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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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239話 ガイア大陸国割

各地の反乱軍が王都に近づいてきている。各地で行った反乱軍は王都に集結しようとしている。これはまずはガイア王国を滅ぼしてから各勢力で分割すると言う事になったようだ。

その中にはガイア王国に所属していた領地持ち貴族も混ざっていた。さすがに肩身が狭いのか小さくなっている。

其れでも良き残る為にこの貴族は必死なのだろう。


王都に集結した各勢力は、城へ攻撃を開始していた。城内もこの時ばかりは一致団結しているようで、抵抗が激しかったが、数に勝る反乱軍を前に城は占領された。

城内と貴族街に幽閉されていた元当主などが集められている。そこでガリレオ王国貴族達の復讐が始まった。

両手両足を斬り落とされ生かされたのだ。すぐに殺してしまうには怒りが収まらなったようで、数百人の手足のないもの達が生み出されていた。この者達は王都広場に集められて見世物とされていた。王都民たちはそれを見て恐怖で気絶する者も居た。王都民も奴隷たちを使いっていた者たちであり、復讐の対象となっている事を気づいていたのだ。ガリレオ王国貴族達もさすがに王都民全員を復讐の対象にはしなかった。

王や貴族達の範囲での復讐であり王都民迄はいかなかった。それでも王都民たちは恐れ逃げ出す者もすなくなく。王都民の1割がいなくなっていた。その多くは商家や奴隷商関係の者達であった。


そして各勢力の話し合いが始まっていた。


最初の3か所の反乱を指揮したガリレオ王国貴族達と、ガイア大陸で滅ぼされてしまった国の民、そしてガイア王国貴族で独立を目指したもの達である。

この中で滅ぼされた国も民の数が一番多く。次にガイア貴族達であったが、ガリレオ王国貴族が一番の勢力であり、ガリレオ王国貴族主導で話し合いが行われていった。


ガリレオ王国貴族達は反乱の拠点地を中心に大陸の10分の1を領土とした。ギルバート家も軍港を中心に10分の1の領土を所有することなった。ギルバートとは別にこの戦争に協力したリーフ王国も10分の1を領土としていた。残りの10分の5を滅ぼされた国とガイア貴族で分けることになったのだが、そこで面白い現象にが起きていた、滅ぼされた国の民たちは元王族が生き残っていても国の運営能力も資金もない状態であった。そこでガリレオ王国貴族に婿や嫁を募ったのだ。生き残りの王族や有力貴族の生き残りと結婚して資金調達を計って来た。

ガリレオ王国貴族にとっえまたとない話であるが、一つの国と作る資金など一貴族が用意できるはずが無かった。そこでアルたちの金行が出番となった。


そしてもう一つ重要な案件があった。アルたちが捕虜としているガイア貴族や騎士、兵士たちである。この者達をどうするのかが問題と成っていた。ギルバートで奴隷とする案も出ていたがギルバート自体が拒否したのだ。ギルバートにはゴーレムと言う働きのもがいるために奴隷を使う必要な全くなかったのである。

各勢力は国つくりの為に人が必要になっている。そこでこの捕虜たちを各勢力に分配する事にしたのだが、ギルバート家は条件を出していた。分配する代わりに奴隷の条約を結ぶようにした。その条約とは、この奴隷たち以外は、買戻しが出来るようにした。そして奴隷も人であることを認めろと言う物であった。ガイア王国では奴隷は人ではないのだ、それを人として認めて扱う事にと約束させた。


この奴隷と国割が決まると各勢力は本拠地とする場所へと戻っていった。


そしてアルも軍港を中心とした領地を再生作業をしなければならない、アルたちの領土となった場所には王都も含まれている為にかなりの人口がある。

身分制度の見直しもそうだが、王都民の対応が急務である。王都がゴミの山となってしまっているのだ。

ゴーレムで片付けは出来るが王都民に対してやってやる気にならなかったアルは王都民で清掃作業を行わせる。各街区をを決めて人を出して清掃をさせていく。これが又あ大変な作業となってしまった。掃除の観念が無い王都民たちである。汚い、臭いと文句タラタラで進まなかった。そこで掃除をやらない者は金を出せとなった。結果は王都民達全員が金を出していた。余程清掃作業が嫌だったようだ。


清掃作業の事が一応片付くと今度は身分制度の見直しを行なう。この地をギルバート王国として、当主のレビンではなく次期当主のクリスを国王とした。レビンとクリスが同じ場所にいるよりも別の場所で仕事をした方が効率が良いからである。ハイヒューマンとなり長生きするのだから各自で働けと言う事なのだ。


クリスを王としてその下には貴族達、騎士や兵士、そして平民となる。ギルバート王国では基本奴隷はいないが犯罪奴隷と戦争奴隷は存在する。

そしてガイア大陸唯一の奴隷売買禁止の国となっていた。


王都の半壊したガイア城は、あえてそのままとしている。それは過去を忘れない為と観光資源にする為である。王都の人口が多いために仕事にあぶれてくる者も多くなっている。少しでも仕事を作るが移住させるためにギルバート家は色々と仕事を増やしているのだ。観光地とする案もその一つである、王都の宿屋や食堂を維持するために人を集めなければならなかった。余り廃れさせることをしたくなかったのだ。ギルバートの領地となった事でアルも本腰を入れて開発するつもりだ。

王都のと隣接して新たな城も築く事にもなっている。巨大な城を計画しているがクリスは知らない。

クリスを抜いた兄弟達が計画しているのだ、クリスを驚かしプレゼントするつもりである。


そんな忙しい日々を送っているとアルの元にガリレオ王国の王が訪ねて来た。アルは王様がふらりときていいのかと思ったが、ガリレオ王国は今はそう言う感じになったなと思い出した。


ガリレオ王はこのガイア王国に残り国つくりを行なっている。何しろガリレオ王国貴族が多くいるのだ。広大な領土を得て、貴族家も分家分家出で別れてしまっている。王がいなければ統率が取れないのだった。

王の話は、3拠点で3国作る事になっている為にゴーレムの派遣依頼であった。奴隷もいるがゴーレムには敵わない。24時間働くゴーレムは畑や街道に無くてはならない存在である。

資金の乏しいガリレオ王は、港(2か所)の権利と鉱山(10か所)の権利を対価にゴーレムを手に入れる。これは全てケリーが采配していた。


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