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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
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206話 戦争準備

サンストクの計画は極秘に進められている。

だが極秘とならなかったサンストク貴族が、得意となってトリック領への進軍を言いふらしていた。

商人の耳に入ればそれはもう極秘とはならない。噂はトリック領に迄届きトリックは対策を進めていく。


ミステリア王国もこの噂を知ることなり王はある計画を立てた。サンストク王国がトリック領に侵攻した場合は、サンストク王国に対して宣戦布告してミステリア王国はサンストクに侵略すと言うもであった。ミステリア王はトリックに援軍は送るつもりはない。自国の領土を広げる事が目的であった。トリックが負けるとは欠片も思っていないのだ。


サンストク王国は、トリックとの戦争はあくまで内戦であり、国内の問題として押し通すつもりであり、もし他国が何か言ってきても内政問題として押し通すつもりであった。王も貴族達もトリックが両属であることをすっかりと忘れてしまっていた。トリックがサンストクよりであったことが原因であった。


そして極秘に進められていた。サンストク軍の編成がやっと終わった。全国の貴族が精鋭?を王都に集めトリック軍へ向かうのだ。サンストク王国軍、総勢5万もの編成となっていた。

この5万の軍編成は王国軍が1万、貴族軍が4万となっている。貴族達は戦勝後を見据えての軍派遣だ。

勝つと疑う事を知らない貴族達は、自分の持てる兵の大半を差しむけていた。



トリックは、領土堺の防壁の上に立っていた。この防壁はゴーレムの涙ぐましい働きの結果である。24時間休むことなく働き何とか完成したのだ。

そこに弟二人が近寄って来た。


次男「兄上。」

トリック「何だ、メリックか、おっエリックも一緒か。」

3男「俺も戦うよ。」

トリック「エリックは戦わなくても大丈夫だよ。俺とメリックがいれば今回は勝てるしな。」

3男「えーーー戦うよ。だって折角ハイヒューマンになってワイバーンも乗れるんだよ。騎士より強くなったし。人も殺せるし、この間だって盗賊を討伐したし探査して魔物をころしたんだ、後はえーーーっとサンストクは敵になったんだからこれからも戦いがあるじゃん、だから勝てる時に初陣を済ませないといけないでしょう。」


3男のマシンガントークに兄二人は呆気に取られていたが。いち早く復活したトリックが、まぁ仕方ないなと納得してしまった。3男はまだ11歳である。


トリック陣営の戦力は、兵は4000,ゴーレム部隊500体、ワイバーンは12体でトリックは飛竜(1体)となっていた。

兵4000の他に騎士が45人いる。この騎士たちはスキル持ちだ。身体強化と剣と槍が基本だが、それ以外もスキルを持つ者がいる。縮地や鱗、弓、防壁等のスキルは各自違う。


トリックは、地上の指揮は自分が取り、ワイバーンを弟のメリックに任せる事にしていたそこに10歳のエリックを押し付ける。

理由としては上空の方が安全であり、メリックがいるので安心だと伝える。メリックも弟の事が心配であったために引き受ける事になった。

11歳のエリックはかなり暴走気味であったがトリックは見なかった事にしている。


トリックの今回の戦いは防衛戦となる。防壁の上から兵士たちに弓と石投げてうち漏らしを狙わせる。

防壁の外にはゴーレムを配置してトリックが泥沼で動けなくなった敵兵を棍棒で撲殺させるためである。


敵兵が5万と言う大軍でるために、最低でも5つに分かれてくるだろうとの予測で、二つはトリックが相手をする。3つ目はワーバーン隊が相手を、4つ目はトリックの飛竜が受け持ち、5つ目は放置となった。どうせ一番後ろから来る軍団は戦闘に参加しないで撤退すると考えていた。


そこにある一人の男が現れる。いや正確には男の後ろに5人の男女もいる。

その男はアルの書状を持っていた。この戦いに義兵として参戦するつもりなのだ。トリックはアルの書状を読んでいくうちに顔が歪んでいく。


その男はニコニコしていた。


トリック「アル様からの書状は拝見しましたが、いいんでしょうか。」

カイン「心配すんな、本当は俺一人で来るつもりだったんだけど、こいつらが勝手についてきたんだ。」


そうアルの兄であるカインが参戦してきたのだ。カインは商人からサンストク王国がトリック領へ進軍する事を知った。アル関係という事もあり一応アルに参戦す事を告げたのだが、其処で一悶着が起きてしまった。カインを追って家臣たちが追い付いてきた。普段であればカインに追いつくとはなかったのだがアルの所に寄った事で追いつく事が出来た。

そして家臣たちも参戦する事になったのだ。カインの妻のルビー、家臣のミールとガイス、コウレイ、スミス。

アルも苦笑いをしていた。カイン相手に苦労しているんだなと同情していたのだが少し違っていた。カインの家臣たちは戦いたかったようだ。このところギルバート家は戦っていないために、戦場を求めてここまで来たようであった。


アルも折角来たのだから戦わせるようにしてあげた。カインに書状を書き、義兵としての参戦できるようにしたのだ。


そして今の状況である。


カインは、積極的に戦うつもりのようで。カインを含めて6人で敵の軍団一つを受け持つと必死にトリックに頼み込んでいる。リーフ王国候爵の子とは思えない光景であった。本人は子爵である事と家臣たちも全員が爵位持ちであるのに皆が必死て頼み国光景は異様であった。


トリックも一つ敵の軍団が放置される予定であることからその軍団を相手にしてもらう事にした。カイン達はドラゴンに乗ってきている為に過剰戦力と言えた。

カインがドラゴンは攻撃は無しだと告げると、カインのドラゴンのクロウがカインの頭をガブリと加えて振り回している。トリックたちは慌てて助けようとしたが、その場にいる家臣たちは指を指して笑っていた。

これがカイン達の普段の光景なのだろう。

ドラゴンのクロウがカインを離すと、カインは苦労に誤っていた。そして相手にする敵の軍団でトリックの飛竜が相手にする敵にカイン達のドラゴンと飛竜が参戦する事になった。トリックの飛竜は縮こまてってしまっていた。先輩飛竜とドラドンには逆らう事が出来ないようだ。



トリックがカインにドラゴンと話が出来るのかと問うたが、カインはなんとなくわかると言っただけであった。


そして愈々接戦の時が来た。

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