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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
220/260

220話 カイン、ナポリへ行く

カインは、ナポリ王国内を夫婦で歩いている。夫婦で歩いていると色々と寄ってくる者達がいる。盗賊ホイホイのようにまぁこれだかよく集まるのかと思う程に盗賊がやってきている。その盗賊たちをカインは全てを処理していた。盗賊の中には無理やり働かせられている者も居たためにカインは仕方なくその者達は殺さずに放置したのだが、カインの後ろをゾロゾロと着いてきてしまっている。

カインがいくら追い払おうと後をついてくる。

妻のルビーが可愛そうだからとカインをなだめ廃村に集める事になった。

廃村迄ついてきた者達にカインはアイテムボックスから食料を出し料理をさせた。カインとルビーの食事だが、他の者たちにも勿論食べさせてる。

その者達は大喜びで涙まで流している者も居た。カインは付いてきた者達に盗賊内での扱いを聞いていくと、完全に奴隷としての扱いをされていた。カインはじゃぁこの廃村に住まわせることにして家を修繕をさせる。カインのアイテムボックス内には、村の修繕材料と食料が大量に入っている。

カインがレイモンドから受け取った物である。


廃村の修繕工事に勤しんでいると、カインを追ってミールとガイスが合流してきた。カインは、ユウレイとスミスは如何したと聞いてら領地の仕事をさせられていると言われ、カインは聴かなかったことにしている。


カイン、ルビー、ミールとガイスの4人とゴーレムたちによって廃村があっという間に村に変わっていた。畑も復活している多分この村があった時よりも畑は広くなっている。家以外をゴーレムは全て畑にしてしまっていた。

家も新しく建てられたが全て村の外に建てたためにかなり大きな村となっていた。

侵入者対策で塀も作りゴーレムに警備させている。盗賊ぐらいであればゴーレムでも対応が出来るだろう。

カインの目的であるナポリ内に拠点を造り、一つの勢力とする目的は果たされているが、カイン自身がその統領になっている事にカインはまだ気づいてはいない。

ナポリ王国のど真ん中に村を作っているのだ目立たない筈がなく。飢えた盗賊たちはカインの村を襲いにやって来る。その都度警備のゴーレムに撃退されている。やって来るのは盗賊たちだけではない、助けを求めてやって来る者達もいる。だがこの村にも限界と言う物があり、人を収容できなくなっていたのだ、其処でカインは又廃村を復活させていくそしてそこに住まわせる。ゴーレムが畑を修復している為にすぐに農作物を育てる事が出来ていた。収穫までの食料もカインが面倒を見る事でカインの村は笑顔が出る様になっている。そうなるとドンドンと人が集まり出してくる。


カインの村を襲い殺されてしまった盗賊たちが支配していた村もカインに保護を求めてきている。支配されていた村は全てを盗賊たちに奪われていた者達である。


カインもミールやガイスが仕事を引き受けてくれるために気前よくホイホイと安請け合いをしていく。

ミールがいくらいカインに訴えてもカインは、農民が困っているんだ助けると言うだけであった。そういうカイン自身は、食料調達と言って狩りを楽しんでいる。恨み言の一つや、10や20は言っても罰は当たらないだろう。


カインの村に集まってきている者達の殆んどが戦う事が出来ないもの達である。支配者達に奴隷のように使われていた者たちである。カインの所に逃げこんでもカインの戦力とはならない。

そんなもの達でも農作業はカインと比べられない程優秀な働き手となっている。カインの村は戦力はカインとルビー、ミール、ガイスの4人だけだが、農作物の生産者は2000人を超えていた。

|ーーーー|ーーーーーーーーーーーーー|

|    |          |  |

|ウォルフ|          | ト|

|勢力  |          | ウ| トウガ王国

|ーーー |  |ーー|    | ガ|

セ  | |  |  |    |ーー|

ン  |ー|  |カイン|      |

ト  |    |勢力 |      |

王  |    |ーーー|      |

国  |   難民キャンプ      |

   |ーーーーーーーーーーーーーーー| 

         ダレリア王国


カインの村は2000人を超えると難民キャンプに避難している者達が大勢押しかけて来た。難民たちはナポリに住めるのであれば無理して他の場所に住む事はしてくないのが本音である。その立ちに急激に人口が増加していく。2000人が3000人になりすぐに1万にを越えてしまっている。

カインは、中央から南にかけて一大勢力となってしまった。それも戦力は4人のままだ。ゴーレムに各村を守らせているが、人としての戦力は4人であった。


レイモンドも難民たちに移動が出来るように食料を持たせてカインの物へ行くように誘導をしている。ダレリア王国にへばり付かれているこの状況を何とか出来るのだレイモンドも必死だろう。

ダレリア王国の難民キャンプでは島への移住者とカイン勢力内へと戻る者達とで別れていく。

島へ行く者達の多くが若いものが多く、カインのもとへ行く者達は年配者が多くなっていた。

若い層の者達はナポリ王国に見切りをつけているのもが多く新天地で農地を貰い平和に暮らしたいと言う物が多い。島の情報を公開して勧誘している事も大きい要因になっている。


カインのもとへと言うよりもナポリ王国に留まる者達は、死ぬのならば生まれた場所でと思う者たちであった。先の短いもの達は、やはり生まれ故郷を愛しているのだろう。


そして年寄りばかりが集まってきているカイン達はかなり大変になっている。ゴーレムフル稼働でやっと食べて行けるだけであった。それでもカインのもとへ集う者達は不満を言う事は無かった。

難民としての暮らしなどとは比べられない安心感があった。家があり目の前には畑が見える、この光景は農民にとって安心と安らぎを与えていた。

偶にゴーレムが美しい光景を邪魔をしていたがそれはご愛敬だろう。


カイン勢力とウォフル勢力、そしてトウガ王国が支援を行なっている勢力の3つが大きな勢力となっている。他にも小勢力は無数に存在してるがいずれは3勢力に飲み込まれてい行くだろう。










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