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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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216話 俺はウォルフだ

俺の名前は、ウォルフだ。ナポリ王国王都に住んでいる。まぁ家はないけどな、スラム街の一画に仲間と一緒に暮らしているんだ。

今この王都では大人たちが争っている食料の奪い合いだ。

俺達はこの王都を出ようと計画をしてるんだけど、少しでも食料を確保するために商家に忍び込んでいるんだけど何もなんだよこの商家大丈夫なのか。盗みに入って言うのも変だけどこの店終わってんだろう。


俺には仲間が20人はいる。みんな子供だけどいい働きをしている。まぁ盗みとか盗みとかだけどな。

盗まなきゃ飢え死にだ。今じゃ誰も恵んでくれないんだ。盗んでも生きなきゃな。


そんな俺たちは食料の無い王都を離れて山の中に入ってた。今じゃ山の中は安全になっているんだ、以前は魔物がいて危険だったんだけど食糧難になってきた時に騎士や兵士が魔物を狩って食料に変えていたんだ、そして魔物もこの山じゃ少なくなってきている。それで俺たちが山に入ってきたわけだ。山には木の実や果実もなっている。何とか生きていけるけど全然足りないんだ。弱い魔物であれば俺達にも狩る事が出来るし、罠を仕掛ければ安全に狩りが成功している。生きるためには人殺しでも何でもやらないとな。


俺達は山の中で半年過ごしていた。もうかなり慣れてきている。家も簡素だけど2棟も建てた。水飲み場も作ってみんな大喜びだ。

俺の所に偵察隊が帰って来た。何でも近くに隠れ村を見つけたんだと言っている。それで偵察の者達に村で何か買えるか聞いてみてきてくれと頼んだんだ。そしたら麦と果実が交換できた。


俺達は其れから何度か取引をしていた。そんな時に村に盗賊が現れたんだ、俺たちはその盗賊を撃退した。えっ何で子供が盗賊を撃退できるかって、それはな俺達には秘密兵器があるんだよ。何と魔法使いがいるんだ。そいつは何か付与魔法とかいうやつで人を強くしてくれるんだ。身体強化と言うやつを俺たちにかけれくれるんだ。そいつ自身は強くないんだけど人を強くできるんだ。凄いんだぞ。


村を守った事で村から信頼されたんだけど、これからも守ってくれと頼まれてしまった。んーーー困った。自分たちの事で一杯一杯なんだけどなー、でも村には色々と交換できるものが有るしと思っていたら村の偉い人が俺達にこれが依頼料と言ってスキルオーブを一つ持って来たんだ何でも槍のスキルと言っていた。

一つだけだったんだけど俺が使う事になった。それでスキルを身に着けると仲間の付与魔法の事が分かったんだ。身体強化の付与魔法を俺たちは何度もかけて貰っていた。それでもう感覚を覚えていたんだ。槍のスキルを貰ってスキルが体内に入って時に身体強化一緒に取れてしまったんだ。

俺はみんなにその感覚を伝えて、何度も何度も身体強化を付与してもらった。その内に仲間の中で身体強化が出来るようになってきた。もうみんな大喜びだよ。

一人できるようになると次々と出来る仲間が増えていく。そいつも付与をもっと増やすために魔法を研究し始めたファイヤーボールとかファイヤーボールとかだな。


身体強化だけでも普通の大人なら2,3人いても倒せるんだ。俺達20人は村を守りながら訓練をしていった。

そんな時に村の偉い人が又来て今度は、隣の村も守っくれと頼まれてしまった。隣の村って歩いて1日もかかるんだぞ。

でも対価として麦をっくれると言うんだ、勿論即OKしたよ。麦だよ麦、パンのを食べれるんだよ。もう最高だよ、俺達にパンなんて夢の又夢なんだよ。


俺は仲間を5人のグループで4つに分けたんだ。狩りをするグループ、村を守るグループが二つで入れ達の拠点で仕事をするグループだ。村を守るグループは拠点と村をグルグル回るんだけど狩りも同時にやってもらう、食べ物は見逃さないんだ。


でも最近は盗賊が増えてきているんだ。三日に一回は盗賊が現れるようになってきた。それも新しく守る事になった村にだけ現れる。まぁ最初の村はみんな場所を知らないんだろうと思うけどな。

こう何度の現れると常駐する事になった。俺たちの拠点が村になったんだ。見回るよりこの場にいたほうが楽だしな。村人たちもその方が安心すようだった。厳つい男達じゃないからかみんな歓迎してくれたんだ。俺達孤児としたらスゲー嬉しかった。歓迎されるなんてなかったからな。

それでみんなが張り切って狩りとかやっちゃったよ。

肉を食べたいこともあるんだけど。俺たちは狩りしかできなかったんだよ。

村からはパン、俺達からは肉の提供となって村人たちもかなり肉付きが良くなってきた。やっぱり肉の力は凄いね。


それで村を襲ってくる盗賊をばバンバン片付けていると近辺の村から偶に応援要請が来るようになっていった。余り遠い村は行かないけど近場の村には見回りをすることになった。各村も盗賊対策で監視を強化しているんだ。監視達が盗賊が近づくと狼煙が挙るようにしていて俺たちが駆け付けるという訳だな。これがかなり大変なんだ。二日に一回は狼煙が挙るようになってきている。この国大丈夫なのかと思ってしまったよ。それであの偉い人に聞いたら、無言だったよ。


俺達がいた森の中の拠点に王都から何人か俺たちを追ってきた者達がいた。偵察に出た仲間が拾ってきたと言った方がが早いんだけどな。

王都のスラムに居た者達だ。俺たちが何とか食べる事が出来ると聞いていたようで、働くから食べ物をくれと言ってきた。まぁ今は少し余裕があるから森の中の拠点で狩りをさせて鍛える事にしたんだ。だけどこれが失敗だった。とんでもない人数になってしまった。

スラム街の情報通を甘く見ていたよ。スラムの人間が次々とやってきてしまった。

その数90人もいた。もう呆れたね。子供15歳以下が30人、年よりが60人働き盛りが0人だよ。

どうすんだよ。

俺達は森の拠点で身体強化を生かして開拓をした。木を伐採して農地に変えて年寄りたちに畑仕事をしてもらう。麦じゃなくてジャガイモを植えてもらうんだ。これが救済食物と言う物らしい。よくわからいけど村の人たちが言っていた。あの人たちは信用が出来る。いい人ばかりだ。

そんな中でスラムからの子供たちから10人使える奴に成って来た。他数人ももう少し鍛えればかなり使えるようになるだろう。

戦える者達が今は35人までなった。ほぼ毎日現れている盗賊ももう問題なく倒すことが出来るようになっている。

そして俺は大きな転機を迎える事になった。

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