表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺死んだのか、2回目の人生始まる。  作者: 只野人
2章 激動の時代
197/307

197話 俺の戦略

俺の所に、商人たちと隣地の領主が集まっている。商人たちは武器や鎧などの査定の為だが、隣地の領主たちは俺が100人ものテトラ軍を打ち破った事で、俺に助力をお願いに来ているんだが無理だよ。

俺の村には、そんな余裕はないんだからな。と幾ら説明をしても領主たちが引かない。


俺にも少しだけ野望もある。騎士爵じゃなくもっと上を目指したいせめて男爵、いや子爵ぐらいにはなりたい。

そんな俺の野望もあって、近隣の領主たちに守ってやるから俺の下に着けと言った。俺の領地の両隣と後ろの領主が俺の下に着いた。要は寄り親となったんだな。たかが騎士爵が寄り親って笑ってしまうだろうが、こんな国境付近じゃなけりゃ在りえない話だな。


寄子となった領主たちに兵を30人ださせた。その兵士たちを訓練して鍛えるんだ。俺の所と合せて200人の精鋭兵を作り出す。それを活用していく事にした。

訓練をしていると、又テトラ軍がやってきた。今度はは俺の村じゃなく隣の領地だ。


俺は直ぐに兵士たちと隣の領地に赴き、防衛陣を敷く。

テトラ軍は、俺がいるとは思っていなかったようで、500人で村を攻めて来たが、俺が魔法を放ち泥沼化した土地で身動きが出来ずに多くの捕虜を獲得していった。何でも捕虜は直ぐに売れると言うではないか知らなかったよ。そんなにすぐに売れるなら捕虜にしとけば良かったよ。

そして捕虜は隣の領主に全て預けて俺は兵士たちの武器類を持って帰る事になった。武器類だけでもかなりの儲けになるんだよ。


そうこうしていると前に攻めて来た軍の捕虜買取の使者が戻ってきていた。

使者のいうには、捕虜を買取金額は金貨2000枚だそうだ。2000枚も出すのかと驚いたが普通はもっと高額だと言われた。貴族ならば50000枚、位の高いものであれば1万枚もざらだと言われてしまった。この貴族家では必死で集めた金が2000枚しかできなかったようで、使者はお願いますと必死に頼まれたようだった。俺はこんな事に時間を割いてはいられない。金貨2000で承諾した。一人2000枚何だ。1万6000枚の金貨が俺の所に入ってくるんだぞ。捕虜なんてまた捕まえればいい事だ。

金の成る木を見つけたような気分だぜ。


そしてテトラ王国との争いは続いていった。1年の間に3回もテトラ王国からの攻撃を受けていた。そのすべてを俺は撃退したことで、サウストク王国は俺を男爵としてくれた。そして男爵となった事で領地も増やしてくれていた。隣地の領地を増やすために両隣りと後ろの領主は移転となった。なんか俺から寄子を離すような作戦かと思ってしまったのは俺だけかな。

俺の領地はテトラ王国から見ると一番攻めやすい場所のようでサウストク王国への攻撃は全て俺の領地に集中してしまった。もしかして俺は貧乏くじを引かされたのかなと思ったが戦えば武勲も挙げられると逆に喜ぶことにした。そして俺は元の騎士爵位を弟へと渡し俺の真後ろの領地も同時に渡した。

正式に分家を興して俺の寄子としたんだ。まだ小さい弟も一人残っているからそいつにもいつか爵位を渡してやりたい。もっと武勲が欲しいなぁ。


サウストク王国は俺にテトラ王国への進軍は認めている。まぁ認めなければテトラ王国の国境線を認める事になってしまうからな。攻撃して手Tら王国を押し返せと言ってきているぐらいだ。俺も戦力があれば押し返したいとは思っているんだがな、でもそれはいずれ出来る金が入れば兵を雇って攻める事が可能になるんだよ。捕虜君、早く金を持ってきてくれよ。


俺が捕虜の金を待っている時に捕虜の一人が俺に話があると言う。俺はその捕虜を執務室に呼び出し話を聞く事にした。

その捕虜は、元々のテトラ王国の者ではなく、テトラ王国がかつて侵略た国の生き残りだと言う。自分はテトラ王国内に領地を持っている国境沿いだが今回の話では重要となると説明をしていた。その貴族は俺の下に着きたいという。理由としては俺が強いからだ。俺に従えばもっと領地を広げる事が出来、テトラ王国への復讐も出来ると訴えている。

俺は少し悩んだ、だってそうだろう。普通裏切るかテトラ王国の貴族だったんだ、いくら元の国が侵略されたからって今まで所属している国を簡単に裏切れるのかと思ってしまったんだ。

だけどそれは俺が間違っていたようだ、侵略された国の恨みは100年たっても忘れてはいないようだ。この貴族の者の他にも幾人かが元王国の生きの頃だそうだ。その者達もこの貴族が戻れば必ず説得すると言う。俺はもう一度考えた、これがもし成功すればテトラ王国はかなりのダメージを与える事が出来る。そしてテトラ王国の領地も手に入れる事あ出来る。それもかなりの広範囲が領地となる事が予測できる。今回の捕虜8人の内、8人全てが領地を持つ一族で領主は4人いる。そしてこの領地に兵が少ない。雇い兵も多く混ざっていたが、領民兵も多くいたのだ領地には戦える者が少ない事が分かっている。攻めるならば今この時にしかないだろう。


俺はこの貴族の話に乗る事にした。万一の事があるかもしれないために俺の弟は待機とする。

もし俺が死ねば弟に守ってもらわないといけないからな。


その貴族と俺は計画を練っていった。捕虜の者達が帰国してからの行動に移す。何故ならば捕虜から金と貰い兵を雇ってから出ないと兵がいないからだ。それに捕虜の貴族達は捕虜解放の報告を王都まで行かなければならないようで、領地をからにすることが分かったからだ、この捕虜たちの多くは国境に近い場所に領地を持っている。占領するにはやり易い場所と言える。


テトラ王国貴族達からの買取の金が届いた。俺は金を受け取り捕虜を解放した、もちろん俺に話を持って貴族も解放した。

俺は急いで雇い兵を集める。サうストク王国王都から大勢の兵士が俺の領地までやってきた。その数2000人だ。1万6000の金貨でならもっと雇えたが、兵站の事を考えて2000人にとどめたんだ。

今養える最大限の兵力だ。2000人を20の組に分けていく。1隊100人構成にしていく俺のやり方だと100人で1隊が一番効率がいいように感じている。感は大事だからな。


そして俺は、2200の兵を連れて静かに進軍をしていく。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ