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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
244/256

244話 俺は人だよね

秘書官「アル様、報告書です。」

アル「ありがと。」


アルは秘書官からの報告書を読んでいる。


アル「あの男は、大丈夫そうだね」

秘書官「はい、金行員の報告にもありましたが、問題なく村を運営しております。」

アル「その様だね。なるべくあの男に近づけないように保護をしてくれ。」

秘書官「了解しました。」


数日後、アルの元に金行員が現れる。


金行「アル様、お久しぶりでございます。」

アル「嗚呼久しぶりだな、でどうだ。」

金行「はい、あの男の村はゴーレムを貸し出しましたので順調に村は発展していくと思われます。」

アル「上手く行っているようで安心した。慎重にな。」

金行「はい分かっています。あの男の夢は家族仲良く暮らす事です。村が静かならば問題は出てこないでしょう。」

アル「まぁそれが問題だな、周りの部族たちが下手なちょっかいを出さないように気を付けてくれ。」

金行「お任せください。」



男の村


俺の村にどこにも所属できない者たちが集っている。農地開拓に失敗した者や部族を追い出された者と色々だ。

行く場所がないのであれば受け入れるしかない。

俺は、近くに村をつってそこに住まわせることにした。


今俺が面倒を見ている村は、8つになっている結構しんどいんだな。


それでも俺を頼ってきているんだやらなければならないよな。



そんな日々を送っていたが、気づけば俺の面倒を見ている村が増えていた。そして所属の無い俺たちは森の部族と言われるようになっていた。何でも森の中に住んでいるからだと言う。安易すぎるだろう。

まぁそれでもどこの部族でもなかった俺たちが部族として認めて貰えたんだ喜んでいいんじゃないかと思っている。

そんな俺は部族長になっている。少し偉くなった気分だ。


今、森の部族は、3万人を超えている。大きな森の中に3万人が暮らしているんだけど、狭くはないぞ森が大きいからな。まだまだ住める場所はいっぱいある。


そんな森の中で狩りと畑でみんな長閑な暮らしをしている。まぁ外はかなり騒がしいようだけど俺達には全く関係ないな。

偶に来る金行員の人が俺に教えてくれるんだ。


俺達に少し変化があった。俺の周りの者達が、みんな力を手に入れたんだ。何でも身体強化と言うスキルみたいだ。俺の力持ちも身体強化だと言われたよ。それと俺にはみんなを安心させる力がると言われている。安心させる何だそりゃと思ってけど知たかぶりをしてしまった。もう聞けない。


俺達の村は町になっている。本当は村がいいんだけど仕方がない。色々と仕事が増えて人も増えてしまったからな。

そんな俺たちの町に、避難してきたと言う者たちが大勢やってきた。その数何と3000人もいる多すぎだろうと思ったけど受け入れるしかないよな。もう行くところないって言っているしな。


俺は森の大きさを考えて3000人はきついなと思ったんだ。だけど次の瞬間には、まぁ大丈夫かと思っていたんだ不思議だな。


俺は3000人を3つに分けて村を作るようにした。

村予定地に行くと、あれこんなに造っていたっかなと思うぐらい村の形が出来ていた。少し不思議に思ってたけどまぁいいやと思い村に住まわせていった。

各村の代表たちにも通知を出して、次回、集まった時に紹介すると伝えておく。


俺も忙しくなったもんだ。少し前は畑を耕して暮らしていたんだもんな。それが今や族長だ。誰か変わってくれないかな。



俺の所に又金行員がやってきたんだけど、なんか服がボロボロになっていた。俺はどうしたんだ聞いたんだけど金行員の人は苦笑いをしながら、俺にこの森が広くなって迷ってしまったと言われた。森が広くなった。この森は前と変わらない筈だけどと俺は思ったんだけど、あれ俺がこの森に来た時はただ木が鬱蒼と生えていただけだった事を思い出した。

俺は真剣な顔で金行員に尋ねた。


すると金行員の人は、あっ拙って顔をしていた。

なんか触れてはいけない事だったようだ。だけど俺は知りたかった。何で森が大きくなったことに気付きもしなかったんだ.他にも不思議なことが沢山あった。


金行員は、あきらめたように話し出す。



俺は、人じゃなかった。



俺は黙って聞いたいた。自分の事だし知りたかったしな。

金行員の話は、信じられない事ばかりだった。金行員は鑑定と言うスキルを持っているそれで俺を鑑定したと言う。謝られたけどどうでもいい事だ。

その鑑定で俺は核と言う物らしい。ダンジョンの核と言われた。俺は不思議に思い俺は人間なんだけどと言ったが、核が人型になっているだけだと言われてしまった。そして色々と説明をされていったんだけど思い当たる事が多すぎた。森が大きくなっているのは俺の能力で広げていると言う。村人たちも俺の能力で力を着けていると言われてた。


此処からは私の予想ですがと終え置きをされて説明された事は、信じられない話だった。

何でもダンジョンは神様が作ったと言う。その神様は人の思いが作っていると言うんだ。えっ俺ってもしかして神様なのかと思ったら違った。神様が作り出した、まぁ分体みたいな者ですよと言われた。軽く言うじゃないか。俺は深刻なんだぞ。


俺は人々の思いが俺だと言われてよくわからなかった。人々の中で一番の思いが家族仲良く暮らしていく事なんだと説明されて妙に納得してしまった。俺の夢は家族仲良くだからな。

そんな俺の思いを現実するために力を持っていると言う。最初は小さな森の中であったがそれを俺が広げていっていると言う。森に避難してきた者達を受け入れるために俺が森を大きくしているんだって信じられないだろうそんな事、俺はそんなことはしていないんだから。

だけど、俺は少しだけ思い当たる事があった。困った時に良い案が浮かぶとそれが現実になっていた。

食料不足の時なんかは、次の日には畑に麦や、芋が実っていた事もあった。

まぁ不思議に思ったけど深く考えるのを止めていたな。


俺に頼ってきている者達は、俺に力を注いでいるとも言われて嗚呼そうなんだと妙に納得をしてしまった。

俺は金行員に何でそんな事を知っているかと質問をしたんだ。そいしたらギルバート家は何個もダンジョンを持っていると言われてへッとなってしまった。

ダンジョンの事を一番詳しく知っているのはギルバートのアルフォード様だって言われて今度此処に連れてくるから話を聞いてみてはと勧められてしまった。

えっ、王様だよね。いいのそんなに簡単に出歩いてと思ったけどいいんだろうなと思ってしまった。




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