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俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
200/256

200話 テトラ王国

アル「待つだと、もう10年の前の事だろう。何を待つのだ。」

王「・・・・まだ貴族達を処分していない。」

アル「まさか王ともあろう者が元ミステリア王国との約定を破っていたのか。」

アルは盛大に驚いた振りをしている。

王「や約定を忘れていた訳だはい。貴族達の処分はいまだに検討中なのだ。」

アル「ほーーっ、ではその貴族達をこの場に呼んでもらおうか。私も質問したい事があるのでな。」

王「・・・・・・」

アル「呼ばないのであれば私自身が赴こう。では」

王「ま、待ってくれ今すぐ呼ぶ、」

王は指示を出すが貴族達は動こうとはしなかった。何故ならばその貴族達の多くはこの場にいるからだ。


アルは苛立っていたテトラ王国がかなり腐敗している事を知ったからだ。


王はアルにkの場に少女を自殺に追い込んだ者がいる事を告げる。そしてその者達をアルのままで連れてこさせる。


アルの前に連れてこられた貴族は16人いた。みんな顔面蒼白となっていた。

アル「この者達の処分は処刑か。」

王「・・・・・まだ決まっていない。」

アル「王よ、貴族を処分する気は無いのだ。」

王「・・・無かったが、今から処分をする。」

アル「ではこの者達は全て処刑だな。他の者たちも同じでいいだろう。それと貴族達には爵位剥奪、財産没だ。」

王「待て、何故、アルフォード殿が決め行くのだ、処分はテトラ王国が決める。」

アル「私が決めている訳ではないぞ、テトラ王国が決めた事を言ったまでだ。」

王「?」

アル「元ミステリア王国貴族に対して処分した内容だ。皆平等なのだろうそれなら処分も同じなはずだからな。」

王「・・・・・・」


アルは16人の貴族達を見回していく。もういい年のものたちばかりであった。アルは何故少女を自殺に追い込んだと質問をした。貴族達は俯き答える者はいない。

アルは1人目の首を撥ねた。


「「「「「ヒィ、」」」」」


そして二人目の首もはねた。


「「「「「ひぃー」」」」」


王「まま、待ってくれ。この場で後で処刑場で頼む。」

アル「あー処刑場があるのか先に行ってくれ、テトラ王国には処刑場が無いと思ったぞ。10年も処刑しない国だからな。」

王「あアルフォード殿、解決案があるのだろう。言ってくれ。」

アル「ないな。全て平等とするために私は完全な調査を行なう。そして平等に反していた者があればすべて処分する。それが少女が望んだことだろうからな。」

王「待ってくれテトラ王国が潰れてしまう。待ってくれ。頼む。」

アル「約定を反故にしたのはテトラ王国だろう。仕方のない事ではないか。」

王「・・・・・・・」

アル「では仕方ない明日もう一度は話しをする。それまでに少女を自殺に追い込んだ者達をこの城に全員連れて来い。ドリス・カーレン、元王の子孫侯爵も連れて来い。それと元ミステリア王国貴族達も一緒だ。」

ド「はい。」



誰もアルの言葉に誰も口を挟む者はいなかった。





そして翌日アルは再び王城に居た。



テトラ王国貴族が多く詰めかけていた。国の一大事と言う事もあるが、テトラ王国内で力を持っている者達が処刑対象となっている事でテトラ貴族の者たちは後釜を狙っているようだ。


そしてミステリア王国貴族の証言と過去の擦り合わせっが行われていった。それはもう酷いものであった。元ミステリア王国貴族達はテトラ王国にいいように使い潰されていた。その10年は特に酷く貴族位剥奪や領地の没収が横行していた。特に虐めていた貴族達の関与が多く。一度味を占めた者達の行動であった。

擦り合わせも終盤に差し掛かると、罪のない貴族はほんの一握り迄なっていた。


そしてテトラ王も貴族達と同じく処分対象となってしまった。


王「何故余までが処分されるのだ。」

アル「聞いていなかったのか。少女が王に訴えていたのだろ。」

王「・・・・・・」

アル「少女は細かく記録を残していたよ。全ての名と何を少女にやったかをな。」

王「・・・・・・・」

アル「この国はもう駄目だな。これだけ処刑したら貴族は残らないだろう。」


アルは貴族を背にしていた。その事で貴族はチャンスと思ったのかアルに斬りかかった。アルは気づいていただあえて斬られることにした。

アルの肩に剣が触れるが剣を弾き飛ばしていた。普通の服装であったアルには傷一つ付ける事は出来なかった。斬りかった貴族は驚きで剣を床に落としてしまった。ガシャン。


貴族「ばっ化物か。」

アル「化物じゃないな。ただ鍛えているだけだ。お前ごときの剣で俺に傷をつける事は出来ない。死ね」

スパッ。

アル「これは宣戦布告でいいかな。」

王「・・・・好きにしてくれ。余は処刑されるのだろう。どうでもいい。」

アル「随分とあきら間がいいな。」

王「ギルバートに逆らえるか。殺されるだけだ、どうせ死ぬのならは痛みがなく死にたい。」

アル「よかろう王として毒杯で自害だ。だがいいのか次の王がお前の跡を継げば同じように処分されるぞ。」


王「何、ききさままさか王子迄殺すつもりか。」

アル「当たり前だろう。100年以上前の約定だ、次の代に引き継ぐことは当然だろう。」

王「・・・・・・戦争だ。受けて立つ。」

アル「受けるか、ならば兵を集めるんだな。この者達も戦となるのならば死に花を咲かせたいだろう。今罪人となっている者達も連れて行くが良い。」

王「・・・あっいや、待ってくれやはりだめだ。戦争は出来ない。テトラ王国は潰せない。」

アル「煮え切らないなー、王よハッキリしろ。」

王「・・・・・・」


アル「王よ、戦争も出来ない、処刑は痛いのは嫌だ、貴族は処刑で構わないと随分と自分に甘いな。王の毒杯は許可しようではないか、それでもテトラ王国を残したいか。」

王「の残せるのか。」

アルは一人の男を見つめる。

アル「侯爵、どうだ元のミステリア王国を取り戻すか。」

侯爵「是非、取り戻したいです。」


アル「どうだテトラ王国とミステリア王国を元に戻せ、そうなれば王子や他の者たちは生きていけるぞ。」

王「あアルフォード殿、もう、もう一声だ。余は生きたい。」

アル「それは無理だろう。」

侯爵「いいですよ。条件を飲めば生かすことはしましょう。」

アルと王、貴族達が一定に侯爵を見る。


侯爵「テトラ王国はミステリア王国と別れます。その時に王や貴族の方がたの命に値段をつけてください。自分の命の値段です。そしてこの値段を公開します。金貨1枚でも自分で決めた命の値段です私はそれで納得しましょう。」







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