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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
231/255

231話 ガイア王国の実態

アルがジークたちに合流すると現状確認とこれからの対策が話合われる。

ガリレオ王都には数十万の兵がいるために迂闊には近づく事が出来ない。そして肉壁となっているガリレオ王国民の対策も必要である。

ジークを含めガリレオ王国民への被害を少なくする為に対策を考えているが、中々良い案だ出てこない。王都を無差別攻撃すれば簡単なのだが、住んでいるもの達に被害が出てしまう。これではガリレオ王国を取り戻しても王国民の多くが死んでしまう結果となりあまりうまくはない。潜入工作で城を奪う柵も出てきているが、城内の情報が全くない事で難しいと判断されしまっている。

ガリレオ王国民を人質とされている状況で何の対策も出来たいない状態となってしまっていた。



ジーク「やはり、ガリレオ王国民を無視して攻撃しかあるまい。」






そんな決断が下される頃、ガイア王国の援軍がガリレオ王国の沖合まで来ていた。ガリレオ王国の港が破壊され入港が出来ない事を知ったガイア海軍は、ガリレオ王国に近いリーフ王国ギルバート領を強襲して港の確保をすことなった。

ガイア海軍の戦力は、魔道船10隻を含めた60隻の大艦隊である。

主力艦10隻と準主力艦20隻でギルバート領を攻撃する。


そしてギルバート領海を警戒中のワイバーンが大船団を発見た事がレビンとクリスに伝わる。

ギルバート軍の多くがガリレオ王国へ出兵中であり今のギルバート領には大した戦力は残っていない。それでも騎士300、兵士2000ワイバーン隊20個中隊はいる。クリス、レビン、イメルダ。メイヤーのドラゴンがいる事で船を沈める事になった。上陸されてしまっては広いギルバート領の防衛は無理があると判断したのだ。そして実践指揮官にはクリスとなり、レビンが総指揮官として主に防衛の指揮を取る事になった。クリスはレビン、イメルダ、メイヤーのドラゴンを率いてワイバーン隊15個中隊と出撃した。

ガイア海軍主力艦、準主力艦30隻はかなりの戦力出るがそれは船と船の先頭の場合となる。今回の戦いは船対ワイバーンの先頭となるのである。圧倒的に空からの攻撃が有利であり、ドラゴンを含め160体もの攻撃力の前では30隻の船など問題にもならないだろう。


クリスは敵船団を見つけるとワイバーン隊に攻撃命令を出す。ワーバーンと比べるとどんなに高速船でもドン亀のような動きでしかない。大砲で防衛を試みているようだが全く問題がない。そしてワイバーンが急降下して爆弾を落としていく。一つの船に3体のワイバーンが爆弾を落とす。1発沈める破壊力のある爆弾が3発も喰らうのだ船が撃沈していく。


クリスは敵主力艦以外にも敵船団を発見していた、そちらも同じように全て沈めていった。


この60隻の船が沈められた時に運よく小型船で脱出できたもの達がいたが、この者達は海に漂う味方を助けて回るが、行先の無い海を何日も漂う事になる。小型船に繋がれた木の板には多くの者達がしがみ付き、必死に板を括りつけていた。大きな筏を作っている。

そして数日後にギルバートの偵察隊が見つける。ギルバート領まで引っ張り捕虜とした。見捨てる事も検討したが、何かの役に立つだろうとの判断で捕虜とすることになった。

その数は2つの筏に240人もいた。多くは水平であり高級軍人と呼ばれる者達は一人もいなかった。それが幸いしたのだろう。ギルバート領に連れて行かれても皆素直に従っていた。飢えで死ぬよりも助かる方を選んだのだ。


そんな中ガイア王国海軍ではないガイアの商船がこの大船団撃沈の様子を遠くから確認していた。商船は急ぎガイア王国へも戻っていった。



ギルバート領に掴った海軍の捕虜たちの尋問はかなりスムーズに行われていた。多くが兵士以下の者たちであった事で軍事機密のようなものは全く知らなかったが、ガイア王国内の噂話しは多く聞く事が出来た。

ガイア王国は、王国民に対してガリレオ王国を征服すれば多くの奴隷と富が手に入ると宣伝して兵を募っていたようだ。そして土地を分け与え自作農家として独立できると宣伝しているようだ。

それは王国民の絶大な支持を受けていると言う。

ガイア王国は魔道具で100年は他の国より進歩していると言う自負があり、大陸が一つの国となっている事で別大陸の者達を見下している。自分たちが負けるとは全く思っていないようである。

そして奴隷として連れてくる者達は王族の奴隷と貴族の奴隷が人気であり、見世物のようになっていると言う。ガイア王国が統一を果たす時に多くの国が滅ぼされていた。そに時に捕虜として捕まった王族や貴族達は奴隷としてガイア王国の貴族に飼われていたと言う。屈辱的であり。人としてではなくペットして飼われていたと言う。

喋る事を禁じられ、服もなく、排便も全て人前でさせられていたと言う。


ガイア王国では争いも無くなり娯楽として他国の者達を使い。殺し合いをさせたり色々な賭け事にしているようであった。そして今回ターケットなってしまったガリレオ王国だが、ガリレオ王国だけではなくこのフロンティア大陸全体を征服するつもりがあるようだ。まず最初にガリレオ王国を完全征服して足場を作りそこから他国へと進軍するつもりでいたようだ。ガイア王国民の噂では、ガリレオ王国の征服がもうすぐ終わり、リーフ王国への進軍準備をしていると言われてたようだ。

レビンもクリスも無言であった。


レビン達はガイア王国、いや大陸の情報を熱心に仕入れた、元は何処にどの国があり、ガイア王国の元の位置や王都の情報、貴族の名前など知る限りの情報を手に入れた言った。


そしてギルバート家は島を含めてガイア王国の商船を拿捕する指示を出す。

ダンジョン島やホントウ島には多くのガイア商船が停泊していた。その船全てに検査官が入った。そして多くの商船に奴隷として捕まっていた者達がいた。

中にはギルバートの民もいた。驚いたレビンはその者にどのように捕まったのかを訪ねた、その者は商人として取引を行なう予定でいたところを拘束されてしまったと言う。商談で赴いたが商談自体が罠であったと言う。ガイア王国は国として奴隷狩りを行なっているようだ。今回その商人たちを捕まえた事でガイア王国の指示で奴隷狩りをしている事が分かった。



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