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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
221/255

221話 全面対決前

ウォルフ勢力とカイン勢力が拡大している事でトウガ王国が支援を開始している勢力も拡大路線を取っている。このトウガ勢力は、盗賊となっているナポリ民をそのまま取り込んでいる。その為に盗賊たちである支配者がその支配地域にいるのだ。完全に支配者と奴隷の関係が出来上がっていた。

そして少しずつではあるが盗賊の頭が入れ替わっている。トウガ王国の者が支配者の頭に変わっている。

目立たぬように少しずつ変わっている。盗賊の中で気づいて者は殺されていた。

トウガ王国はナポリの民は奴隷として扱う事にしているようだ。その事に気付かない盗賊たちは我が世の春を満喫している。


3つの勢力が戦うことなく空白地帯を飲み込んでいく。

そんな中で飲み込まれていない勢力も存在していた。

カイン勢力が拡大していく中で、取り残されたようにポツンとカイン勢力内で独立を保っている者がいた。この者は、別にカイン勢力に取り込まれることを拒んだわけではなかった。カインが勢力を伸ばしていくとこの取り残された勢力に盗賊たちが近づく事が出来なくなり、平和となっていたのだ。その為に慌ててカイン勢力に加わらなくとも問題ない状態となっていた事でカイン勢力に加わる機会を脱してしまっていた。

この勢力は村を3つ支配している。中の村人たちも守ってもらう事で生き延びていた。盗賊と言われてはいるが比較的温厚なもの達である。


カインの勢力は南の難民たちを全てのみ込み最大勢力となった。難民200万人の内島へ移住した者達40万人と島への移住待ちの者達が20万人となり残りがナポリに残ることなった。カイン勢力は難民140万人とナポリ内から集まった者達70万人の合計210万人となってた。


ウォルフ勢力は、200万近くまでになっている。戦える勢力はそのうちの1万人程度だろう。ナポリ王国では男が極端に少ない。殺されるか盗賊となっているかのどちらかで圧倒的に殺されてしまっている人数の方が多い。ナポリでは多くの者達が殺されている為に男と子供が今極端に減っている。

それに引き換え女性の生存率はかなり高い。多くの女性は盗賊たちの慰み者となっていたが命は繋いでいた。

そして逆らわない老人たちの多くは労働者(奴隷)となっている。高齢者であれば逃げる事も少なく扱いやすい事で盗賊たちが使っていたのだ。

その為に200万人も居ながら戦える者が1万人程度しか集める事が出来ないのであった。

そんな中でトウガ王国が支援する者達は、戦える者達が多くいる。盗賊を生かしている事で戦力を維持しているのだ。それとトウガ王国内からも人が移住している。

トウガ勢力は3万もの戦力が存在している。ナポリ王国内での最大戦力(数)となっている。


そしてウォルフ勢力はカイン勢力と敵対をしていない。ウォルフはロング帝国からカインの事を伝えられている為に敵対行動は一切行なっていない。カインにしてもウォフル勢力の事を聞いている為に態々争う事はしないのだ。そして共通の敵がトウガ勢力となるが、ウォルフ勢力は離れている為にいまだ争いとなっていない。

トウガ戦力もかなり慎重で、カイン勢力に近づいてきているが争いに迄は発展していなかった。だがいつ争いが始まってもおかしくない状態となっている。なにか切っ掛けがあれば、一気に戦いとなるだろう。


此処で一つの情報がトウガ王国に齎されたしれはカイン勢力が見掛け倒しであり、ゴーレム以外に戦力が無いと言う物であった。トウガ王国としてもギルバート家の事は調査をしている、ドラゴンを操り、かなりの強さを持っているもの達と言う情報は知っていた。だが実際にこの目で見た事がないのも事実である。その為にカインの事をかなり誤解している。ゴーレム使いであり、強いだろうが100人で囲んでしまえば殺せるだろうと予想している。強敵はドラゴンでありドラゴンさえいなければ勝てると思い込んでしまっている。トウガ王国もドラゴンの行方を必死に探し散るが、たまに訪れるワーバーンを何度か確認できただけであった。


トウガ王国は、自国の勢力を秘かにナポリ国内に移動させていく。自分たちの勢力にも気づかれないように慎重に移動させる。

トウガ王国軍は義兵軍としてナポリ内に来ている為ナポリ内のトウガ勢力の別動隊となる。本体は大きく動かすことせずに別動隊だけが疲れさせたカイン勢力と戦う作戦となっていた。本体は囮として使い使い潰すつもりのようだ。


トウガ本体が、カイン勢力を挑発を繰り返していく。村に近づきゴーレムを破壊しようと何度も攻撃を繰り返していく。ゴーレムは弓矢などでは傷一つ付ける事は出来ない。ゴーレムを倒すには核の破壊であるが頑丈なゴーレムの体内の核を壊すことはかなり大変だ。ゴーレムを動けなくすれば戦力としては無力化できることでゴーレムの手足をもぎ取れば売コク事は出来なくなる。トウガ本隊は、1体のゴーレムに対して30人程で囲みタコ殴りしてやっと倒せるようになった。

ゴーレム1体を戦闘不能にするまでに1時間も2時間もかかり効率的ではないがこの方法でしか無力化が出来ないためにトウガ本体は地道にゴーレムを潰していくしかない。

今や1万以上いるゴーレムを全滅させることは出来ないだろうがトウガ本体は気づいていない。まぁ上からの指示に従っている為に地道なゴーレム潰しを止める事は無い。


そんなゴーレム潰しが毎日2,300か所で起こるのだカイン達は大忙しとなっている。夜の見回りは勿論昼間でもゴーレムが潰されていくために休む事が出来なくなっている。カインも頭にきているようで、ワイバーンを見張りとして呼び寄せた。空から見張らせ退治する事にした。

ワイバーンが見張りとなるとゴーレムの被害がかなり減って来た。被害地域はトウガ勢力の近くに集中している為にワイバーンたちもトウガ方面に集中していく。

す作戦だウガもワイバーン対策を講じていた。大きな弓をを作りワンバーンを撃ち落とす作戦を練っていた。矢の先には毒を塗り矢で殺すのではなく毒で動けないようにして地上で殺す作戦だ。

双方の思惑は別として、トウガ勢力の消耗は激しくなっていた。戦闘のプロでないトウガ勢力は、ゴーレムに殺させるものが多く、1回の戦闘でで2,3人は死んでいる。それが毎夜各所となれば200人300人となっている。



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