差が広がってきていた。景気の良い部族と落ちぶれていく部族があり不満も大きくなっていたが、元々が貧乏で不満だらけであった事が幸いしている。ガイア時代よりはよい生活がまだ出来ている為に暴発までは行かないでいられた。何か対策を行なえばまだ建て直すことが出来る状態であった。

上手く行っていない部落には共通の事が言えた。族長の単独で決定されそれが失敗していると言う事だ。今まで単独で決定して失敗しても規模が小さく問題にならなかったが、領地と言う物が出来てその内政事であるために失敗すれば領民に影響が出てくるのは当り前であった。その事実に気付かない族長が多く失敗をくり返し落ちぶれて行っている。

本人が落ちぶれるだけであればいいのだが部族全体が落ち分える事は死活問題と成る。族長に分からせるためにも教育が必要であり急務となっていた。そこでギルバート家は人の派遣で賄う事にしたのだが、そういう者達は簡単には受け入れない。困ったギルバートの担当者はカインを引っ張り出し、教育を行なってもらった。拳による教育であったがこれは効果覿面ですぐに効果が出ていた。

そんなカインはかなりの暇人であった。家臣たちが領地の事は全て行っている為にカインの仕事はほとんどないのだ。





カイン「なぁアル、なんか面白いことないか。」

アル「ある訳にでしょう、仕事が溜まっているんですよ。」

カイン「仕事と言って結構出歩いているじゃないか。サボっているんじゃないか。」

アル「まぁたまには息抜きも必要ですね。」

カイン「だろうだから何か面白いことないかな。」

アル「そうですね、今ガイアは今落ち着いていますからね、フロンティア大陸の東にはまだ色々な国がると言われています、あのローマン帝国でさえフロンティア大陸の半分しか征服していないんですからね、東にを見に行ってみますか。」

カイン「おおーーー、言い考えだな。行こう行こう。」


アルとカインはフロンティア大陸の東を見物に行く事にした。だがこれを聞いていた者がいた、家臣たちである。自分たちも行きたいとなり決闘で決める事になったようで皆旅と勝ち取る迄戦っている。其れとは別にアルは色々と処理をしてから出なければ旅には行けないのだ。

各国の宰相と打ち合わせを行ない。出来るだけ処理をしていく。

最悪はワイバーン便で仕事をす事と誓をさせれれていた。


アルはげっそりとした顔をしていたが必死になって仕事を片付けていく。そんなアルに来客があった。

リーフ王国貴族のサマーズ男爵家の次男が突然アルを訪ねてきたのだ。このサマーズ男爵家とアルは面識はない。


次男「突然の面会を承諾していただきありがとうございます。私はリーフ王国サマーズ男爵家次男のルイスと申します。」

アル「スイス殿か、私がアルフォードだ、でどのような要件なのかな。」

次男「はい、実は私は今窮地に立たされています。出来ましたらお力添えをお願いできないかと思いこうして押しかけてきました。」

アル「窮地とは?」


この次男の話ではサマーズ家は今隣の領地から嫌がらせを受けていると言う、元々仲の良くない領地と在り度々揉めてはいたのだが、このガリレオ騒動で隣の領地領主が大喧嘩となり、サマーズ家を巻き込んだ騒動となっていると言う。浮気により追い出されてしまった夫がサマーズ家との境界線上に拠点を造り居座っていると言う。これに抗議をしたが、夫婦ともに知らん顔であったと言う、困ったサマーズは強制撤去に出たが負けてしまったのだ。そこで追い出されしまっていた夫は拠点をサマーズ側に広げていった。サマーズは、領民たちを非難させたことでその場所が無人となりより占領しやすくなってしまい、追い出されしまった夫が我が物顔で居座る形となっていると言う。困ったサマーズはリーフ王国に助けを求めたが貴族同士の争いには関与しないと突っ放られてしまった。

頼る貴族も居ない弱小サマーズ男爵家は最後の頼みとギルバート家を頼ったのだが、みんな忙しくたらい回しをされて、アルに廻って来たと言う。アルは何とも言えない表情をしていた。この疲れ果てた次男を見ると可哀そうになっていた。


アルは自分はまだ仕事で抜ける事が出来ないが、一人暇人を知っていた。アルは直ぐにカインを呼び出し。このルイスの状況を伝え、助けてやってくれと頼み込んだのだ。カインもアルに頼まれては断る事も出来ないし、なんだか楽しそうだと思い、簡単に引き受けてしまっている。それから色々と作戦を練り、カインに教えていく。カインとルイスは真剣に聞いていく。

そしてカインとルイスはサマーズ領へと飛び発っていった。


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